日本の心・さいき

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8年前の治療・・・

 以下は、8年前の平成22年9月22日に、記載した内容です。

 昨日は、大発作を起こしてICUに入院していた子ども(2泊3日)と、前から入院している子ども(4泊5日)を退院させた。何か、喉につかえていたものがやっと取れた感じになった・・・。
 昨日も、夜の9時半過ぎに寝て、今朝の4時に起きた。で、ゆっくりと朝食を野菜中心に(オリーブオイルを沢山掛けて)摂り、テレビのラジオ体操第一に合わせて体操をし、7時過ぎに病院に行った。
 救急外来のナースが、「先生、聞いて聞いて・・・」と言う。・・・→予防接種をして、熱が上がり、もう、座薬を3回使ったけど、熱が下がらない、今度、何時間あければいいでしょうか?との問い合わせがあって、それも、一番眠たい深夜の3時半にあったとのこと。で、今日ここに来そうと聞くと、「それがここにも一度も掛かったことなくて、ただ、聞きたかっただけみたいで・・・」と言う。
 まあ、こんなこと、今までに何度もあったけど・・・。(ある時、熱でけいれんが心配で来院すると言うことで、3時頃、寒い中、自転車を漕いで家から出て行って、病院で待つも、待てども待てども来ない。電話を逆にこちらからすると、子どもが眠ったので、そのまま様子を見ているとのこと。)
 昨日の午後からの予防接種で(9名いて、同時接種がその内3名いた)、その中で、前回、2回、三種とヒブをして、38度の熱が出た子がいた。で、今回大丈夫でしょうか?と心配そうに尋ねてきた。
 こんな時、私は、抗ヒスタミン剤をちょっと服用させている。発疹が出たり、三種で、腕がパンパンに張れた子も、これで、次回軽減したのを、何度も経験してるので、今回も、接種の前に、親と相談して、ペリアクチンを2ml内服させて施行した。今まで、経験的に、いい感じに思っているのだが・・・?!
 発熱って、親にとっては、とても気になる症状だ。熱を測れば、数字でちゃんと出るから、尚更、心配になるのだろう。
 私は常々、「機嫌、顔つき、食欲、睡眠の4つが、子どもの見方としては、とても大切な見方。夜、熱が上がっても、吐いても、下痢しても、咳しても、以上の4つでさほど問題がないと思えば、深夜に慌てる必要ない。それが続けば、例え熱が無くても、慌てる必要がありますが・・・」と外来で説明しているのだが・・・。
 ところで、熱が上がって、子どもが興奮状態にある時、漢方薬を注腸して様子を見ることもあります。不思議に、30分もすると、興奮が収まっていますね。当院では、救急外来で、五苓散や黄連解毒湯の座薬(1g)まで作って、使用していますが・・・。
 現在、政治的に、中国との関係がギクシャクしていますが、私は、西洋医学にはない利点が、中国医学中医学)には沢山あり、両方が上手く使われれば、とてもいい医療ができると思っているのですが・・・?!!

漢方薬だと、熱さましだけでも、いろいろありますが、オーダーメイド的な使い方で、それ等を使い分ける必要があります。
*嘔吐に著効する五苓散、これの注腸で、点滴するケースがめっきりと少なくなっています。
*夏の無菌性髄膜炎の時の葛根湯の注腸、よく効いている様です。
*延岡でも、病院前の調剤薬局のご厚意で、五苓散の座薬と熱証に使う黄連解毒湯の座薬、作ってもらいました。
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