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丸山茂雄の音楽予報 RSSフィード

2006-04-03 1980年代

沖縄から 朝一番の便で東京に戻りました。

佐野元春のコンサートを東京フォーラムで見る為です。

今回のツアーの正式タイトルは『佐野元春&THE HOBO KING BAND 2006 TOUR

「星の下 路の上」』となっていて 佐野元春が THE HOBO KING BANDを組んで 丁度

「10年」ということも 意識しているコンサートです。


このコンサートの詳細は 多くのファンがいずれ サイトで報告してくれると思うので

私は書きません。


でもこのコンサートの特徴は 80年代の曲をたっぷり演奏したことです。

こんなに 80年代の曲をズラっと並べたのは、89年の「横浜スタジアム」のコンサート

以来のことではないでしょうか?

次から次へと80年代の曲が繰り出されました。

佐野元春は「80年代」という言葉をMCで何度も発しました。

それを聞いているうちに、私は 突然「久世光彦」を思い出したのです。


このブログで私は何日も「久世光彦」について書きました。

久世光彦は どんどん失われていく昭和を回想していました。

久世光彦の描く 「昭和」は 1930年代です。

1912年に大正時代がはじまり、「大正デモクラシー」が 日本に定着したのは

昭和に入ってからで その頃が「生活」も「文化」も一瞬ではあったけれど輝いていて、

そのあと「戦争」の時代に突入してしまったわけですけれど 1930年代は きっと

(私は生まれていなかったので知りませんが)「良い時代」だったのだろうと思うのです。


1945年に敗戦し、60年代から高度成長が続いて、私達が「ホッ」とした80年代に

佐野元春は活動を開始しました。 今 思うと 80年代は 「良い時代」だったのでしょう。

佐野元春は そんな「良い時代」を背景にして名曲を次々と発表したのです。


でも「良い時代」は長くは続かなかったですよね。

戦争には巻き込まれなかったけど「バブル崩壊」で、「暗い時代」に入ってしまって

現在に至っています。


20世紀という時代を考えた時に 1930年代と1980年代の2回、私達の日本

という国は 比較的安定していて輝いていたのだなと今だから思えるのです。


佐野元春のコンサートを楽しみならが「チラチラ」とこんなことが頭のなかに浮かびました。


「どうでもいいけれど コンサートはどうだったんだよ?」と言われそうですね。(笑)

『勿論、「スバラシカッタ」』 の一言です。

佐野元春さん佐野元春さん 2006/04/05 01:51 僕も先日のライブを観て、やはり80年代のことをたくさんライブ中に改めてあの頃の出来事の時代的な意味と意義を考えました。たとえばバンドのメンバーはルースターズやボ・ガンボスに在籍して佐野さんとはまた別のシーンを担っていたり。またアレンジはオリジナルに忠実で、当時の海外の音楽シーンを彷佛とさせたり。つくづくジャーナリスティックなアーティストだなと感じ入りました。同時に、これはどの世代にもあることと思いつつも、80年代の特殊性が気になるこの頃です。   平山雄一