また新たな伏線が… ハヤテのごとく!第145話感想

今週のハヤテは、先週このブログが華麗にスルーしてしまった、ナギ失踪の話がメインでした。

長〜〜い4月3日。まだまだ終わりません。



家族

独りになりたくて失踪したナギ。原因は『家族』。
思えばこの作品の主人公格は、家族に何らかの曰くがあります。

親に売られたハヤテ。幼くして母と死別したナギ。赤ん坊の時に教会に捨てられていたマリアさん

そしてこの3人が同居する三千院家。
この3人は言うなれば『擬似家族』です。そこに『家族』という名が入る以上『家族愛』は存在します。
しかし、『本物の家族』の『家族愛』を見せつけられてはどうしようもありません。一般的には、『本物の家族による家族愛』>『擬似家族の家族愛』だからです。

そしてそれを決定づける経験をナギはしてしていました。姫神の失踪です。

大切な人は必ずいなくなってしまう恐怖……。どこかの生徒会長に似てますな…。


しかし場合によっては、擬似家族の家族愛もそう弱弱しいものでもありません。
まほらば』の鳴滝荘住人達がいい例です。
築き方によっては『本物家族の家族愛』よりも強い絆が生まれる可能性がある『擬似家族の家族愛』。しかしその可能性は、0になる確率大。


出来上がってまだ3か月ちょっとの三千院住人にはまだまだ立ち上がり部分の話ですね。さっき例に挙げた鳴滝荘住人も1年掛ったんですから。

もしかしたら畑先生の言うトゥルーエンドとは、「本物以上の家族愛が三千院家の擬似家族内で成立すること」かもしれませんな。


ハヤテお兄ちゃん

サクの気持ちはよく分かります。ボクも昔はお兄ちゃんやお姉ちゃんに憧れたものです。
しかしハヤテを「ハヤテお兄ちゃん」なんて…。ナギが聞いたら嫉妬ですよ。
しかしまぁ最近のサクは、ホントに読者をわかってるなぁ(笑)


伏線

見つけた限り今回新たに出現した伏線は…。

  • ハヤテは過去に1回両親に裏切られている
  • ハヤテと兄はずいぶん年が離れている
  • サクが「ゆっきゅん」と呼んでいた
  • 姫神は前にハヤテと同じように、「君を守る」を言っていた

3個めはさほど重要ではない気もしますが、それ以外は物語の根幹に関わるはずなことばかりですな。

あと、伏線っていうよりはフラグですが、

  • そしてマリアだって…

これは何を示しているのでしょうか…。マリアさん三千院家を出て行くなんてありえないことだと認識していましたが、まさか…。
これはナギの杞憂に終わってほしいんですがね…。この予感がなんとも現実味があるので…。


ヒナハム

引っ張るなぁ…。でもどうやら来週で4月3日も終わりそうだ…。なんて書くとまた畑先生にやられそうですが、さすがにここまで来たら来週決着するでしょう…。


とっておき

サクのとっておき…。桜と銀杏観覧車の気がしてならないんですが…。
そこで話が終わった西沢さん・ヒナギクに合流する流れがきそう…。


あとがき

今週は物語の根幹にかかわる話が沢山でした。多分後になったら、このあたりの話ひっくるめて『4月3日編』とかって呼ばれるのかな。