ゆかりんのライブの締めで「三連締め」をやりたいという話

「三連締め」とは

「三本締め」は皆さんご存知だと思います。
「タタタン タタタン タタタン タン」を3回やります。
リズムは説明するまでもないでしょう。


ここで言う「三連締め」は、言葉で書くと
「タタタ タタタ タタタ タン」。1回のみ。
このリズムは「You & Me」の「願い続けていれば」と同じリズム。


「You & Me」って何?という方は、
田村ゆかりさんの16thシングル「You & Me」
または、7thアルバム「シトロンの雨
または、ベストアルバム「Everlasting Gift
または、BD・DVD「田村ゆかり Love Live *Princess a la mode*」
または、BD・DVD「田村ゆかり LOVE LIVE *Mary Rose*&*STARRY☆CANDY☆STRIPE*」
または、BD・DVD「田村ゆかり LOVE LIVE *I Love Rabbit*」
に収録されているので、そちらをご視聴ください。


そして「三連締め」についても実は、
DVD「田村ゆかり *Cutie Cutie Concert * 2005」のメイキング、
BD・DVD「田村ゆかり LOVE LIVE *Mary Rose*&*STARRY☆CANDY☆STRIPE*」のメイキング、
BD・DVD「田村ゆかり LOVE LIVE *I Love Rabbit*」のツアードキュメント、
をご覧いただけると、より明快にご理解いただけることと思います。


三本締めが圧倒的に浸透している中で、
文字で「三連締め」を説明するのは難しいため、
今回は文字で三連締めの手法を掘り下げるに至りませんでした。
力及ばず申し訳ありません。

なんで「三連締め」をやりたいと思ったの?

2010年10月3日(日)。
田村ゆかり LOVE LIVE 2010 *STARRY CANDY STRIPE* 福岡2日目。
この日のライブ中のムービーで、
前日の公演後の、ゆかりんたちの打ち上げの模様が流れまして、
その最後に「三連締め」と称して、
「タタタ タタタ タタタ タン」と、
打ち上げの席で独特な締め方をしておりました。
ムービーの最後には「皆さんもご一緒に」と出て、
ライブの参加者全体で三連締めをやった、
というのが主な起源となります。


この後のMCで、ゆかりんが先の三連締めのムービーに触れ、
みんなできた?、せーのでやってみようか、という流れになり、


「せーのっ!」
「タタタ タタタ タタタ タン!」(定速)


「せぇ〜のぉ〜っ!」(ゆっくりめ)
「タ タ タ タ タ タ タ タ タ タン!」(スローテンポ)


「せのっ!」(食い気味に)
「タタタ タタタ タタタ タン!」(倍速風)


と、ゆかりんの「せーの」の言い方ひとつで
会場がそのテンポについてくる、という盛り上がりを見せました。


ゆ「昔から三連締めを流行らせようとしてるんだけど、一向に流行らない。」
客(今日やるー!)
ゆ「今日やるの?好きにしなさいな。」


なやり取りもありつつ、この日の終演後は見事に三連締めが決まりました!


ゆかりんが流行らせたいんだったらやってみようかなー、と、
自分はこの時思うのでした。

昔から流行らせようと

DVD「田村ゆかり *Cutie Cutie Concert * 2005」の、
『Spring fever Disc』の『-終演 ? バックステージ3-』の、
01:18付近に、最初の三連締めが見られます。
なんと2005年の打ち上げの話です。

それからどうなった?

SCS福岡2日目の1週間後に横浜公演(2010/10/10)があったのですが、
そこでは三本締めに戻っていました。
横浜の2日目(10/11)も、その次の週の豊橋(10/17)も、その次の週の大阪(10/22)も三本締め。
大阪の2日後の広島(10/24)はまた三連締めが揃ったと耳にしておりますが、
これが最後に行われた三連締めのようです。
千秋楽の東京では三本締め。
この次のライブはMary Rose、日本武道館(2011/04/15・16)でしたがここも三本締め。
以降、ずっと三本締めです。

BD・DVD「田村ゆかり LOVE LIVE *I Love Rabbit*」のツアードキュメント

2012年6月17日に発売されたこのBDのツアードキュメントを見たのですが、
なんとゆかりん達が打ち上げで三連締めをやってる模様が3回も収録されています!
これはもう、これだけ収録してるってことは、
流行って欲しいんじゃないかな?
と思って、自分は三連締めをやってみたい、と思うようになりました。

失敗した失敗した失敗した私は三連締めの話をして失敗した

自分はどちらかといえば超保守的な感じの性質で、
あんまし変化は好まない方。
でもゆかりんがやりたそうにしていることは、
一緒にやってみたいかなー、と思う方。

「『ゆかりんがやってるから』って、何でも真似してやるのはどうかと思う」

自分としては、ゆかりんがやりたいと言ってるものをやりたくなる方です。
と言うより他にないかなぁ・・・。

「やりたい」と「押し付け」の境界線

これは人それぞれ。
アイ マイ ボーダー。
「他の誰かがゆかりんの言葉を借りて言うこと」さえ、
押し付けと受け取られるものだということを先日知りました。
でもこれはさすがに極端な例かな、と思います。
単純な賛同意見として自分もやりたい、と、そう言ってるわけです。

致命的な知名度の低さ

これが、数ある問題の中では大きいほうの問題でした。


自分としては三連締めの起源についても、
自分や他の誰かがきっちり説明して知らしめるのではなく、
「三連締めってなんだろう?」という興味を誘った上で、
ご自身のテトテ、メトメで見て知っていただきたい。


「誰かから教えられるのと、自発的に見て知るのでは受け止め方が違う」
のではないか。
そんな風に思っていて、ツイッターでちょいちょいと話題にしていた程度でした。

知名度の低さがもたらした問題

「三連締め」がゆかりんに起因するものであることを知らない方々にとっては、
ただのヘンテコな企画、
何よりも、
「三連締めなんかしらねーし、勝手に何言ってんの?うざっ」
という企画に見えてしまった、のだろうと思います。
これは一部ファンのツイッターの雰囲気を非常に悪いものにしました。


この点につきましては、


知名度が低いままで草の根運動


ツイッターでやると』


ただの押し付けになってしまう恐れがある」


という危険性をこれまで認知できなかった自分の不徳の致すところであり、
多くのゆかりんファンの方々の気分を曇らせてしまった一連の流れの発端である手前、
大変申し訳なく思います。


本当にすみませんでした。

予想外の反応

ツイッターを見てて、
「いや、俺、三連締めの話をしたいんだけどなぁ・・・」


「なんで三本締めの元々の由来がうんぬんって話になるんだろ・・・」


「なんで仕切り屋締めるの早過ぎって話になるんだろ・・・」


「なんで『どうでもいい』という建前をつけた上で自分はこうだから、って
自分の言いたいこと言い出す人がこんなに!?いるんだろう・・・?
どうでもいいんだったらスルーすればいいのに・・・?」


「さっさと帰る人は帰る、でいいでしょう・・・?」


「その、三連締め以外のどの話もしたくないんだけどなぁ・・・」


「えぇ?今のこの空気が重いのって三連締め言い出した俺のせいなの?」


・・・と、こんな感じで自分が煙たがられる流れになってしまうとは思いもよらなかった。


この流れになったのは、知名度の低さの他にも大きな要因があったからだと思います。

手締め

「三本締め」は「『手締め』の一種」である

手締め(てじめ)とは日本の風習の一つで、物事が無事に終わったことを祝って、
その関係者が掛け声とともにリズムを合わせて打つ手拍子。


手締めの主旨は、行事を取り仕切った者が、
行事が無事に終了したことを協力者に感謝することである。
そのため、来賓の場合、仮に音頭を取ることを依頼されたとしても、断ることが筋である。


江戸締めには一本締めと三本締めがある。
他に一丁締め、一つ目上がり。
各地では大阪締め、博多手一本、伊達の一本締めなど。


※さらに起源をたどると、三本締めでも時代によってリズムが異なったりする。


まずは、手締めの文化から触れます。
上に挙げた簡易な説明を見ると、
手締めは元来、主催者が行うもの」(だからやらない)
手締めは、物事が無事に終わった時に行うもの。」(千秋楽以外はやらない)
という2つの意見を言う人がそれなりにいた理由がわかります。


自分はといえば知りませんでしたし、
三本締めが聞こえたらやるものだ、くらいにしか思っていませんでした。
そしてこれから三連締めをやりたい、ということで。
現状ではこれらの意見を持つ方々の心を動かすのは難しい、と思いました。


「仕切りたがり」「仕切り屋」

おそらくは、知名度の低さに相乗した要因はこれかと思います。


三本締め・三連締めをやってる人たちの中において、
「締めるのはいいけど、締めるのが早過ぎる」
という意見が、意外と多く見受けられました。


時に、場内アナウンスが、締めの音頭取りが始まったがために、
途中で止まる、締める俺らを待ってくださってる、ということがあります。


ここはたしかにいただけないかな。と。
だって場内アナウンスが言い終わるまでは、
ライブは、パーティーは終わらないのではないかな?と。


終演を告げるアナウンス係の人を困らせてはいけないと思います。マナーとして。


ここで出てくる問題。
アナウンスを関係なしに音頭取りを始める人がいること。
それは広い会場に1人や2人じゃない場合もあること。
そして・・・。


三連締めやりたいって言う連中は、そんな仕切りをやっちゃう連中なんだろ?
と見られた感じになっていること。


正直、心外ではありますが、
何も知らない人にはそう思われても仕方がないことだと、
後になって気がつきました。
後悔先に立たず。


しかしこれは、三連締めの話をする上で、避けて通れない問題なのではないか。
これ以外にも、三連締めの話をしようとするならば、
解決しておかなければならない諸問題がまだまだあるのではないか?
と思いました。

「締めるのが早い」についての対処?

正直、対処するのは難しいと思われます。
アナウンスよりも先に音頭取りの声が聞こえてきたら、
「もういっかい!」コールを挙げる、
という手法はどうか、と言われております。
ですが、本来、ダブアンを望むコール。
それを、音頭取りをかき消すために挙げる、というのは違う気がしますし・・・。


しかし、音頭をとり始めたらもう、その流れで締めるしかないですもんね。
考えてみると、三連締めを広めることよりも難しいような・・・。


問題に立ち向かっては見たけど難しいですね、これ。


締めの音頭はアナウンスのあとで、
っていうのはコール本とかに付記でもいいかもしれませんが、どんなものでしょうね。

空気の重くなる要因

主に締めに関する現状へのダメ出しが。
なぜか広がっていった感じで。
三連締めの話振っただけでこうなるとは思いもしなかったですね・・・。


そして、そんな流れではダメ出し方面、否定的なことが言いやすい流れ。
賛同者が意見しにくい流れ。
本当はいるはずの味方も、この流れでは。


そういう意味では僕は友達が少ない・・・のか・・・( ꒪⌓꒪)


三連締めの周知活動について

自分としては、先日の話題のとっちらかりようを見て、
まだ周知する段階にも至っていないのではないか?
という思いと、
一度、ビラ配りなどで大きく周知しておいた方が今後のためになるのだろうか?
という思いがあります。


これまでのいくつかの企画の先駆者の発言を読み取ると、
やはり大きな周知が不可欠、と読めるのですが・・・。
自分としてはちょっと、ビラ配りに訴えたくはないかなぁ、という感じです。
なんかそこまでいくとさすがに統制が過ぎるんじゃないかな、って思って。


うちは超気長に考えているので、
同じ賛同者の中でも温度差があると思います。
早急な普及は難しい。
手締め・三本締めを聞いたことがない人なんてほとんどいないくらいのでかい風習が、
そんなに簡単に三連締めに取って代わられるだろうか?
せめて、会場の5割くらいが自然にやろうとする流れにならないうちは。
これはいつか叶えたい夢なので、
叶わずに終わるかもしれないし、
それはそれで仕方がないことかな、
と思っています。
だからこそ、こんなでかいことができたらすごいだろうな、
と、夢も膨らみます。


今後しばらくの間は、ツイッターで三連締めの話をしても
「またか・・・」
とげんなりされることと思われます。
もしかしたらもう、「三連締め」に対するイメージは、
既に取り返しのつかない状態になっているのかもしれません。
なぜなら、明らかにツイッターの拡散力が弱まりました。
目に見えて自分のスルーされっぷりがわかるというものです。


私自身が失ったものもすごく大きかった本件。


しかしながら、
「三連締めの由来」と、
「なぜやりたいという人がいるのか」を、
これからも伝えて行きたいと思います。

ブログでやれ

ほんと、しばらくはブログにまとめて、
「ブログ更新」とだけつぶやいてやっていく方がいいかもしれませんね。



もし意見・感想等ありましたら、コメント・リプライいただけると幸いです。
ここまで読んでくださって、ありがとうございました。
楽しいライブと、いい夢を。