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黒猫亭

2014-03-29

春を届けに

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弘前に友達ができた。弘前公園の桜の枝を持ってやって来た。

弘前の桜が日本一と評されるのは、りんご栽培で培われた剪定技術の賜物だ。という話も初めて聞いた。剪定した枝は市民に配られ、この日は200人の行列ができたそう。

その枝を手に入れた彼は、今日たまたま仙台でよく知らない胡散臭い男(おれのこと)と飲むことになっていたので、せっかくだから土産にしようと両手に余るほどの枝を抱えて、新幹線に揺られてやって来た。

「その枝は何?」と俺。

少しはにかんで、「春を届けに」。

いつも飲み歩いていて良かったな、と思うのはこういう時だ。青森にゆかりある親方が立つ古居酒屋へ連れていき、岩木山の写真が飾られた店内で青森談義。枝の1本をお裾分けして、それぞれの帰路へ。

桜の枝を肩に千鳥足で夜道を歩く。笑われるのはまだいいほうで、アブナイ人が来たとあからさまに避ける人もいる。そりゃまあそうだろうなあ。

しかし君たちはこの枝の意味を知るまい。

人はそうやって大切な桜の枝を大事に抱えながら歩いているのだ。たとえその姿が滑稽だと思われようとも。

2014-03-10

3月11日を前に

饒舌になっていく人と、寡黙になっていく人がいる。

2014-02-22

ヨメと黒猫と赤坂で。

仕事場にしばらく籠もりっきりになっていると、ヨメがやって来てちょっかいを出してくる。こちらが眉間にしわを寄せて原稿と格闘していようがお構いなし。最近はマック赤坂に今ごろハマっているようで「スマイル!」などと連呼してくるので、当然完全無視で目下の最重要課題に神経を集中するのだが、「……か?」「……してますか?」「スマイル!……してますか?」「スマイルゥゥゥ!」と一向に攻撃の手を休めない。いや本当その強靱な精神力は見習いたい。

それで思い出すのが、黒猫が生きていた時のことだ。わりと大きい仕事を抱えてトイレに行く以外は仕事場に数日籠もりっきりで原稿を書いているような時があった。そんな時にヨメと黒猫が仕事場にやって来て踊り始める。それはまるで見事な人形浄瑠璃を見ているようで、魅了された私は思わず仕事の手を止め、などということはなくやはり完全無視を決め込み、原稿の進みが悪いこともあってイライラした態度を隠しもしなかった。それでもヨメは強靱な精神力でもって黒猫と共にデービス&ホワイト組さながら息の合った踊りを延々と続け、とうとうこちらが折れて休憩を取る、ということが何度もあった。

一回一回はほんの数分の出来事だったと思うが、そんな小さな結晶がいくつも積もり重なって黒猫とのかけがえのない思い出の一つになっているのだ。ということに気づいたのは、悲しいかな黒猫が旅立った後だった。暇になったら、というのはおそらくはいつまでも実現しない約束で、もう二度とない機会というのは、それが貴重であることを決して悟られないように目の前を通り過ぎていくものだ。

猫の日に寄せて。

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2013-08-19

猫の写真展、はじめました。

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仙台・ゼロベースで「猫の写真展」−「猫を愛する」25人が撮影した170枚 - 仙台経済新聞

8月17日、黒猫ネネの命日に合わせて猫の写真展を開くことができました。

出展していただいた方、twitterなどで反応していただいた方、既にご来場いただいた方、それからネネの近くに集まってくれたたくさんの猫の皆さんに厚く御礼申し上げます。どうもありがとうございます。

それに伴って、会期中はゼロベースを間借りして仕事をしています。お仕事のご相談や仙台経済新聞への広告掲載のご依頼、理由はないけどキミにお金をあげよう!など、明るい話題をお持ちの方はぜひゼロベースまで。原稿の催促は固くお断りいたします。

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たくさんの猫に見守られながらお仕事。幸せ空間すぎます。

2013-08-09

新約 オオカミ少年

とある村にオオカミの群れがやってきて、牧場にいたヒツジの全てを食べてしまいました。
ヒツジ飼いを任されていた少年は、オオカミの群れをどうすることもできず、ただ逃げることしかできなかったのです。
そのことを村の誰ひとり責めませんでしたが、少年は自分の無力さにひどく落ち込みました。
すると、その噂を聞きつけた隣町の住人たちが金を出し合って、以前飼っていたのと同じ数のヒツジを届けてくれました。
少年も村人たちも喜び、同じようなことが起きないように、月に一度訓練を行うことにしました。

ところが、3カ月、半年、1年と経つうちに参加する村人は減り、とうとうヒツジ飼いの少年ひとりしかいなくなってしまいました。
彼は心配になって村人に何度も訴えましたが、その声に耳を傾ける者はいませんでした。
中には「ヒツジが食べられたら、また誰かからもらえばいいのさ」とうそぶく者さえいました。
悲しくなった少年はある日、ふと思いついたことを行動に移しました。

「オオカミが来たぞ!」

するとどうでしょう。最初の訓練の日と同じように、村中の人たちがあわてて牧場へ飛んできたではありませんか。
そうして少年は、ヒツジを守るために何度も村人たちを訓練し続けることに成功したのです。
けれども彼は、回数を重ねるごとに、村人たちの表情が変わっていっていることに気がつきませんでした。

そんなある日、村に再びオオカミの群れがやって来たのです。

痛いニュース(ノ∀`) : 「関西で震度7!!!」 気象庁が緊急地震速報…大誤報 - ライブドアブログ

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