marushinfarm2010-02-15

天気は雨。
今日も出荷作業。


昨日貯蔵庫から出していたみかんがあったので
雨でも作業はバッチリ。
昼過ぎには終了。


けれど次のみかんを出すのに手こずってしまい
今日は仕事が終わったのが8時を回ってました。

今日はみかん農家事情ネタを一つ。
毎週月曜日は加工柑(ジュース)の出荷日なんです。
下津の地区を何箇所かに振り分けて週に3回ほど加工柑の
受け入れをします。
このみかんは県内の加工工場に運ばれジョインジュースになります。

和歌山に住んでる人は結構知ってると思いますが、県外ではほぼ無名。
愛媛のポンジュースと製造工程はほぼ一緒だと思いますが
知名度では足元にも及びません。


このジュースの原料はみかん農家が作ったみかんの中で傷などで出荷できない
みかんをJA(農協)が買取り加工するというモンです。(買い取り価格はタダ同然)


近年は廃止された制度ですが、前までは出荷した加工柑の数量に合わせて割り当てがあり
すごく高価なみかんジュースがほぼ定価で農家に押し付けられていました。


巨大な組織力を持ってるJAなのに、うまく全国に売り込むことも出来ず、農家や職員
取引先に販売し加工工場を運営することに何の意味があるのか良く分かりません。


原材料は間違いなく国産のみかんなので、上手に販売すればちゃんと売れると思うのに
なんか、やり方が間違ってると思う。



今日も雨の中、加工間を持っていくと雨の中おじいちゃん達がみかんを入れ替えてました。

コンテナに入れ替えるまでが農家の作業なのかもしれませんが
端っこでタバコを吸いながらダベッてる職員の姿が今のJAそのものなのかもしれません。