Massa’s Eye

2018-04-07 BRM407近畿(近江八幡)300、ロバになる前に

[]2018.04.07 BRM407近畿近江八幡)300 []2018.04.07 BRM407近畿(近江八幡)300 のブックマークコメント

BRM407近畿300。“近江八幡300”、近江八幡から多賀大社を経由して伊勢神宮内宮)へといってくる300km。

雨予報は曇り晴れ予報に変わり、気温も低くない。

で、なぜだか伊勢まで追い風基調なうえに関まで出てくると気温高め。

怪しい。

オレは直感的に思った。

そして

なぜ北風なのか・・・春なら南風か西風だろ

このルート、追い風なのに信号や旧街道をトレースしていくルートで意外とスピードは上がらない。復路のアップダウン“ジェットコースターコース”や青山峠を考えると、そして北風を考えると折り返しまでに貯金はいくらあっても十分じゃない。

なのに伊勢神宮のあとすれ違う人たちは、まるで桃源郷へ進んでいるかのような表情。

オレは思わず連想したのが

ピノキオにでてくる、ロバになって売られる子供たち

君たちは桃源郷だと思っている場所は、悪いオッサンが用意しているカゴの中で、そしてそのままロバになって売られていくんだよ・・・

ダメだよ、追い風でポカポカ陽気に浮かれていちゃ。

これは罠。気が付いたらロバになって取り返しのつかないことになって、悪いオッサンに売られるぞ・・・

だけど、そうなったのは君たちに責任があるんだよ・・・

そう言ってあげたい。

だけど、きっと言ってもこういい返されるだろう

いやいや、三船さんは速いから、僕たちと違うから

と。

いつもと同じように「違う」と言われて終わるのだろう。

だけどな、違わないよ、一緒なんだよ。こういうパターンのブルべは得てして稼ぎ出せるうちに精一杯稼ぎ出す。それは速くても速くなくても一緒なはずだ。

オレは直感的にスタートしてそう感じた。



序盤にいきなりの雨。彦根に入る前から降り出し、野洲川が見えるころには雨はやむ。まさに冬場に多いパターン。4月なのに。これは寒気が入っているんだ。後半ヤバいに違いない。そんなことをブルべを通じて知り合った今では仲の良い友人の一人愛知の浅井さん(年上だがごめん、完全にタメ口なんだがw)と今日はやばい、って話をしながら進んでいった。

と、そんな浅井さん、実はそれ忘れるか!ほんで忘れてもスタートするか!ってものを忘れてスタートしていたのだが・・・これにはびっくりしたが・・・まぁいい。

そんな焦る気持ちは裏腹に、なんでこんな大都会ではないのに津から松阪そして伊勢へと信号が多いんだ。おまけに旧街道?の道の狭さゆえに交互通行信号、最大4分てのが数か所。引っかかったときに計ってみたら3分40秒・・・これは得したのか??わからない。そのあとのはギリギリ通過が2回。これは明らかに得をしたな。


伊勢内宮前のコンビニ。観光客の多さもあり、さっさとスタート。缶ジュースを一気に流し込んでパンは背中に。そして今回初めて使うラファのカーゴビブのポケットにチョコバー。ゆっくりするのは次のPC(コンビニ)でいい。

予想通り?の爆向か風劇場が始まった。100kmほど続くのか・・・淡々とイーブンペースで進んでいく。

登りで違和感

スローパンク??

だけど問題ない。

そんな感覚が復路でも、特にダンシングしたときに感じられる。

最初は後輪と思ったけれど、どうやら前輪。タイヤを触ると確かに少し少ない。

かれこれ40kmは走っているが、約1気圧ほど下がっている。

何かを踏んだり刺さったにしては空気抜けが遅すぎる。

松阪から山手に入ってしばらくして、十分なスペース、日が当たる場所、の条件を満たす場所を発見しチューブ交換する。

どうやらバルブとチューブの間に隙間らしきものがある。これが原因か。

パンクではないか再度原因を確認。

チューブを交換してから空気が抜けていないということはパンクではないはず。

パンクでないことを信じてそのままチューブだけ入れ替えて走り出す。


目の前の青山高原は真っ黒で巨大な雨雲に覆われている。

チューブ交換しておいてよかった・・・本当は青山峠のトンネルを抜けたところでもいいか、と思っていたのだから。

青山峠手前から雨。気温は3℃まで到達。

青山峠を下ってから国道422号、90年代はしょっちゅう通った地域だ。R422沿いは電車が速くないのでよくチームロードがてら競走したものだ。

と、そんな思いで走っていると突然の雹。で、嵐のような風。

もう体の芯から冷えまくりで指の感覚はない。最終のチェックポイントのコンビニで最初に見たのは洗い物用の手袋、しかしなかった。残り50kmほど、我慢していこう。

長居は無用、ゴールを目指す。

指や足の裏の感覚がほとんどない。そんな極限状況である程度覚悟をしながらも走る。幸い?滋賀県に入ったあたりからはやや追い風。寒さと飢え?と戦いながらゴールを目指す。


12時間56分で無事にゴール。予定よりも1時間かかっているし、何よりも苦しんだ。

予想天気に惑わされて防寒具を持たなかったことも原因だが。

それでもラファのカーゴビブがすこし防水してくれること、そしてフライウェイト・ウィンドジャケットにはかなり重宝した。

前半の雨のとき、ウェアを濡らしたくはないなと(アームウォーマーがメリノウールだったし)着用したら、雨も結構弾いてくれ、これがかなり役に立った。

なんとかロバにされそうになりつつも、すんでのところで悪いオッサンの甘い言葉から逃げ出したような気持ちだ。


次のブルべは再び近江八幡へ。今度は400。

近江八幡のブルべは個人的にはバランスよくツボだ。

難易度はやや低め。そこで「楽勝!」という気持ちに針を振るんじゃなく、それでも淡々と進んでいかないと完走できない。

さてさて、今から400が楽しみだ。

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誰もがブリーフィングのときに雨がこれから降るなんて思わなかっただろう。

そしてその雨も気温が高く、雨に対しての警戒心なんてなかったはず。

そして再び雨が降り出すまで、もう今日のブルべは余裕だ、と思ったに違いない・・・

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スタートして多賀大社へ向かう途中、いきなりの雨雲、そして雨


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ラファのブルべ・フライウェイト・ウィンド・ジャケットは、コンパクトに折りたたんでポケットに。場所を取らないし、今日は使わないだろうけれど、ポケットに。って気軽な気持ちで用意したが、この1枚に助けられた。

首の皮、ならぬ、首の皮より薄いフライウェイト・ウィンド・ジャケット、に。


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三重県伊勢路に入ると予想以上の暑さ。

フライウェイト・ウィンド・ジャケットをたたんでポケットへ。


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フォトコントロールのなぎさまち

12時36分到着。個人的には信号の多さでタイムが稼ぎ出せず、一人焦っていた。


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ラファ・カーゴビブは食べ物はじめ、食べた際のゴミも収納。これは本当に重宝、使えるアイテムだ。

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