ひがきの日記

2018-03-23

桜川本店4個セットの組み合わせ

大阪カヌレ専門店カヌレ堂ステマ企画 第3弾。

堂島店ではホワイトデー需要も終わり落ち着きを取り戻した感があるが、桜川本店では相変わらず春休み需要に沸いているようだ。

Instagram桜川4個セットを投稿している人がいて、桜川店での4個セット価格が570円と判明した。

堂島店に引き続き桜川本店も 4個セットの組み合わせを表示してみる。

menu = <<EOF.lines.map{|l| l.chomp.split(/\s+/)}.each_with_object({}){|(v,k), _| _[k] = v.to_i}
120 しろ
130 ほうじ茶
130 抹茶あんこ
130 黒糖くるみ
150 珈琲
140 あんず
160 ベリーベリー
170 ばなナッツ
EOF

price = 570

combinations = menu.keys.combination(4).to_a
set4p = combinations.select{|caneles| caneles.map{|c| menu[c]}.sum == price}
  .select{|caneles| seasons.any?{|season| caneles.include?(season)}}
  .reject{|caneles| seasons.all?{|season| caneles.include?(season)}}

set4p.size                      # => 10
combinations.size               # => 70

set4p
# => [["しろ", "ほうじ茶", "珈琲", "ばなナッツ"],
#     ["しろ", "抹茶あんこ", "珈琲", "ばなナッツ"],
#     ["しろ", "黒糖くるみ", "珈琲", "ばなナッツ"],
#     ["しろ", "珈琲", "あんず", "ベリーベリー"],
#     ["ほうじ茶", "抹茶あんこ", "珈琲", "ベリーベリー"],
#     ["ほうじ茶", "抹茶あんこ", "あんず", "ばなナッツ"],
#     ["ほうじ茶", "黒糖くるみ", "珈琲", "ベリーベリー"],
#     ["ほうじ茶", "黒糖くるみ", "あんず", "ばなナッツ"],
#     ["抹茶あんこ", "黒糖くるみ", "珈琲", "ベリーベリー"],
#     ["抹茶あんこ", "黒糖くるみ", "あんず", "ばなナッツ"]]

全8種を使用していたが、頻度はバラバラだった。

caneles = set4p.flatten.sort
caneles.uniq.size    # => 8

puts menu.keys.map{|c| "%4d %s" % [caneles.count(c), c]}
# >>    4 しろ
# >>    5 ほうじ茶
# >>    5 抹茶あんこ
# >>    5 黒糖くるみ
# >>    7 珈琲
# >>    4 あんず
# >>    4 ベリーベリー
# >>    6 ばなナッツ

2018-03-19

【訂正】ホワイトデーの組み合わせ

ホワイトデーも終わり、そろそろカヌレ堂も落ち着くかと思いきや、春休みということで連日賑わっているようだ。

前回「ホワイトデー4個セットの組み合わせを洗い出す」に間違いがあることが分かった。

カヌレ堂では、毎月フレーバーの変わる 1ヶ月限定のカヌレが存在する。

4個セットには必ず限定カヌレのどちらか 1つが入っていたらしい。*1

4個セットの組み合わせは以下のように訂正する。

seasons = %w[ベリーベリー ばなナッツ]

combinations = menu.keys.combination(4).to_a
set4p = combinations.select{|caneles| caneles.map{|c| menu[c]}.sum == price}
  .select{|caneles| seasons.any?{|season| caneles.include?(season)}}
  .reject{|caneles| seasons.all?{|season| caneles.include?(season)}}

set4p.size                      # => 8
combinations.size               # => 70

set4p
# => [["しろ", "くろ", "千葉落花生", "ばなナッツ"],
#     ["しろ", "ほうじ茶キャラメル", "千葉落花生", "ばなナッツ"],
#     ["しろ", "きなこ五穀", "千葉落花生", "ベリーベリー"],
#     ["しろ", "抹茶ピスタチオ", "千葉落花生", "ベリーベリー"],
#     ["くろ", "ほうじ茶キャラメル", "きなこ五穀", "ばなナッツ"],
#     ["くろ", "ほうじ茶キャラメル", "抹茶ピスタチオ", "ばなナッツ"],
#     ["くろ", "きなこ五穀", "抹茶ピスタチオ", "ベリーベリー"],
#     ["ほうじ茶キャラメル", "きなこ五穀", "抹茶ピスタチオ", "ベリーベリー"]]

カヌレ 4個の合計が 600円になる組み合わせは 8通りに減った。

caneles = set4p.flatten.sort
caneles.uniq.size    # => 8

puts menu.keys.map{|c| "%4d %s" % [caneles.count(c), c]}
# >>    4 しろ
# >>    4 くろ
# >>    4 ほうじ茶キャラメル
# >>    4 きなこ五穀
# >>    4 抹茶ピスタチオ
# >>    4 千葉落花生
# >>    4 ベリーベリー
# >>    4 ばなナッツ

しかし、全8種が使われており、使用頻度も均等であった。

*1:両方入ることはないだろう。

2018-03-15

ホワイトデー4個セットの組み合わせを洗い出す

大阪カヌレ専門店「カヌレ堂」では、8種類のカヌレを販売しており、1個単品から購入できる。*1

ところがホワイトデー*2期間は単品では購入できず、8個, 16個, 24個の箱入りか、4種ランダムのセットしか販売していなかった。*3

4種入りは 600円で販売されており、購入してみるとセットに含まれるカヌレ 4個の合計金額はちょうど 600円であった。*4

つまり本当にランダムではなく、合計金額が 4個で 600円になる組み合わせが何種類かあるようだ。

堂島*5での組み合わせを全て表示してみた。

menu = <<EOF.lines.map{|l| l.chomp.split(/\s+/)}.each_with_object({}){|(v,k), _| _[k] = v.to_i}
120 しろ
140 くろ
140 ほうじ茶キャラメル
150 きなこ五穀
150 抹茶ピスタチオ
170 千葉落花生
160 ベリーベリー
170 ばなナッツ
EOF

combinations = menu.keys.combination(4).to_a
set4p = combinations.select{|caneles| caneles.map{|c| menu[c]}.sum == 600}

set4p.size                      # => 12
combinations.size               # => 70

set4p
# => [["しろ", "くろ", "千葉落花生", "ばなナッツ"],
#     ["しろ", "ほうじ茶キャラメル", "千葉落花生", "ばなナッツ"],
#     ["しろ", "きなこ五穀", "千葉落花生", "ベリーベリー"],
#     ["しろ", "きなこ五穀", "ベリーベリー", "ばなナッツ"],
#     ["しろ", "抹茶ピスタチオ", "千葉落花生", "ベリーベリー"],
#     ["しろ", "抹茶ピスタチオ", "ベリーベリー", "ばなナッツ"],
#     ["くろ", "ほうじ茶キャラメル", "きなこ五穀", "千葉落花生"],
#     ["くろ", "ほうじ茶キャラメル", "きなこ五穀", "ばなナッツ"],
#     ["くろ", "ほうじ茶キャラメル", "抹茶ピスタチオ", "千葉落花生"],
#     ["くろ", "ほうじ茶キャラメル", "抹茶ピスタチオ", "ばなナッツ"],
#     ["くろ", "きなこ五穀", "抹茶ピスタチオ", "ベリーベリー"],
#     ["ほうじ茶キャラメル", "きなこ五穀", "抹茶ピスタチオ", "ベリーベリー"]]

70通りの組み合わせの中で 600円になるのは 12通りであった。

全ての種類が使われているのか。自分の好きなカヌレが 4種セットでは買えないとなると悔しいではないか。*6

caneles = set4p.flatten.sort
caneles.uniq.size    # => 8

全8種類が使われているようだ。

しかし偏りはどうか。特定の種類だけ多く含まれると、それが品切れすると 4種セットが組めなくなる。

puts menu.keys.map{|c| "%4d %s" % [caneles.count(c), c]}
# >>    6 しろ
# >>    6 くろ
# >>    6 ほうじ茶キャラメル
# >>    6 きなこ五穀
# >>    6 抹茶ピスタチオ
# >>    6 千葉落花生
# >>    6 ベリーベリー
# >>    6 ばなナッツ

使用頻度は全て同じであった。これは偶然か。狙ってやっているならスゴイ。

*1:種類ごとに単価は異なる。1個 120円から 170円。

*2:調べてみると、日本にはホワイトデーという謎の風習があるらしい。

*3バレンタインと異なり、お菓子を買い慣れていない客が多数訪れるため、選択肢を減らしているらしい。

*4:お得なセットではなく、4個を単品で購入するのと同額。

*5カヌレ堂は桜川本店と堂島店の2店舗がある。

*6:ランダムなので確実に買うことはできないが。

2013-04-13

Ruby初級者向けレッスン 45回 ─例外─

第57回 Ruby/Rails勉強会@関西での初級者向けレッスンの資料を公開します。*1

f:id:mas-higa:20130416224751p:image:w360

エラーメッセージ

require 'open-uri'
open 'http://github.com/rubykansai/workshops/wiki'
.../open-uri.rb:223:in `open_loop': redirection forbidden: http://github.com/rubykansai/workshops/wiki -> https://github.com/rubykansai/workshops/wiki (RuntimeError)
        from .../open-uri.rb:149:in `open_uri'
        from .../open-uri.rb:688:in `open'
        from .../open-uri.rb:34:in `open'
        from ex.rb:2:in `<main>'

f:id:mas-higa:20130416224727p:image:w360

  • 上 2行が Ruby のコード。
  • 実行すると、下のエラーメッセージが出た。
  • Ruby のエラーメッセージは、いんちき英語でも読める。
  • 「...(RuntimeError)」までが 1行
  • 後は「from ...」から行末までが 1行
  • 最初の行がエラーの出た場所。
    • 「in `open_loop'」は open_loop メソッドでエラーが出たという意味。
    • 「.../open-uri.rb:223」は open-uri.rb の 223行目でエラーが出たという意味。
      • えっ、でも open_loop なんて見覚えないよ!?
  • 最後の行が呼び出し元。
    • 「in `<main>'」は実行を開始したオブジェクト。
  • 下から 2行目「in `open'」は <main> から open メソッドが呼ばれたという意味。
    • 各行がメソッドの呼び出しを表している。*2
  • 結局、英語のメッセージを読む必要がある ><
    • 「redirection forbidden」理由は分からんが http から https へのリダイレクトが禁止されてるらしい。
  • 最初の行の行末「(RuntimeError)」は RuntimeError 例外が発生したという意味。

エラーメッセージと例外

f:id:mas-higa:20130416224703p:image:w360

  • 例外が起きたら、なんらかの対処をしないと、プログラムが異常終了する。

いろいろな例外と、そのエラーメッセージを見て、例外に慣れよう。

例外いろいろ TypeError

"1" + 1

# ~> ex.rb:1:in `+': can't convert Fixnum into String (TypeError)
# ~> 	from ex.rb:1:in `<main>'

f:id:mas-higa:20130416224639p:image:w360

  • 下のコメントは実行した際のエラーメッセージ*3
  • String の "1" に Fixnum の 1 は足せない。

例外いろいろ NoMethodError

1.to_sym

# ~> ex.rb:1:in `<main>': undefined method `to_sym' for 1:Fixnum (NoMethodError)

f:id:mas-higa:20130416224610p:image:w360

  • Fixnum の 1 に to_sym というメソッドはない。

例外いろいろ NameError

n.times{puts 'Ruby!'}

# ~> ex.rb:1:in `<main>': undefined local variable or method `n' for main:Object (NameError)

f:id:mas-higa:20130416224539p:image:w360

  • n という変数やメソッドはない。

例外いろいろ NoMethodError (再び)

n = ARGV.first.to_i unless ARGV.empty?
n.times{puts 'Ruby!'}

# ~> ex.rb:2:in `<main>': undefined method `times' for nil:NilClass (NoMethodError)

f:id:mas-higa:20130416224513p:image:w360

  • コマンドライン引数を数値に変換して n に代入する。
    • ところがコマンドライン引数が与えられないと……
  • 変数 n は nil になる。
    • nil は NilClass のインスタンスで、他の言語でいう NULL のこと。
    • nil はオブジェクトなのでメソッド呼び出しもできる。
    • しかし nil には times メソッドはない。
  • Rubyには、他の言語のように NullPointerException のようなものはない。

例外いろいろ Errno::ENOENT

open('nothing.txt')

# ~> ex.rb:1:in `initialize': No such file or directory - nothing.txt (Errno::ENOENT)
# ~> 	from ex.rb:1:in `open'
# ~> 	from ex.rb:1:in `<main>'

f:id:mas-higa:20130416224446p:image:w360

  • 存在しないファイルを open しようとした。
  • 「in `initialize'」は File.open メソッドが Fileクラスのインスタンスを生成しようとしている。
  • Errno::Exxx の例外は OS の errno に対応した例外。

例外いろいろ SyntaxError

1 def even?(n)
2   if n % 2 == 0
3     true
4   else
5     false
6 end
7 
8 puts even?(0)
9 puts even?(1)

# ~> -:9: syntax error, unexpected end-of-input, expecting keyword_end

f:id:mas-higa:20130416224423p:image:w360

  • if-else-end の end を忘れている。
  • Ruby のパーサがスクリプトを最後まで読んだが、end が見つからなかった。
  • end を忘れたのは 5行目と 6行目の間だが、例外は最後で出るので注意。

Intelligence と Wisdom

雨が降ってきて…
  • Intelligence
    • 雨だ!
  • Wisdom
    • 傘を差そう
    • 雨宿りしよう

f:id:mas-higa:20130416224357p:image:w360

雨が降ってきたときに、

  • それが雨だと認識できる ─── Intelligence (知識)
  • 濡れないためには、傘を差すか、雨宿りしないと ─── Wisdom (知恵)

例外も同じで、

  • エラーを検知したものが例外を起こす (Intelligence)
  • 対処方法を知っているものが例外を捕捉する (Wisdom)

例えば、アプリケーションがファイルを読もうとして、

  • open できない!
  • read できない!

File ライブラリはエラーを検知できる。(Intelligence)

  • 既定値を使うから、読めなくてもよい。
  • 別のファイルから読みなおしたい。
  • etc...

これはアプリケーションの仕様。(Wisdom)
ライブラリには分かりようがない。

例外を捕捉する (コード例1)

files = %w[file.txt file1.txt file2.txt]

files.each do |fn|
  begin
    open(fn, 'w'){|f| f.puts "Ruby!!"}
    break
  rescue => ex
    $stderr.puts "#{ex} (#{ex.class})"
  end
end

f:id:mas-higa:20130416224328p:image:w360

やりたいこと

  • ファイルに "Ruby!!" と書き込みたい。
  • ファイル名は file.txt
    • もし書けなければ、代わりに file1.txt に書こう。
    • それでも書けなければ、file2.txt に書こう。
    • それでダメなら諦める。

コード解説

  • ファイル名 "file.txt", "file1.txt", "file2.txt" という Array を用意。
  • 各ファイル名に対して処理を繰り返す。─── files.each ...
    • begin - end で例外を捕捉する準備。
    • ファイルに "Ruby!!" を書き込む。─── open( ...
      • 例外が起きると、rescue節に処理が移る。
      • 変数 ex が例外オブジェクトを指す。
      • ここでは、標準エラー出力に例外情報を出力するだけ。
      • 最初の繰り返しに戻る。─── files.each ...
    • 次のファイル名で open & puts に再挑戦。
      • 例外が起きなければ break で繰り返しを脱出する。

やってみる

$ ls -Fdl file*
drwxr-xr-x  2 mas  staff  68  4 12 23:37 file.txt/
-r--r--r--  1 mas  staff   0  4 12 23:37 file1.txt
# file.txt はディレクトリ
# file1.txt は書き込み権なし

$ ruby retry.rb
Is a directory - file.txt (Errno::EISDIR)
Permission denied - file1.txt (Errno::EACCES)

$ ls -Fdl file*
drwxr-xr-x  2 mas  staff  68  4 12 23:37 file.txt/
-r--r--r--  1 mas  staff   0  4 12 23:37 file1.txt
-rw-r--r--  1 mas  staff   7  4 12 23:39 file2.txt
# file2.txt ができた!

$ cat file2.txt 
Ruby!!

例外を捕捉する

begin
  式1…
[rescue [型1[, 型2]…][=> 変数][then]
  式2…]…
[else
  式3…]
[ensure
  式4…]
end

f:id:mas-higa:20130416224258p:image:w360

  • [ ... ] 内は省略可能。
  • begin - end で例外を捕捉する準備。
  • 式1 が例外を捕捉したい処理 (複数書ける)
  • rescue節で例外を捕捉。(rescue は複数書ける)
    • 「型」に例外クラスを指定すると、特定の例外だけを捕捉できる。(型は複数書ける)
    • 式2 が例外対処のための処理 (複数書ける)
    • 発生した例外に対応する rescue節がなければ、捕捉できない。
  • ensure節は begin - end のブロックを抜ける際の後始末。
    • 例外が起きても、起きなくても実行される。
    • 式4 が後始末の処理 (複数書ける)
  • else節は、上記 式1 で例外が起きなかった際に実行される。
    • rescue節で指定しなかった例外を捕捉する処理ではない。
    • 式3 で起きた例外は、このブロックでは捕捉しない。

上記のコードを省略なしで書くと、3通りの実行パターンがある。

  • 式1→式3→式4 (例外なし)
  • 式1→式2→式4 (例外を捕捉)
  • 式1→式4 (例外が発生するが、捕捉できない)

例外を捕捉する (コード例2)

require './factorial'

def fact(n)
  n.factorial
rescue ArgumentError
  "1以上の整数を指定してください"
rescue NoMethodError
  "整数を指定してください"
end

fact 3      # => 6
fact 4      # => 24
fact 5      # => 120
fact 0      # => "1以上の整数を指定してください"
fact 2.5    # => "整数を指定してください"
fact "2"    # => "整数を指定してください"

f:id:mas-higa:20130416224157p:image:w360

  • メソッド定義の def - end にも rescue, else, ensure が書ける。*4

例外の種類

puts NoMethodError.ancestors
# >> NoMethodError
# >> NameError
# >> StandardError
# >> Exception
# >> Object
# >> Kernel
# >> BasicObject

f:id:mas-higa:20130416224130p:image:w360

  • NoMethodError は NameError のサブクラス
  • NameError は StandardError のサブクラス
  • StandardError は Exception のサブクラス
  • Exception は例外の基底クラス

rescue修飾子

require './factorial'

3.factorial   rescue 0  # => 6
4.factorial   rescue 0  # => 24
5.factorial   rescue 0  # => 120
0.factorial   rescue 0  # => 0
2.5.factorial rescue 0  # => 0
"2".factorial rescue 0  # => 0

f:id:mas-higa:20130416224057p:image:w360

  • rescue の後置。
    • まず rescue の左辺を評価。
    • 例外が起きると rescue の右辺を評価。
  • 例外が起きたら、結果は 0 でいい。という大雑把なコード。
  • 捕捉する例外クラスを指定できない。
  • 例外オブジェクトを指す変数を指定できない。

例外を起こす

raise "simple"

# ~> ex.rb:1:in `<main>': simple (RuntimeError)

f:id:mas-higa:20130416224018p:image:w360

  • 例外を起こすには Kernel#raise メソッドを使う。
  • RuntimeError が発生する。

例外を起こす (クラス指定)

raise ArgumentError, "bad argument"

# ~> ex.rb:1:in `<main>': bad argument (ArgumentError)

f:id:mas-higa:20130416223946p:image:w360

  • 例外クラスを指定して raise できる。

例外を起こす (オブジェクト)

raise TypeError.new("can't convert...")

# ~> ex.rb:1:in `<main>': can't convert... (TypeError)

f:id:mas-higa:20130416223843p:image:w360

  • 例外オブジェクトを raise することができる。*5

例外を起こす (独自の例外クラス)

class MyError < StandardError; end

raise MyError, 'original'

# ~> ex.rb:3:in `<main>': original (MyError)

f:id:mas-higa:20130416223758p:image:w360

  • 独自の例外クラスを作れる。*6
    • 普通は StandardError のサブクラスにする。*7

サンプルコード

スライド、コードに間違いがあれば、ご指摘ください。

*1:スライドだけ欲しい人は直接どうぞ http://higaki-it.jp/ruby/57/print.pdf

*2:スタックトレースとかバックトレースとか言う。

*3:あれ? 今実行したらメッセージ違う!?

*4:else節の評価結果はメソッドの評価結果となるが、ensure節の評価結果はメソッドの評価結果とはならない。

*5:例外でないオブジェクトを指定すると TypeError が発生する。えっ?

*6:エンタープライズだと独自の例外じゃないと起こせないことあるよね。

*7:StandardError なら、クラス指定なしの rescue でも捕捉できるから。

2013-02-09

解答例 ─ Ruby初級者向けレッスン 44回

第56回 Ruby/Rails勉強会@関西 での Ruby初級者向けレッスン 44回 の解答例 *1

演習問題 1

0 から 9 までの数値をもつ配列 a がある。
a = (0..9).to_a
a # => [0, 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9]
  1. 各要素を順番に表示しよう。
  2. 各要素を 2倍した値を持つ配列を作ろう。
  3. 全要素の合計値を計算しよう。
  • スライドのおさらい。
  • 改めてやってみると、意外とできないかも知れないよ。
# -*- coding: utf-8; -*-

# 0 から 9 までの数値をもつ配列 a がある。
a = (0..9).to_a         # => [0, 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9]


# 各要素を順番に表示しよう
a.each{|i| puts i}

# >> 0
# >> 1
# >> 2
# >> 3
# >> 4
# >> 5
# >> 6
# >> 7
# >> 8
# >> 9


# 各要素を 2倍した値を持つ配列を作ろう
a.map{|i| i * 2}  # => [0, 2, 4, 6, 8, 10, 12, 14, 16, 18]


# 全要素の合計値を計算しよう
a.inject{|s, i| s + i}      # => 45

## マニアが書くと
a.inject(:+)                # => 45

演習問題 2

0 から 9 までの数値をもつ配列 a がある。
  • 奇数の要素だけを持つ配列を作ろう。
  • ただし odd? メソッドは使用禁止。
  • パズルだと思って、いろいろやってみよう。
# -*- coding: utf-8; -*-

# 0 から 9 までの数値をもつ配列 a がある。
a = (0..9).to_a       # => [0, 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9]


# 奇数の要素だけを持つ配列を作ろう
a.select{|i| i.odd?}            # => [1, 3, 5, 7, 9]


# ただし odd? メソッドは使用禁止


# 2 で割った余りが 1 なら奇数
a.select{|i| i % 2 == 1}        # => [1, 3, 5, 7, 9]


# 偶数でなければ、それは奇数
a.select{|i| !i.even?}          # => [1, 3, 5, 7, 9]


# rubyist は true/false の否定を嫌う
# reject は式が真の要素を捨て去る
a.reject{|i| i.even?}           # => [1, 3, 5, 7, 9]

## マニアが書くと
a.reject(&:even?)               # => [1, 3, 5, 7, 9]

マニアのコードに出てきた & は、スライドに登場した、ブロックの受け渡しに使う & とは少し違う。*2


演習問題 3

Enumerable#map を自作してみよう。
module Enumerable
  def my_map
    ……
  end
end
ただしEnumerable#map とEnumerable#map! は使用禁止。

会場には「mapが使えないなら collectを使えばいいじゃない」と言う人がいた。
こういうことですね。わかります。*3

module Enumerable
  def my_map &block
    collect(&block)
  end
end

a = [*0..4]             # => [0, 1, 2, 3, 4]

a.map{|i| i * 2}        # => [0, 2, 4, 6, 8]
a.my_map{|i| i * 2}     # => [0, 2, 4, 6, 8]
a.map                   # => #<Enumerator: [0, 1, 2, 3, 4]:map>
a.my_map                # => #<Enumerator: [0, 1, 2, 3, 4]:collect>

惜しい。
多くのブロック付きメソッドはブロックを渡さないと Enumerator を返す。
my_map の方は #<Enumerator: ... :collect> になっちゃってる。

# -*- coding: utf-8; -*-

# Enumerable#map を自作してみよう
# ただし Enumerable#map と Enumerable#map! は使用禁止

module Enumerable
  def my_map
    unless block_given?
      # ブロックがもらえなかったら Enumerator を返す
      to_enum __callee__
    else
      # 空の Array を用意し、
      inject([]) do |result, item|
        # ブロックの評価結果を追加する
        result << yield(item)
      end
    end
  end
end

# 試してみる
a = [*0..3]           # => [0, 1, 2, 3]

# map と my_map の比較
a.map{|i| i * 2}      # => [0, 2, 4, 6]
a.my_map{|i| i * 2}   # => [0, 2, 4, 6]

# Enumerator も比較
i = a.map             # => #<Enumerator: [0, 1, 2, 3]:map>
j = a.my_map          # => #<Enumerator: [0, 1, 2, 3]:my_map>

i.next                # => 0
i.next                # => 1
i.next                # => 2
i.next                # => 3

j.next                # => 0
j.next                # => 1
j.next                # => 2
j.next                # => 3
j.next                # => 

# ~> -:40:in `next': iteration reached an end (StopIteration)
# ~> 	from -:40:in `<main>'

詳しくは、時間がとれたら書きたい。*4

*1:There's More Than One Way To Do It. もっといいやり方があったら教えて。

*2:どう違うかはうまく説明できない。><

*3:これも反則です。

*4:コメントいただければ可能な限りお答えしたい。