masahirorの気まま記録簿

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サムスンのMP3プレーヤー「YP-U3」到着と簡易レビュー

先日注文した「YP-U3」が今日届いた。


ぱっと見、かなり小さい。

手に取っても小さい。

そして薄い。

でもこれでUSB端子まで内蔵してるからすごい。ボタン一つで隠れていたUSB端子が、まるでノック式ボールペンの蓋の部分のように飛び出てくる。その様子を撮ってみた↓。


早速、曲を転送してみた。
今自分のHDDには、MP3が約30GB分ぐらいある。が、逆にどれを転送しようか悩んでしまう。
最近あまり流行の曲を聴いていないので、基本的にこれまで聞いてきたなかから気に入ったものを転送したいところなのだが「このアーティストのアルバムが聞きたい」といったテーマが決まらない。家で音楽かけるときも、もっぱらマイMP3ライブラリから「ランダム再生」で聞いている。HDDナビに入っている曲を聞くときもそうだ。
4GBなので、30GBのなかからある程度ピックアップしなければ当然入らないのだが、自宅PCで聞く「ランダム」スタイルをこのMP3プレーヤーでも実現出来ないものだろうか、と。
ipodの曲を管理する「iTune」には、ランダムで曲を選んでipodに転送する機能があるという話は聞いた事があった。でも、転送先は「iPod」限定である。


同様の「ランダム転送」機能があるソフトはないかと調べていたら・・・なんか普通にWindows Media Playerが対応してるみたいです。Windows Media Playerのバージョン11からのようですが。

やり方としては、

  1. YP-U3をPCに接続しておく
  2. Windows Media Playerを立ち上げる
  3. メニューから「同期」をクリック
  4. 右下に「同期リスト」が表示されるので「音楽をランダムに並べ」をクリックする。


たったこれだけで、容量限界まで曲をピックアップして転送リストを作ってくれる。もちろん、事前にWindows Media PlayerのライブラリにMP3を登録しておく必要はあるけど。同期の設定によっては、曲入れ替えの際総入れ替えするか残った容量分追加するかなどの選択、曲に付けた星印や追加した日、よく再生する曲から判断して選曲するなどの機能をもあるようだ。(当然曲を選んで転送することも可能)
おまけ程度にしか考えてなかったWindows Media Playerも、意外と高機能なんだな。


ともかく、この機能を使って適当に4GB分転送してみた。上記の機能は、デフォルトでは

  • 「U3のルート→Music→アーティスト名→アルバム名→曲.mp3」

の順でフォルダを作って転送される。結構階層が深くなるが、U3では問題なく再生できた。本体の全曲ランダム再生機能と組み合わせれば、HDDに眠っていた曲が色々聴けてなかなか楽しい。気に入らなかったら飛ばせばいいし。


音は、まあ及第点かな。もともとあんまりこだわりはないし、付属のヘッドフォンで聴いただけなのだが、ビットレートが128kbpsぐらいの曲で時々ある「キュルキュル」っとした感じの音も聞こえてこないし、わりと原曲通りストレートな音が出ている。
サムスン独自の「DNSe」というサウンド効果というのがあり、音に立体感を持たす機能が搭載していた。これを試しにライブ版の曲で有効にして見たら、確かに音の広がりがあり、少しだけ5.1chのように後ろから聞こえてくるような感覚は体験できた。ただ、ライブ版以外の普通の曲(要するに観客の歓声などがない曲)は、そのまま聞こえた。これも今後聴いていく上で面白い機能かもしれない。


操作は、基本的にフロントのボタンで行う。ボタンといっても、文字が印刷されてるのみで全てフラットになっており、ここを「タッチパネル」として押せば操作が出来る。凹凸がないのでなかなか押しにくいなと思った反面、指で押さないと反応しないので(ペンとかで突付いての無反応)、ポケットやバックに入れてるときに物に当たっての誤操作はほとんどなさそうだ。不思議な感覚だが、慣れると便利かも。


液晶は、同時に4行分表示可能。スペースが狭く必然的に小さい文字になるが、可視性は十分。再生中はID3タグのタイトル・アーティスト名を表示させることが可能。もちろん日本語で。
ただ、タイトルとアーティストが1行で表示されて、長い場合は自動でスクロールされるのだが、あと1行分上下にスペースがあるんでどうせならタイトルとアーティスト名は1行ずつそれぞれ表示して欲しかった。アーティスト名を確認したいときは、タイトルが先に表示されるのでスクロールされるまでじっと待たないといけない。特に僕のようなランダム転送&ランダム再生用途だと「あれ、これ誰の曲だっけ?」ってことが多々あり、そのたびに確認するのに時間がかかる。
これはファームウエアで改善されることに期待。



FMラジオ機能は、オートプリセット機能があるんでスキャンを実施すればすぐチャンネル設定が可能。電波も良く入るのか、自宅の中にいても十分クリアな音で聞こえた。
ICレコーダー機能はまだ試してないけど、今度会議で試してみたい。WAVE形式ではなく直接MP3形式で出力してくれるのは嬉しいところ。
また、語学学習用に再生速度調整機能も搭載されてる。ただ、今のところ僕の用途では出番はないかな。



USBに接続して充電ができ、1.5時間の充電で15時間再生可能。このサイズでそれだけ持てばいいかな。
注文から1ヶ月近く経ってかなり待ち遠しかったけど、値段に対する容量、再生機能、付加機能、音質、大きさとデザイン、ともに大満足。かなり使い勝手のいいMP3プレーヤーです。

追記(2009年頃)

サムスンが日本から携帯プレーヤー撤退してしまったので同じ機種は入手困難となりました・・・が、どうもiRiverの「T7-4GB」が中身ほぼ同じっぽい。どっちが大元かわからんけど、OEM供給かな?


※実際にいじってみたわけではなく、ボタン配置、タッチパッド、サイズ、仕様的にかなり近かったので、推測です。