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丸山茂雄の丸山ワクチンでがん治療・がん予防 RSSフィード

2011-01-29 お医者さんは科学者であってはならない

「お医者さんは科学者であってはならない。」

「お医者さんは科学者である。」と普通は お医者さん当人は疑いもせずに

そう思っているし、世間もそのように思っています。

しかし お医者さんは本当に科学者なのでしょうか。

科学者だとすれば「科学者とはどういうものなのか」をまずお医者さんに

自分で定義してもらいましょう。

医者でもない私が 「科学者とは」と定義し あなたは科学者ではないなどと

お医者さんに向かって言おうものなら 全医師から攻撃を受けてしまいますから

自分で定義してもらい 自分がその定義に合っているかどうかを自分で検証してもら

おうということなのです。

そうして お医者さんが 自分の考え方、やっていることが自分の作った

科学者の定義」に合致していれば取りあえずは科学者だし もしずれていたなら

「そもそも自分は何なのか」を考える必要が出てきます。

私達は普通の生活をしていますから 「サラリーマンとは?」といったように

自分の職業をいちいち定義づける人はあまりいませんが お医者さんに限らず 

政治家や 公務員や 大企業の社長を含め結構いつも偉そうにしている人達も 

時には自分の職業を自分で定義して 自分のしていることがその定義にあっているか

どうかを再確認したほうが生きていく方向を見失わない為に、必要かもしれません。

で、話を元に戻すと、お医者さんは普通自分のことを科学者だと思っています。

どうしてそんなふうに思っているかと言うと、大学医学部受験の時の受験課目が

他の理科系の課目と同じだったからというのが主たる理由だったのではないかと

思うのです。(笑)

文系の受験課目に比べると 数学と理科の比重が高いのです。

最近までの医学部へ入学するための偏差値理科系のなかでも圧倒的に高いので

医学部の学生は入試の成績を基準にして、もしも、自分が理科学系の専門課程に

進んだとしても ちゃんとやっていけるという自信がありますから 自分と同じ

受験課目で入学した自分よりやや偏差値の低い理科系の学生が科学者

なれるのであれば医学部学生の自分も科学者の一人として登録されても

おかしくないと思っているのでしょう。

しかしながら 医学部学生は入学6年後に医師国家試験が待ち構えているのですから

激しい大学入学試験を突破した後直ぐに、医師国家試験突破のために準備に

入ります。

医大の教育カリキュラムがどうなっているのかはよく知りませんが 少なくとも

医師国家試験を通って医師になるためには 間違いなく膨大な量の医学知識を

暗記しなければならないでしょう。

そういうカリキュラムの中で 科学者になるための教育が一方でなされるわけが

ありません。

間違っていたら「ごめんなさい」なのですが、私はそんな風に思っています。

医師になるということは一方で科学者になることをあきらめるということ

になります。

勿論 医師国家試験を無事に通ってめでたく医師になった後 進路を変えて

生化学等の科学系研究室に入って 科学者になり立派な業績をあげておられる医師

何人もおられます。

しかしそういう科学者は 元医師であって 現役の医師であってはこまります。

勿論医師資格を持っていますが 科学者医師とが一人の中で両立するとは考えられません。

科学者になったら ヒトを救うという欲望を封印してもらわないと 危なくて

しょうがないと思うのです。

科学者はヒトの持っている事実を知ればそれで十分な筈です。

科学者が扱う生物学における「人」を私はヒトと表記します。

医者が扱う「人」は患者です。

科学者が事実を解明し 更に手柄を求めてヒトを救おうとしても科学者としての

本能はどうしてもヒトとモルモットを区別できなくなりますから とても危険です。

ですから 人を救うのは医者でなくてはならないと思うのです。 

今日 新聞報道によれば 肺がん治療薬「イレッサ」の副作用をめぐる訴訟

国とともに 被告になっているアストラゼネカ社は 大阪東京両地栽の和解勧告を

受け入れないと両地栽に回答したそうです。

製薬会社が 新薬を開発し発売の認可を取るためには 国の承認を取らなければ

なりません。

国の承認を取るには何段階もの関門がありそれを一つずつクリアしていき

最終段階の臨床試験でいい結果がでれば 認可がとれます。

イレッサは分子標的薬と呼ばれる新タイプの薬です。

新しい薬の開発は100%、科学者によって進められます。

薬の開発が終了して認可を取るための申請の段階で初めて医者が関与します。

薬の認可をとりたいのは 開発を主導した科学者であり 製薬会社です。

この人たちに巻き込まれる形でお医者さんは治験に協力しています。

お医者さんは患者を救うのが仕事だと理解なさっていると信じてはいますが

お医者さんが治験を請け負うと お医者さんの気分は科学者になってしまい、

患者を診るというより ヒトを観察するようになってしまうのではないかと

私は疑っています。

今回、イレッサ副作用をめぐる訴訟で 東京大阪地裁が出した和解勧告に

医療現場が反発し、国立がん研究センターの嘉山孝正理事長が記者会見をした

記事内容を読んでみると 科学者と医者の区別があいまいですし ヒトと患者の

区別もあいまいです。

医師側は 800人を超える被害者を出してしまった治験体制を検証し

再発防止を考えるべきでしょう。

しかし新聞報道によれば嘉山孝正理事長は「副作用発症の予見はきわめて困難だった。」

と主張しています。

私は科学者が ヒト800人の副作用死が出たことにそれほどショックを受けていないことは有りうるな、と思っています。

しかし お医者さんが800人超の患者の死者を出したことにショックを受けずに「予見は極めて困難だった。」と言い切ることには驚きを隠せません。

悪気はないのでしょうが あきらかにお医者さんが医療の進歩・発展・向上を目指す

科学者モードになってしまっているからだと思うのです。

普通のがん患者は 自分の主治医は自分のがんの治療を最優先に考えてくれている

医師だとおもっています。

ところが主治医医学の進歩のために データを取るための対象としてのヒトを

モルモットをみるように観察しているのだとすると 患者があまりに可哀そうです。

患者がお医者さんに期待することは 自分の現在の状況を少しでも改善してくれる

医療を施してくれることです。

患者は将来の医学発展のために働くお医者さんを求めているわけではありません。

* 

お医者さんは科学者であってはならないと思います。

2011-01-20 がん 生と死の謎に挑む

立花 隆・NHKスペシャル取材班 「がん 生と死の謎に挑む」 文藝春秋社刊

立花隆さんが NHKのスペシャル取材班・岡田朋敏(ともはる)ディレクターと

2009年11月23日に NHKスペシャル「立花隆 思索ドキュメント

がん 生と死の謎に挑む」 という番組を作り放映したのですが その番組は

とてつもなく質の高い内容と量の取材をしていたので その後 2009年

12月27日 28日 29日の3回に分けて BS1の枠で 

がんの謎にさらに突っ込んだ番組が作られ放映されました。

取材の対象は世界中のトップクラスのがん研究者ですから 普通の

アプローチでは近づく事の困難な研究者達ですが さすがにNHKの

取材班ですから取材に成功していて 世界のがん研究の最先端

私達は番組を通して知ることができました。

立花隆さんは この番組の企画意図を「がんの本質を考えるときに一番

大切なことは何なのかという、がんの本質論基礎編を描く。」ことに置いた

そうです。

「がんとはそもそもいかなる病気なのかというがん本質論」に真っ向から

取り組んだ番組であり この本はその番組のメーキング・オブです。

この本の結論を始めに一言で言ってしまえば「がんのすべては遺伝子

通して理解する。」ということです。

がんの最先端を理解することに一番欠かせないのは「がんが細胞の病気であり、

遺伝子の病気である」ということを出発点にしなければならないのだそうです。

立花隆さんの言っていることはわかるのですが、困ったことに私の持っている

遺伝子」という単語のイメージが古すぎて 話の展開についていけないのです。

私の年頃の人間は「遺伝子」といえば 「メンデルの法則」が頭に浮かび

次にメンデルがやったといわれている「エンドウ豆」の実験が思い出され

さらに3対1の法則に行きつきます。

しかしこの遺伝子と 立花隆さんが取り上げている遺伝子とは全く違うもののようで、

細胞、核酸、塩基、DNA、RNA、ヒトゲノム、遺伝暗号、といった

その他無数にある専門用語が がんの最先端研究の理解を難しくしています。

まあ、患者の私が がん研究の最先端を理解できなくとも何の問題もないのですが

がん患者を診てくれている臨床医の皆さんが最先端を理解できているとも思えません。

なんでそんなことを言い出すかと言うと 長年会社経営をしていましたから

数多くの新技術をつかった新事業の立ち上げにかかわりました。

新事業を立ち上げるのですから数多くの会議が招集され熱い議論が戦わされる

のですが 私は技術に疎い文化系なのでその新技術に関する初歩的な質問をしても

恥ずかしくありませんから平気で初歩的な質問をします。

そこで判ることは 技術系出席メンバーの少なくない人たちが新技術について 

必ずしも深く理解していないこと あるいは全く判ってないことが判明することが

よくありました。 

どうしてそんなことが起こるのかと言うと旧来の技術を使っていた技術者が 

その使い勝手の不自由さをなんとか改善しようと研究して

新技術を生み出すのですから 旧来モデルを知悉している人でないと

新技術の活かし方がわからないのです。

新事業立ち上げの中心メンバーは勿論新技術の開発チームですが

事業化するということは ほかのセクションから新メンバーが投入されます。

その人たちは 旧来の使い勝手のわるかった技術のことも 改善された

新技術の真髄も知らないわけで 割り振られた仕事をやるだけです。

割り振られた仕事というのは マニュアルに書かれた作業手順に従う

ということです。

その結果、時には致命的なミスを引き起こしてしまうことがあるのです。

お医者さんにも同じことが起こって不思議じゃありません。

がんの最先端研究が従来の医学の進歩という概念とは大幅に異なっています。

研究に使う機材も電子顕微鏡からスーパーコンピューターに移っています。

がんの最先端研究者がお医者さんから理学部出身の生化学研究者に移っている

ようにもみえます。

患者の側からみるとこの流れはとても危険にみえます。

最先端研究はもちろん意味のあることではありますが、最先端研究の成果が

直ぐに臨床部門に反映されるというのは危険です。

最先端研究は発表されたあと あーだ、こーだといった検証する期間を経て

技術としてはやや枯れた時期に臨床に反映されるぐらいがいいのではないかと

思うのです。

このことについて これからしばらく考えていきたいと思っています。

2011-01-16 すこぶる快調

しばらく ブログをやすんでしまいました。

ブログを休んでいたので 多くの方が 私のがんが 再発したのでは

ないかと心配してくださっていることを年賀状で知りました。

ブログを書き続けるということは 内容よりも「元気にしています。」

という信号なのだということがわかったので 書くことにしました。

実は 書く内容は 歩きながら、とか、電車に乗っている途中で思い付く

のですが 家に帰ってさて書こうとすると思いだせなくなって 

自分で自分に腹をたてて 書けなくなっているのです。

まあ、書けるだけ書いてみようと 新年になったので思ったわけです。

しかし 子供の時代に 日記を書くことがとうとう習慣化できなかった

という 前歴がありますから、いつまで続けることができるのかは

判りません。

肝心なことを書いていませんでした。

私の体調は「すこぶる快調」を維持しています。

11月終わりの検査でも 異常は見つからず 次回の検査は5月ということに

なりました。

ありがたい事です。

発症し治療を始めてから約3年を経過しました。

相変わらず「丸山ワクチン」を 周囲のお医者さんの指導を受けながら

一日おきに 自分でA型とB型を交互に注射をしています。

2008年の初夏に病院の治療は終了し、それ以来やっていることは

丸山ワクチン」だけです。

私のがんは 食道がんで、発見した時にはすでに4期Aという末期の段階

に入っていましたから 4期Aの患者の標準治療後の生存率は確か2年後で

20%以下でしたから 私がこんなに元気でいられるのは ラッキーという

ほかありません。

勿論 「丸山ワクチン」が寄与していると 私は思っています。

昨年末から2011年にかけて がんに関するニュースが数多く伝えられました。

ざっと挙げただけでも以下のようになります。

東京大学医科学研究所の中村祐輔教授の研究の瑕疵を 朝日新聞が何らかの意図

をもって 大きく報道したこと。

その報道の大きさは「中村教授の研究つぶしと思われる。」と新薬を

期待する患者団体から強い反発が出て、朝日新聞は 弁明と防戦を

余儀なくされたこと。

上の問題と関連しますが 海外で認可されている新薬の日本での認可が

遅れる いわゆる「ドラッグ・ラグ」が問題になっていること。

一方でなぜか 肺がん治療薬イレッサは2002年夏、世界に先駆けて

日本で承認された。それも不自然なことに 申請からわずか5ヶ月余という

異例の速さで承認されたこと。

拙速に認可してしまった肺がん治療薬イレッサを使用した患者から800人を

越す副作用死者をだしたので 患者団体が製薬企業アストラゼネカ社と国を

訴えたこと。

肺がん治療薬イレッサ訴訟に「和解勧告」がでたこと。

こんなにがん治療関連のニュースが続いたことは今迄そんなにありません。

しかし一方で 昨年夏に食道がんの手術をした 指揮者小沢征爾さんが

ニューヨークで復帰し、NHK紅白歌合戦で桑田圭祐さんが復帰しました。

この二つは 明るいニュースです。

ブログを休んでいる間に このような事が起こっていました。

次回から このあたりを題材にして がん予防とがん治療について考えていることを

書きたいと思います。

高橋 サクラ高橋 サクラ 2011/01/17 15:11 ブログのお休みは 体調を崩されたのかと心配しておりました。または お忙しのかとも思い、後者の方だと希望をこめて受け止めていました。お元気そうで何よりです。
我が家のワクチン患者もすこぶる元気に過ごしています。今年の三月でちょうど一年です。じつは、お願いがあります。昨年十月に丸山ワクチンの講演があったと記憶
していますが、内容についてのレポートは公開予定はないのでしょうか? 距離的に難しく行けなかった人の為にお願いしたいのですが・・・

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