【時事】裁量労働制って?

【時事】裁量労働制って?
2018年02月25日(日) くもり 室温(暖房on)16.0℃(09:27現在)

今朝は、4時起きで富士山の湧き水汲み(山梨県富士吉田)に行って来た。金曜の予定だったのをカミサンの体調不良で延期していたのだが、昨日のネット情報で、「いよいよ世界で大惨事(経済パニック)が起こるので、取り敢えず1ヶ月分の水と食料を確保せよ。」との情報を入手し、取り敢えず手持ちが無くなる寸前だった飲料水を確保する事にしたのである。食料については、暮に搗いた餅がまだ十分に残っているし、米も1ヶ月分くらいはあるので大丈夫だろうと思っている。過去にも、同じ様なネット情報に対応して、何度かカップラーメンを2箱ずつ買い込んだ事があるが、その時は幸いにも何も起こらず、調達したカップラーメンを、賞味期限を気にしながら消化したので、今回は、カップラーメンは買わない事にした(笑)。
富士吉田の早朝(5時過ぎ)の気温は、-1℃であり、思った程寒くは無かった。回りは雪が積もっている所もあったが。今回は、スムーズに仕事が出来たので、6時半頃には三島の自宅に戻って来る事が出来た。ネット情報での警告では、BIS、IMFを中心とした世界の現状の国際金融システムが崩壊し、信用財(各国通貨、株式、国債、仮想通貨等)は紙切れになる可能性があるので、出来るだけ現物資産(金塊、土地、不動産など)に交換しておいた方が良いとの事であったが、悲しいかな、我が家には信用財に該当するモノが皆無に近いので、その心配は無用であった(笑)。

さて、国会では裁量労働制についての議論が沸騰しているが、どうも私には何を議論しているのかがサッパリ分からない。ニュースは見ないし、既に現役引退しているため興味が沸かないと言うこともある。何が分からないかと言うと、厚労相が調査した労働時間の結果が間違っていたとか、裁量労働制の労働時間の方が一般労働制(時間ベース報酬制)の労働時間より短いという調査結果が出て、これが捏造だとか言ってるのだが、そもそも、裁量労働制に何で「労働時間」が関係あるのかが私には分からないのである。裁量労働制と言うのは、「働いた時間ではなく出した成果に対して報酬を払う、その成果を出すために幾ら時間を掛けるか効率化、工夫をするかは個人の裁量に任せる」という制度だと私は理解している。だから、裁量労働制の労働時間など何の意味も無いし、裁量労働制適用者の労働時間を課金する事すらナンセンスだと私は思っている。当然、裁量労働制対象の社員にはタイムカードなど無いと言うのが前提の筈である。労働時間が長い・短いという議論は、そもそも、労働時間を評価の対象にしていると言う事であり、そんなもん、裁量労働制でも何でもない。そんな単純な事を国会議員達は分かっているのだろうかと思ってしまう。
参考までに、私は、現役の富士通時代、20年近く裁量労働制で働いていたが、当然、タイムカードなど無し、残業手当も無しである。さすがに、出勤日数も自由(会社に1日も出勤しなくても成果さえ出せば良い)とまではなっていなかったので、原則、出勤日は休暇届け(自己申告)を出してなければ出勤していると見なすことで出勤日管理はされていたが。そして、報酬は成果主義で決まっていた。即ち、目標管理制度を併用し、上司と本人が半期ごとに目標設定と目標の達成実績評価をして成果評価結果を合意の上で決めていた。まあ、プロ野球の成果評価と似てはいる。ただ、プロ野球とは違って、評価は、さすがに絶対評価ではなく相対評価だったので、評価単位の組織内での競争(相対評価)ではあった。こういう本来の裁量労働制なら私は大いに賛成である。ただし、裁量(個人の判断)で成果が大きく変動する仕事の内容と、時間と成果が比例関係に近い仕事の内容とでは当然ながら評価の仕方も変える必要があり、どちらを選択するかは会社側と従業員側の合議で決めるのが正しいやり方だと思う。

その裁量労働制法案についての国会審議の中で、またまた、厚労相内の情報隠しが発覚したらしい。32箱のダンボール箱の資料が、国会議員の立ち会いの場(厚労省庁舎内)で見つかったとか(以下)。捏造問題と合わせて、これはもう、内閣総辞職レベルの問題だと思う。
 裁量労働制の「廃棄した」捏造データは段ボール32箱! 〜労政審をも騙し確信犯なら、内閣総辞職ものの犯罪〜
 【裁量労働制】「廃棄した」捏造データの原本1万件、段ボール32箱 姿現す 

本日の板垣英憲さんのメルマガによると、裁量労働制についての労働時間調査結果の間違い事件に関して、与野党の首脳間で協議した結果、自民党二階俊博幹事長が、「この問題は由々しき問題なので放置出来ない、国民が納得する様な対応が必要。」との認識を示し、週明けにどうするか回答すると明言したとのこと。この、二階幹事長の動きについて、板垣英憲さんは、米CIA)ポンペオ長官より、自民)二階幹事長、公明)井上義久幹事長、内閣)菅義偉官房長官に対して「安倍おろし」の指令が出ており、それを着実に進めている一環であると言っている。今後、内閣不信任案を野党が出したら、自公も賛成に回り、安倍内閣総辞職へと進むストーリーが出来ているとも板垣英憲さんは言っている。ようやくである。さて、安倍内閣総辞職が先か、朝鮮半島統一が先か、暫くは動きを注目したい。