「知の世界の秩序」再編へ 2

『グーグルは インターネット登場以来の懸案だった 厖大な玉石混交の情報を整理し尽くす
ということを可能にする営みなのだ』というのが昨日のテーマでした。

今日は その続きです。
『同時に「チープ革命」も進行中で 表現行為のための コスト的敷居は年々低くなり、
道具は 誰にも使える方向に進化するから、表現者は増加の一途をたどる。
これからは ありとあらゆる表現行為について、甲子園に進むための 高校野球予選の
ような仕組みが 世界中すべての人に開かれているのが 常態となるだろう。』


この部分を読んで 本当にビックリしました。
mF247を立ち上げようとしている 私の考えと同じです。

* mF247を作ろうと考えたプロセスは、次の3点です。

・ 表現者の数はこれから 増えるだろう。
・ せっかく作った作品は 誰かに聴いてもらいたい筈だ。
・ メジャーな存在に進むための 甲子園の予選会のような仕組みを作ろう。

いかがですか? グーグル、梅田さんと私の考えかたは
とても近いですよね。
でも 結論に至るプロセスが真逆なんです。


グーグルの「地球上の厖大な情報を整理し尽くす」
という大目的を達成すれば 結果 高校野球予選のような仕組みができます。

一方 私の考えのスタートは地球上の小さな島 沖縄の音楽を拡めるために
高校野球予選のような仕組みが必要だから その予選会を作ろうとしています。

結論は同じですが、アプローチの仕方は 真逆だということはおわかりいただけますね。


「マイッタナー!」です。(笑)
地球上の全ての情報を整理し尽くすという壮大なプランと、片や 地球上の一点の沖縄の音楽を
拡げようというのが動機では スケールに差がありすぎて 話にならないなあ!


mF247は「アッ」という間にグーグルに飲み込まれるのだろうか?
別に飲み込まれてもいいのだけれど。
とはいうものの、 全ての情報のなかで、音楽はニッチのような性質かもしれないし・・・


11(土)12(日)13(月)と3日間沖縄に居ます。

梅田さんの 「ウェブ進化論」を読んで 「成程」と思ったり「アレーッ」と思ったり
音楽は他の情報と比べると異質なのかもしれないし
「もし 異質なら それは 何なんだろう?」
と考えたりしています。