地域の復興を支援するボランティア活動

津波地震などで建物や住居が倒壊したり、流されたりした地域の復興を支援することも、ボランティアの大事な役割です。
がれきの片づけや家の中に入ってしまった泥などを掃除したりする姿を、テレビなどで見たことがあるでしょう。
倒壊した家の片づけ、床下浸水をしてしまった家屋の泥出しや家財の運び出し、床板剥がしなどを行います。
私水田昌宏も実際にヘルメットや防塵マスク、ゴーグルや厚手の手袋などの装備をして、作業をしました。
そこで忘れてはいけないのが、どんなに小さなものでも、そこに住んでいる人の大事な持ち物である、ということです。

津波などの被害は道路や学校、公共施設にも影響を与えます。
側溝に積もってしまった土やヘドロを取り除くのも大変な作業ですが、仲間と協力し合いながら行います。
指示をする人がいますので、指示に従い、効率的に行われるのが理想ですね。
学校や公共施設は、避難所やボランティアセンターなどに利用されることが多く、快適に過ごすたには、きれいに掃除をします。

漁業や農業を営んでいる人たちの支援もします。
漁港のがれき撤去をはじめ、流されてしまった船や網、養殖の道具などを回収したり、漁港の清掃を行ったりします。
田畑には、さまざまなものが流れ込んでしまっているので、そういったものを取り除いたり、ビニールハウスを片づけたりします。
また、砂浜の清掃も行います。砂浜には家財道具やガラスなど、さまざまなものが埋まっていますので、それらを広い集め、海岸をきれいにします。

泥の中などから回収された写真や貴重品は、被災者にとってとても大切なものです。ボランティアでは、できるだけ広い集め、きれいにクリーニングをして持ち主の元に戻れるよう、展示をする活動も行います。