新しい国へ 美しい国へ 完全版 の前座として〜 WJFプロジェクト氏の私の記事への回答への回答

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先般UPした、安倍政権のする事なら何でも反対論者となってしまったWJF氏の記事をネタにした記事への反論(回答)が、氏のブログに掲載され、そのあまりの突っ込みどころ満載斜め上な反論に、反論は書かなきゃなと思いつつ、月月火水木金金
で仕事に忙殺されているうち、なんと、その記事がブログから削除されていました。
例の記事をアップ後、私の記事が過去に無いアクセス数アップとなり、ランキングもうなぎ上りで、これじゃあ自分の反論の宣伝をしているようなものだと思ったのでしょうかね。

コメントへの返信もままならないほど忙しかったのですが、どうやら一段落ついたので、氏の回答への回答(笑)を掲載しときます。
とはいえ、このブログ記事は私の意見を述べる為に本の書評スタイルをとっているので、例によって関係ないところにも話が飛んで行って、関連は有るんですが超長文になってます。お時間のあるときに、お読みください。

なにしろ、元記事が削除されてしまっているのですが、回答が掲載されたときの全文をコピペしときましたので、(私の記事の文章を引用している箇所のみ一カ所割愛してます)最初はどう元の文章を割愛しようかと思っていたのですが、かえって手間が省けたわ。
一応、ソースとしてキャッシュの画面ショットを一緒に上げときます。
WEB魚拓とっときゃ良かった(笑)

この前の記事のネタにした記事はこちらです。

安倍首相、TPP交渉参加決断へ

さて、苫米地英人氏の「洗脳支配」という本が、安倍、麻生両氏が明治維新以来の日本のユダヤと通じる資本支配層の一部である、という面白い話に絡めて行きたいと思っていたのですが、WJF氏が安倍総理や、三橋氏をこき下ろす理由というのが、安倍総理は「新自由主義者」であり、三橋氏はそれを知っていて「わざとそれをかくしつづけてきた」として攻撃しているので、こっちの絡みだと「新しい国へ」のほうがあってるかなあと。
正直、WJF氏の主張する内容はもうほぼわかったので、ここでは氏が私のブログへの回答、としてわざわざ1記事を上げた件に対し反論をのせますが、以後はほんの内容がメインになるようがんばります。
この記事には表題の本の内容は全くでてこないんですけどね。私のブログはこの手が多いのでご了承ください。
でも、安倍批判本の紹介も下の方にでてきます(笑)

新しい国へ 美しい国へ 完全版 (文春新書 903)

新しい国へ 美しい国へ 完全版 (文春新書 903)

以下、氏の引用文は本文の順序通りに貼付けてあります。分割してはありますが。

年頭以来、TPPについて気がふれたように、わめいてきました。
実際、我が身が焼かれるような思いで過ごしてきました。
「花と兎と本と酒と」というブログをなさっている方からです。女性の方でしょうか。ふだんはブログのタイトルの通り、花やウサギや本やお酒について記事を書かれていらっしゃるようです。
WJFプロジェクトの安倍バッシング―正しいことを言えばそれで認めてもらえると思い込む幼稚さ
まずタイトルに関してですが、私は別に「正しいこと」を言いたいのではありません。TPPを阻止して私たちの国と文化を守りたい。それだけのことです。

そうかしら?
じゃあ、前回の記事でも書いたけど、スルーされてた、我々が「過ち」とやらを犯したことにに対する、あなたの言うところの「正解」は?
「お前らは間違ってる」といっといて、正解はなしですかい。

批判の前半の趣旨は、「安倍氏がTPPをやることなど、誰でもお見通しだ。そんなこと予想していたぐらいでドヤ顔するな。お前のその上から目線の偉そうな口の聞き方はなんだ。TPPが日本の形を変えてしまうものであることぐらいわかっているし、それが日本に仕掛けられた罠であることもわかっている」というものです。
まずこの部分に対して申し上げたいのは
「わかっていたなら、どうしてTPP止めるために一緒に声を上げてくれなかったのですか」
という素朴な疑問につきます。

まずこの部分に対して申し上げたいのは(w)
「前回の記事でも書いたことですが、一体あなたは人様の思想、行動を透視する能力でも持ち合わせているのでしょうか?」
ということです。
もちろん、前回も今回も嫌みですが、感じる事ができなかったのか、あえて気がつかないフリをして同じ間違いをやらかしてるのか。
疑問を投げかけられたので答えておきますが、
「ずっと声を上げていましたが、なにか?」
です。
一体、WJF氏は何を根拠に私が「TPPを止めるために一緒に声を上げてくれなかった」と断じているのでしょうか?

花やウサギや本や酒について語る代わりに、TPPを止めるために、この方が一緒になって少しでも、声をあげくださっていたら、私もこんなに一人でムキにならずにすんだでしょう。わたしがこの方なら、そんな国難が日本に迫っていることを分かっていたら、とてもじゃないが、のんびりとマンガの本について語ってはいられません。大津波が迫っているのが見えている時に、「津波だー、逃げろー」と取り乱して大声で叫ばない人間がどこにいますか? 民族に危機が迫っているときに、マンガをよみふける人間がどこにいますか?

上記の透視能力云々はもちろん嫌味でありますから、この方がそんな能力を持ち合わせていないにもかかわらず、己が独断と偏見で「花や兎や本や酒」についての文章なぞ書く女なんかは普段政治について考えたり、批判活動などしないに決まっている、そういう風にこの批判文の作者(私の事です)を貶めて、自分への批判を意味の無い物にしようという明白な意図を感じますねえ。

実際私は女性ですが、文章を書くにあたって、今回の記事内容では女性か男性かは関係のない話です。
わざわざ、「女性でしょうか」と書いたのにも、批判を的外れな物に見せようと言うコズルイ意図が透けてみえて不愉快です。(ま、私がブログの記事内でWJF氏のことを、記事の内容から推察しておそらくブログは一人でやっていると思われると記載したことに対応して書いただけかもしれませんが。)
私は自身のブログに、諸外国における治安の悪さと、日本人以外の文明圏の人々の文化的思考回路の違いから来る残虐性について書く絡みで、自身が女性である旨記載しておりますので、別に女性である事を隠す気はありませんけどね。

せめて、こんな的外れの恥ずかしい質問をする前に、批判しようとする人間の、公開されている過去記事くらいチェックしてからモノを言う程度の礼儀は、持ち合わせてもらいたいものです。過去記事どころか、そもそも、WJF氏の回答の元となった私の記事の中でさえ、きっちり反TPPの声を上げていた事は書いてあるのですが、一体、なぜこんな質問がでてくるのでしょうか?
最後まできちんと読まなかったのかな、とも思いましたが、その割には最後の方の文章に関しても、その途中に関しても、言及しているので、それもないでしょう。

「花やウサギや本や酒について語る代わりに、TPPを止めるために、この方が一緒になって少しでも、声をあげくださっていたら、こんなに一人でムキにならずにすんだでしょう」
とのことですが、私の記事を自分に都合良くトリミングし、(このように断定した判断の根拠は後述します)私が記事で言及した、WJF氏が今回の反論の中で取り上げていない、三橋貴明氏等TPPへの警鐘を鳴らし続けてこられた方々は、あなたの中では存在せず、日本国中でWJF氏唯一人が愛国ヒーローよろしく警鐘を鳴らしているつもりなのでしょうか?
「あなたが一緒になって少しでも」、との事ですが、今回の事が有るまでWJF氏は私の存在を知っていたわけではないでしょう。
文章の意図が、「自分以外に誰か一人でもTPPへの警鐘を一緒になって少しでも、声をあげて」くれさえしていたなら、との意味であるなら、WJF氏のブログで「声をあげる」遥か前から、三橋氏は声をあげていたでは有りませんか?
私はWJF氏の様に安倍総理や、三橋氏を「国民を騙した売国奴」とは認識していないだけで、TPPが日本にとって百害有って一利無しで有る事を認識していますし、(これについてはあなたも捏造せずに記載していますね。ただし、私がTPPへの反対啓蒙を行って来た事実はわざとかくして)自身のブログでも批判する記事も過去UPしております。

私一人が「TPP反対」の声をあげていたなら自分はムキにならずにすんだのだ、などと、自分の行為である「気がふれたように、わめいてき」た事の責任を赤の他人のせいにするなど、読んでいるこちらが恥ずかしくなる思いです。
いやあ、ホントにまるで朝鮮人のようだなあ。(棒)

WJF氏の記事を私のブログで取り上げ批判した理由のひとつに、安倍総理への信頼を貶める(WJF氏が思うところの安倍総理に騙されている人間の目を覚まさせる)のに邪魔になる、三橋氏など、少なくともWJF氏のブログでの啓蒙活動よりはずっと以前より、正確にして、豊富な情報で国民へのTPPの危険性を啓蒙してこられた方々への、事実無根の捏造誹謗を行った事があります。

三橋氏や、中野氏は、経済政策において安倍総理は真っ当なデフレ対策を理解しており、実行する能力が有ると評価しています。
同時に、アメリカの雇用状況改善、アメリカの国益のため、アメリカは何としてでも日本をTPPに引きずり込もうとする事は必至であり(なぜなら日本が参加しなければTPPはアメリカにとって何のうまみもないから。日本以外にアメリカの輸出品を購入する経済規模(GDP)を持つ国はTPP参加予定国にはない為)、安倍内閣が発足したからといってそれで大丈夫だと安心するのは早計、むしろ、アメリカ側に一定の譲歩を引き出した上で交渉のテーブルにつかざるを得なくなる可能性が高い。
交渉に参加してしまったら、国際常識上やっぱり参加しませんなどという事は日本の外交力ではほぼ不可能であるのだから、交渉参加してしまったらおしまいだ。
阻止する為に選挙前、選挙活動中、選挙後も議員への働きかけを止めてはならないと、必死で訴えてこられた功労者です。
これは彼らの過去のブログ記事などから誰でも客観的に確認できる「事実」です。
(三橋氏は都合の悪い記事を削除したりしてませんしね。)

「安倍がTPPに参加しないと国民を騙して来た」とあなたのブログに記載されていましたが、一体、氏がいつ、そのような事を?
と、前回の記事でも書いたのですが、全力スルー。

→このへんは、私の記事への反論が乗った翌日ぐらいにあらかた書いたのですが、その後今日までに凄まじい量の安倍、麻生、西田、三橋売国奴火病キャンペーン記事が量産されていたので、私の疑問点に対する回答にあたる文章がないかと一通り目を通したのですが、どうやらWJF氏にとって前述の面々が「売国奴」である論拠とは、「安倍氏が「新自由主義者」で有る事を故意に言及しないことが、安倍を愛国者だと国民を騙す行為である」からだそうです。
安倍氏新自由主義者ではない」「安倍氏道州制を導入しない」「安倍氏はTPPに参加しない」などと書いていたというならそりゃ「騙していた」といって差し支えないでしょうが、当然、んな事書いてません。

前回の記事でも、彼らが「国民をだました」発言を行ったのであれば、それを知りたいものだと書いたのですが、私はWJF氏と違って、自分は匿名でブログをやっているだけの身分でありながら、実名(三橋貴明ペンネームですが、本名も当然公開されています)を公にさらしている本職(それで金を稼いでいる)言論人に対等な言論人気取りで回答せよ、などと命令するなんて恥ずかしい真似はようせんのですわ。
ですから、前回の記事はWJF氏の回答を強要していませんし、反語による嫌味込の質問だったのですが、わざわざ名指しで同じ匿名ブロガーという土俵で記事に反論したからにはぜひとも論拠たるソースを示していただきたいものです。ま、強制はしませんが。

まあ、私は別に三橋氏が安倍支持者だから安倍総理を支持しているのではないので、三橋氏が何を言ってようが、自分にとって安倍総理が他の政治家よりましだと思っている限りは支持しますが。

三橋氏は私にとって数少ない、破綻したことを言わない経済評論家だと思っているので、WJF氏の言うように、三橋氏が「安倍晋三ならTPP回避確実!!」等と不勉強にして私の知らない媒体で発言していたのであれば、嫌味でもなんでもなく教えていただきたいところなのです。
私はその一事をもって三橋氏を売国奴とする気はありませんし、過去の氏の功績を全否定する気もありませんが、(大人なのでね。自分と意見がスンプン変わらない人間のみが有用だ、などとは思わないのですよ。意見の違いがあるところがあっても、共闘できるところがあるのであれば評価するのが普通の大人です。)突っ込みどころがほぼない、経済政策論者という評価は変わります。

その他、愛国者を語ってTPP推進するのは言行不一致で「倒錯」している系の、ガキんちょ論理がえんえんと披露されていて冗談ぬきで目眩がしました。
「あんた(アメリカ)の言ってる事は間違ってるから私はそれを認めない」などと真っ正直に言えば自分の希望が何の問題もなく通るなら、政治家も警察も軍隊も弁護士もいらんわな。
正論なんて「なにそれ、おいしい?」
の腕っ節の強いジャイアン(アメリカ、シナ、ロシア等)がゴロゴロしてるから、軍隊も警察も海千山千人間の屑な政治家も必要なんでしょうが。

私は政治家というのはどんなに成果を残した政治家であろうと「人間の屑」で有ると思っています。
なぜなら、政治家という職業の仕事内容とは、嘘をつく事、人を騙し陥れる事、信念をまげてでもこびへつらう事などなど、全うな人間にとっての道徳規範を犯す事が仕事をするうえで必須スキルとなる職業だからです。
嘘をついたり、人をだましたりすることが下手な政治家は、政治家として3流なのです
これが人間の屑でなくてなんでしょうか。
ちなみに、私は安倍、麻生両氏は日本の政治家としては能力的にましなほうだと思っていますが、もちろん3流丸出しの失敗も過去さんざんやらかしているとは思います。

いい例が、麻生元総理の、国立の漫画図書館発言、安倍総理道州制導入発言。
どちらも、政策的には日本のためとなる政策だったのに、マスゴミにいいように叩かれるための口実を与えた、政治家としては3流も3流の発言です。
麻生さんは、自分で国立漫画図書館を建てるなどと言わず、
「能や歌舞伎などだけでなく現代日本の文化の発展のために国家としての支援を行う必要がある」
とだけ言って、マスゴミが叩くわけにはいかない、海外の文化人とか、国内の一流文化人や学者などに「漫画図書館が必要だ」
と提言させりゃあよかったのです。
そうすれば今頃、20世紀文化の華、日本でしか生まれえなかったオリジナル文化を守るための国立漫画図書館が建っていたであろうに。
諸外国から、
「あんなすばらしい文化を持ちながら、体系的にその文化を保存紹介する博物館も美術館もない、浮世絵と同じく外国人に評価されなければ高級文化として認めないあほ日本人」
などと揶揄されることもなかっただろうに!!!
全て、政治家として未熟な麻生バカ太郎のせいです。
猛省を要求いたします(きり!)
なんてことしてくれたんだ!責任とって、今度こそ(この政権の中で!)作りやがれ!
そーだなー、
「日本の活力を取り戻す!クールジャパン支援!海外から日本への旅行者アンケート:日本観光でほしいものは?」
アンケート結果に漫画を体系的に見ることのできる施設がほしいとダントツの要望があったから作る!
というように実際の結果がどうあれ(げふんごふん)持ってくとかね。
この程度の、私ごとき1民間人ですら策をたてられる「駆け引き」すらできないなんて!
麻生さん、前回よりも「政治家として」一流に近づいていると、心から期待しておりますよ!!!

政治家ってのは国民を、敵対する政治家を、騙して何ぼ、策を弄して何ぼ、嘘こいて何ぼ。
その結果として、実際何が成ったか、それによって「よい政治を行ったか」「悪い政治を行ったか」判断するしかない、特殊の上にも特殊な職業なのです。
当然、本来は国民の側にも、それを織り込んで政治家の本音を探る能力が必要とされるのですが・・。
そんな教育、日本では全くしてないですからね・・。
政治家なんて鬼畜職業を、国民の為わざわざ、この職業選択の自由が有る日本で!選択するようなボランティア精神ある政治家の方々には、私は「一応」一定の敬意を捧げる者でもあります。
「一応」ではない敬意は、政治家がその生を全うし、歴史の洗礼を受けてからしか捧げることはできません。
これは、「政治家」という特殊な職業者の持つ宿命です。

この程度の「政治の現実」すら理解できず、バカ正直に「TPPは我が国にとって利益がないから参加しない」ときっぱりはっきり言わないからと言って、対案も出さずにぎゃあぎゃあ安倍批判をやってるのがWJF氏他、お花畑右翼というわけです。

本の学校では政治の手法も、まともな歴史も教えないし、「口先三寸で自分を正当化できる人間は頭が良い尊敬すべき対象」なんて価値観ゼロだから、WJF氏のようなお子ちゃまが大量生産されてしまうのは理の当然なのですが。
「漫画なんて」
などという教育ママゴンのいうこと聞かずに、せめてこのブログでも紹介した「エロイカより愛をこめて」とか、「日出処の天子」とか、まだ紹介してないけど同じ青池保子著「アルカサル―王城」とか、「エリア88」とか、「砂の薔薇」とか、「女帝エカテリーナ」とか、読んで政治の現場を勉強しておけば、多少大人になれたであろうに。(いっときますが、現実が漫画に描かれているとおりだといってるわけじゃありませんよ、念のため)

あまりにも長いと、あちこちから苦情がきたので、分割します。
内容変更はありませんが、つづきは2をご覧ください

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