村上春樹を読む

スプートニクの恋人なんじゃこりゃ、だ。文章の約20%が比喩だ。だから中身はすかすかだ。しかもその喩えが俺には納得できない。つまり参考になっていない。例えば、「何をしても手につかなかった。まるで丘のてっぺんに立って風に吹かれているみたいな気持ちだ」とか、「〜と僕は抗議した。でもそれはかぼちゃ畑の真ん中で誰かがつぶやいている牧歌的な独り言みたいに聞こえた」って、そんな経験俺にはないよ。だからそのときの感覚もわからない。納得できねぇ〜〜! そんなわからないことを喩えにしたって、何の参考にもならないって。
非常に有名だし、何ヶ国語にも翻訳されて世界中で読まれていると聞くので、一度どんなものかと読んでみたが、どうしてこれがそんなに人気なのか俺にはわからない。俺には喰えねぇ。これが「文学的」っていうやつか?
今日は図書館が休みなので、今日中はもう少し我慢して読んでみるけど、明日は予約の本が来ていてほしいぜ。