marushinfarm2010-01-02

天気は晴れ。
世間は今日も正月モード。
家もまた正月モード。


弟、妹家族が帰省中の為家には子供が
8人も!ちょっとした保育園状態に


家にいてもえらいことなので朝から
ハウスの薬散をしました。

花の時期が終わると、未だ柔らかい
みかんの果実にカビや、ダニが付くので
それを防除します。
モスピラン、サンマイトを散布。


午後は、収穫したみかんの貯蔵庫のチェックに。



貯蔵庫は、温度、湿度を管理してみかんを熟成します。
今日はチェックのために窓を開けていますが
普段は外の気温の変化に左右されないように
外の空気が入らないようにしています


簡単に言えば自然の冷蔵庫のようなものですが
木箱や土壁などを利用して、湿度も一定に
なる様にしています。


この地域のみかん農家に伝わる貯蔵法で
みかんも貯蔵に適したみかんを作ることにより
みかんを収穫してから、熟成させることが出来ます。


昔の人はホントに偉いなあ〜。と思ってしまいます。
多分、何年、何十年とかけて成立させていったんでしょう。







しかし、いくらしっかり貯蔵しているとはいえ、
傷の付いたみかんや、弱っているみかんは腐ったりします。


金八先生でも有名な言葉、「腐ったみかんの方程式」が
ここでは実際起こってしまいます。
腐ったみかんは、その隣のみかんに伝染しどんどん広まって
いくのです。


生きている人間は、金八先生が立ち直らせてくれますが
腐ってしまったみかんは、取り除かなくてはいけません。



一つ一つの木箱をチェックして、みかんが乾燥してしまわないように
新聞紙をひいていきます。


この作業は、みかんが出荷されるまで時間がある時に
何回も繰り返します。


これが、本当の本貯蔵「蔵出しみかん」の貯蔵法です。