地球交響曲「第八番」

キリコさ〜ん
龍村 仁監督の地球交響曲ガイアシンフォニー)第八番の上映会とトークライブあるで〜
久しぶりに大阪きいへんか〜
と、Mちゃんから、お誘いの電話   行く・行くで〜と即答




「なぬっ、又出かけるの?」

許せ、モンジロウ、留守番頼む!
で、5日6日と大阪に居てました

ドキュメンタリー映画地球交響曲ガイアシンフォニー)」とは?
パンフレットからの抜粋
イギリスの生物物理学者ジェームス・ラブロック博士の唱えるガイア理論「地球はそれ自体がひとつの生命体である」という考え方に勇気づけられた龍村仁監督により制作されたオムニバスのドキュメンタリー映画です
美しい映像と音楽、珠玉のことばの数々によって織りなされ‥‥‥1992年公開の「第一番」から2012年公開の「第七番」まで、草の根の自主上映を中心の活動だけで延べ240万人に上る観客を動員、その数は今なおとどまること無く、かってないロングランとなっております


私は今までこの映画を見たことはありません
でも、存在は知っていました

手許にスタジオ・ボイス・ブックス発行の「ガイア・シンフォニー間奏曲」という龍村監督の本があるのです

自分で買ったのではありません、頂いた本なのです
振り返ると12年前、ユズボウと和歌山県勝浦町の色川地区で有機農業の見習いをした時、お世話に成った方から頂きました
この本には自然界の神秘的で美しい映像と映画に登場する人々の含蓄のある言葉があふれていました

その中で私は「第一番」に登場する野澤重雄さんのハイポニカトマトに仰天しました
たった一粒の普通のトマトの種から遺伝子操作も特殊な肥料も農薬も一切使わず13000個ものトマトが成ったのです


野澤さんの言葉です
「植物は親からタネとして離れてそこで独立して生きてゆきますから、生きるための要素は全部持っているはずで、そこに不備なものは絶対ないはずなんです。そのことを信じて疑わず、人間が植物をコントロールするのではなく、植物が自分の能力を存分に発揮できるような手助けをしてやるだけです」

この本のこの言葉は、自給自足を目指す初心者の私達への餞だったのかもしれません


あれから、十年・・・人は忘れる葦ですね〜もう一度原点に戻らなくては・・・


話し戻してドキュメンタリー映画地球交響曲第八番」
今までのシリーズでは外国人数人、日本人一人の登場者でしたが、今回の「第八番」では日本人のみです
それには東日本大震災紀伊半島を襲った台風12号の豪雨災害の影響もあります
龍村監督の脳裏に浮かんできたのが、日本人の本質や精神性・・・特に樹との関わりだったようです
目には見えないので実在することは証明できないけれど、樹には精霊が宿っていて、それが危機の時に再生し大切なことを気づかせてくれる‥‥‥そう感じて樹にまつわる日本人の精神文化を表現できる人物を探す中で数々の出会いがありました・・・」



樹の精霊に出会う・・・奈良県吉野にある天河大辯才天社の宝物庫に600年眠っていた能面「阿古父尉」が写しとして現世に蘇り、演者に乗
           り移った宇宙の意志が時空を超えた幽玄の世界へと誘う
樹の精霊の声を聴く・・・ストラディヴァリウスの修復では世界屈指のヴァイオリン製作者の中澤宗幸・きみこ夫妻の津波ヴァイオリンの「樹の精霊の声」に耳を傾ける

心に樹を植える・・・気仙沼で牡蠣の養殖を営む畠山重篤さんの”森は海の恋人”のキャッチフレーズでの植林活動と海の復活の物語




私達日本人は今、何に気づき何をなさなければならないのか? の問にどう向き合うか


各地で自主上映会が開かれると思いますが、ぜひ足を運んでみてください