2016 BRM423岡山1200 №1

masahikomifune22016-05-02



今年前半の目標としていた岡山1200ブルベ、無事に完走することができました。
パリ〜ブレスト〜パリ(以下PBP)は正直1,200kmを走るブルベとしても別格で、先頭を狙うという明確な目標を持った参加者が、限りなく「コンペティション」の領域でゴールを目指すため、自分が今までやってきた職業としてのサイクリングがすごく役に立っていたし、だからこそ頼める部分がたくさんあったのかもしれない。
しかし今回のブルベは、サポートを入れようと思えば可能だけど、どちらかというとタイムを狙うとかそういうのじゃなく、ファーストランとしては考えていたけれど、ある程度自分の考えたとおりにマネジメントしてゴールを目指したかった。
当初の目標は63時間〜65時間。
途中で4時間ほど仮眠するつもりで、どのポイントをどの時間に通過するのかもある程度予測して装備も決めて走ったし、それが予定通りはまれば「してやったり!」って気分で爽快だし、でなければ、それも対応できる「想定内」で済ませることができるのかな?と、自分の経験値を客観的に楽しんでみたり。


岡山代表の澤田さんのコースは、一筋縄ではいかない(笑)
今回は1,200km走ることに集中しきれない獲得標高、とりわけPCごとに急坂が組み込まれ、参加者からも不評とくに外人からは「なんでPCごとに坂を上らないといけないんだ」という声もチラホラ。
1,200kmともなると完走を試されるものではなく、その地域の景色を楽しんだり、走りながら文化に触れたりできるのが魅力でないかと思っている。
今回は正直もてなされた名所等のポイントが多すぎて、そのポイントに知識の薄い外人なんかだと、なぜショートカットコースがいくらでも作り出せる遠回りコースなのか理解できなかったに違いない。
獲得標高も10,000m以上。
標高最高地点でも1,000mには程遠い700mほど。
おかげで寒さそして酸欠になることもないが、この標高程度で12,000mほどの獲得標高、それも尾道尾道間がほとんど登らないことを考えると、900kmで・・・やはりこれは恐ろしく厳しいブルベだ。


23日朝4時にスタート。
1,200kmならではのテクニックやトラブル、アクシデント(と言っても大きなものではない)が65時間のうちにはいくつかあり、それら一つ一つが客観的に楽しむことができました。

無事に終えることができ、楽しいこのブルベを提供してくださった澤田代表や山口副代表、そしてスタッフの方々。
本当にありがとうございました。

またジェイピースポーツグループさんのブログでも速報ブログを掲載しています。

そちらも併せてお楽しみください。
「Massa's Eye Extra」


今回自分なりのテクニックとしてですが、真夜中の大山そして朝方の一番冷える時間に米子のPCに設定されたコンビニの壁にて仮眠。
この時、貼るカイロをお腹や肩、そして太ももに貼り付けて寝ました。
ホットクリームなどを使うと皮膚が刺激される感覚が寝るにはあまり向かないし、何よりも日中は半袖で過ごせるほどの暑さだったので、日が昇った途端に熱さにやられることでしょう。
もし冷え込む地域や朝晩の気温差のある場合は、貼るカイロを数枚持参すると何かの役に立つかもしれません。
この季節だとまずコンビニなどでは入手できないので、前もってドラッグストア等で購入し、デイパックに入れておけばいいのではないでしょうか。かさばる物でもないので。


23日朝4時にスタート。
15分おきにウェーブスタート、今回は最終4時半にスタートした。


23日の夕方は岡山県北部は雨予報。
兵庫県西部や鳥取県ではその影響か湿度ややや高めで太陽の日差しはそれほどきつくなく。
だけど半袖といういでたち。


新戸倉トンネル
このブルベ前半の難所と言って過言ではない。
20km登りっぱなし。勾配が緩いと言っても、登りっぱなしはつらい。



日が変わり、鳥取県に再び入ったころから睡魔の限界。
標高500m以上の場所で仮眠をとる。



その時に役立ったのが貼るカイロ
体感的には2〜3℃は助けられている気がする。
あと最近のヘルメットは冷却効果抜群なので、ナイトランや涼しい時は直接冷たい空気がおでこに当たらないよう、レーサーキャップ必須だろう。



そして24日の朝日は島根県境の江島大橋で。
ここはひとつの名所として、自転車で通りたいポイントの一つだ。

江島大橋