Massa’s Eye

2018-01-16 シクロクロス、今回は大阪堺やさかい このエントリーのブックマークコメント

masahikomifune22018-01-16

関西シクロクロス第8戦、堺。

このレースを含めてシリーズ戦は残り3戦。

これ以外にも自分たちで運営しているくろんど池や四国クロス、それに新しく始まった柏原などもあるけれど、それでも後半戦に突入し、みんな勝利カテゴリー昇格、そして降格しないようにと各々の目標へと頑張っているはず。

そんな目標への「後押し」としても、前日の関西シクロクロススクールを開催し講師をさせていただいてから数年。今シーズンはスクール参加者が明らかに減少。これはいろいろな見方ができるんだけど、理由や要因は単純明快ではないにしても、正直全体のレベルがここ2〜3年停滞しているように感じられる。

シクロクロスはロードと違い、練習すれば、走力が上がればその練習量に比例して向上していくわけではない。

だからこそきちんと走らせるためのノウハウを理解して欲しいのでスクールを開催しているけれど、最近多いのは複数人で試走をしていて、見るからに経験豊富じゃない選手が、経験のより浅い人にアドバイスをしている。

まぁ放っておくのが一番なんだろうけれど、つい耳に入ってくるので聞いていると・・・すみません、何一つ正しくない・・・(>_<)

空気圧にしても走り方にしても、もっと言うと「レース」としての戦術などなど。


三船さんは速いから僕たちには参考になりません。


と言うことを言われることもあるけれど、いやいや、それ以前のアドバイスなんだけどね。

野球に例えるならイチローがバットの握り方を教えて、キャッチボールを教えて

「いやいや、僕たちはイチローさんとは違うのでそこは・・・」と言って、だけどバントエンドランやダブルプレー練習はしている、みたいな。


それでも今回の堺は久しぶりにスクール参加者30人越え。

顔ぶれを見ていると、意外と?超未経験者というよりもある程度回数をこなしていて、それで「勝ちたい」「昇格したい」「降格したくない」??な人たちが真剣な顔で話を聞いてくるというのがパターン。

CM1やC2の参加者が意外とあるのが特徴かもしれません。

そこでC3やC4、そして女子カテゴリーの単純に「こけたくない」「ちゃんと走りたい」という、自転車以外だったら当たり前の最初の一歩を求める人で回りに経験者がいない人の参加者が多いのかな。


堺はコース全体で言うと「単調で簡単」。

砂やみんなが走ることでコーナーなどは滑りやすくなったけれど、「所詮」それだけです。

シクロクロスは階段やバリアー(日本ではシケインと言われるけれど、正確にはシケインではなく・・・海外ではバリアー、ベルギーではオブスタックルなどが一般的です)を乗っていくのがいいんじゃない。

一番いいのは

「速いこと」

速いということはミスをしないということ。

バリアーでスピードをほとんど殺さずに通過していく、階段で乗っていって失敗してタイムを削られるのなら、確実に最小限のタイム差で通過していく。それが大事

そんな方法をスクールでは教えて、それにプラスでレースに役立つ小技や戦術を伝える、というのが前日スクール。

今回のレースでも全員を見たわけじゃないけれど、スクール参加者はミスが少なかったように思います。


そんな堺、自分にとっても今年最初のレース参戦。

前日の試走でコーナーは滑りやすくなるだろうという予測。芝も少しめくれていたし、朝の冷え込みを考えると土は凍り、それが解けて水分が出て・・・砂は走りにくくなるだろうという予測で朝の試走。

ここでも「乗れない」砂を何度も何度も乗る練習の人たち。ここはまず全体をみる「ついで」で砂でいいと思うんだけど・・・

滑らないライン取り、集団で走るときの迂回路や退避路を確認しながらの試走。

空気圧はスクールの段階では1.8だったけれど結局1.7に。

スタートは5列目。スタートしてすぐに180度ターンやシケイン(ここでいうシケインはバリアではなく、コーナーのシケイン)があるので抜きどころが少ない。

個人的には去年のようにもう少し「踏みどころ」があってのテクニカルコースなら、まだジャンプアップする場所もあるけれど・・・さてさて


スタートしてからは大渋滞のワチャワチャ状態で進んでいく。

ここでどれだけトラブルに巻き込まれないよう。自分のスペースを守れるか。

勘違いされると困るけれど、別にけんか的に手を出したり押し出したりするんじゃなく・・・あくまでも自分のスペースに入ってこられないように守ることは大事。それでも半周は大変。だからワールドカップなどでも落車があったりするわけで。

コーナーは外に膨らんでインが開けばインを刺す。

だから1周目や最終コーナーは絶対インを開けちゃいけない。

オーバースピードでインに入って後輪ロック気味で向きを変えていく。この辺も試走の段階で確認済み。

2周でようやく先頭は遠いけれど6位以内は見えた。

この辺りで前日の・・・新年会の影響?胸焼けが・・・

5位の羽鳥さんに追い付いて深呼吸。幸い?心拍数が上がっても心臓が動いてくれている。脚は微妙だけどというか正確には脚というよりも体重増加のスピード低下か(笑)

3位の後ろまで行くも今回は砂やスピードを殺さずに流れていきたいとところでことごとく詰まるし、もうこのポジションで限界、4位でゴール。

同じように社会の歯車で頑張って、そして自転車に乗って頑張って。そんな同世代の人と上を目指してレースをするのは楽しい。

高校を卒業してオランダへ行って。そこからひたすらエリートで上を見て走り。

39歳の最後に引退。それは選手を引退だけど、最近思うのは選手というのは今みたいに頑張って走っている行為はアスリートであり続けるし、それは選手だともう言える。

だけど選手と言っても白いアルカンシェルにつながる道、「エリート」の世界と、頂点は青いアルカンシェルという「マスターズ」の道は似ているようで異なる。

40歳からはまだまだアスリートとして頑張っていて、それはこれからも永遠に変わらない。だけどエリートではない。

また今週来週といろいろと忙しいけれど、それはライバルたちもきっと一緒。そう考えるとレースをすることも仕事をしていることも楽しい。

日吉はブルべを走るのでパス。そしてくろんど池はそんなライバルたちへのおもてなし。

次回は桂川そして東海シクロクロスの最終戦ワイルドネイチャープラザ。

昔のスピードでは走れないけれど、存分に楽しみたいと思います。

関西シクロクロススクールは残り

と開催しますので、ワンランク上を目指すためにも是非是非スクール参加もお待ちしています。

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スクールでは一緒に走り、走りを見てもらう。

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重要なポイントでは、そこの攻略方法をアドバイス。

ステップを前にジープロードへと上がるアップダウンは、小さくコンパクトが基本だった。


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堺の砂の難しさは、マイアミなどのように砂に特化したセッティングで走ることができず、オールラウンドのセッティングの中で砂をクリアーさせること。

砂で刺さるような空気圧で挑むのなら、早めに降車してランニングも良し、要は「一番速い」方法を瞬時に選択することが重要。

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