【由無し事】陥没

【由無し事】陥没
2018年01月20日(土) 晴れ 室温(暖房off状態)17.4℃(15:20現在)

先週、自宅車庫の出入口付近の地面が陥没してしまった。直接の原因は、車を出し入れした時の重みが掛かった事だろうと思うが、陥没した穴を覗いて見ると中が空洞になっていた。今の家に移転してきたのが1987年8月なので30年以上経っているのだが、陥没は初めてである。最近、何か変わった事があったかと思い記憶を辿ってみたところ、正確な時期は憶えていないが、この地区は、昨年のどこかで都市ガスのガス管を古いものから新しいものに交換する工事があった。ガス管が道路から自宅の敷地に入って来ている地点が、車庫の陥没した地点付近である。但し、ガス管の交換のために掘り起こした部分は、新しいコンクリートで塞いでおり、陥没したポイントはすぐ横の古いコンクリート部分である。ガス管工事の際の埋戻し作業で土を十分に固めずにコンクリートで蓋をしたために、地下水で横の土が掘り起こした箇所に流れて工事箇所の隣の部分のコンクリートの下に空洞が出来たのかも知れないと思ったのだが、良く見てみたら、埋め戻した場所のコンクリートの下にはギッシリと土が埋まっており、陥没の原因はガス工事とは関係なさそうである事が分かった。もう少し記憶を辿っているうちに、カミさんが電柱の移動が原因では無いかと思い当たった。電柱の移動と言うのは、もう10年近く前の話である。我々が30年前に移転して来た時、車庫の出入口の東の端部分(敷地内)には東京電力の電柱が立っていた。前のオーナーが許可していたのだろう。それで移転して来た我々もそのまま我慢していたのだが、電柱のせいで車の出し入れがし辛いのは確かだった。そのうちに、誰かから東京電力に言えば移動して貰えると聞いたため、10年ほど前に移動(敷地内から道路への移動)をお願いしたのである。もしかしたら、電柱はかなり深く埋めてあったと思うので、抜いた跡の穴の埋め戻し部分の土が経年と共に徐々に固まって沈下し、空洞ができたのかも知れない。
まあ、ホームセンターからコンクリートでも買って来て補修するしか無かろうと思ったのだが、念のためにカミさんが火災保険の代理店に電話してみた。保険が下りるかどうかの確認のためである。我が家は、ここのところ、2度立て続けに地震・火災保険のお世話になっている。2015年の秋には、地震、大雪の被害と思われる箇所について保険金で補修したし、昨年の夏には、愛犬マメちゃんがカジッてしまった和室の畳を補修するのに保険金が下りたので、畳を換える代わりに、蓄えのお金を足して茶の間をフローリング床に模様替えしたのである。なので、もしかしたら今回も保険金が下りるカモと思った次第である。しかしながら今回は無理であった。建造物が壊れた場合なら保険金は下りるが、地面は、コンクリートを流していたとしても建造物とは見なされず保険は下りないのだそうである。
本日、ホームセンターで砂利入りコンクリートと砂利、左官ゴテを買って来て、夫婦で補修工事をした。1時間程度で完了である。コンクリート(セメント)を使うのは小学生の時以来なので、50年ぶりくらいである。いつもはパソコンの前に座っているだけなので、たまには、こういう仕事も良いものである。こういう汗をかいた日には、やっぱり飲むしかないか(笑)。



1 空洞に砂利を詰め、コンクリートで蓋をして車庫の陥没補修は完了。乾くのは2日後くらいか。右側の比較的新しいコンクリート部分はガス管工事の箇所


2 余ったコンクリートで門の入り口付近も補修


3 マメちゃん散歩道からの富士山