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高円寺

高円寺

台風で池袋鴨も秋葉ケバブも食い損ねた復讐戦は高円寺天ぷらと決まっているので、いつもの経路で高円寺に向かう。つまり池袋から、バスで中野、徒歩で高円寺。Portal のやりすぎによる軽い 3D 酔いだろうと思っていた体調不良は、どうも風邪の初期症状のようで、あまりいい具合とはいえない。けど台風一過の夕刻は経路の決まった散歩にちょうどよかった。元気があれば中野ブロードウェイもいつもの経路で素通りとかしたかった気もするが、そこまでやったら風邪が初期症状でなくなっていただろう。とはいえほかになにもしないというのは癪なので高円寺に着いたあたりで一旦すごろく屋に立ち寄り。特になにも買わず。そのあと天ぷら屋に行ったが開店まで微妙に時間があるというので付近の公園に行ったりとかしてもうちょっと時間を潰し、いよいよ天ぷら。うまい。循環する生命力。これが食いたかった。しかし体力もこのへんが限界で、食い終わったあとは JR で新宿経由の池袋→自宅で倒れるように寝入り。堪能したあとの余韻を楽しむところまではいかなかった。致し方ない。天候もあり、体調も崩れ、もとからの準備もなく、諸々万全ではなかった。今日のところは天使の爪先に触れただけでよしとしなければならない。

Halo 3

T 宅でスプリットスクリーン対戦。負け。Web 2.0 は終わったがキルレシオ 2.0 はタカマレタカマル状態だな。そのあと Team Slayer でしばらく流したがボロ負け。うぐおお。どうも膠着を面倒くさがって無理押ししてしまう癖が抜けない。こういう性向がゲーセンでも Live 対戦でもカモられる原因を作ってしまうわけなのだが、生まれついての無鉄砲が損ばかりを生むわけではないことは体感済みなので(なぜなら世の中の半分くらいは偶然だから)、そこから抜け出さねばというほどのモチベーションはなかなか生まれない。上手くなる工夫としては「膠着しても押さない」という消極性か、もうちょっと高度に「合理押しをできるようになる」という積極性の獲得かだな。あと SD な TV だったのでレーダーが全然見えなくて参った。ハイデフ重要じゃよ。

Portal

たいへん素晴らしい。一気に終わった。おもしろかった。小品、佳作として、これ以上望むことはない。大作とか傑作ではない。評価系をたくさん持つのは個別状況を増殖させて、場合によって自分で自分を混乱させてしまうこともあるが(商業誌のコストパフォーマンスにいちゃもんつけるひとが紙ペラ同人誌に 1,500 円支払うのには疑念がないとか)、しかしまあごっちゃに考えるより個別に考えたほうがそれぞれ幸福になるものはいまだ確かにある。それがなくなったときはすべての度量衡を統一したり、はたまたベネット大統領とかが音頭をとって世界政府とか作ればいいんじゃないか。

話がずれた。Portal のこの「おやおや、天井にバナナが吊ってありますね。そしてあなたの目の前には棒とキャタツが。あなたはどうしたらご褒美にありつけるんでしょうか?」とでもいうような、懇切丁寧なチュートリアルをひとつずつクリアしてゆく猿になりきってゆくかんじって、おれがそれ結構大事だよなと思いつつもゲーム感説明語としては大嫌いな「おもてなし感」とほとんど同じ効果を持ちながらもアプローチとして真逆で、中坊神経を全然逆撫でしないから良いね。おおよ実験猿上等じゃねえか Portal 最高じゃねえかそのおもしろい実験をもっとおれにやらせろ。開幕から無駄なものが全然なく、見えるものふれるものがいちいち小粋で、情報が無駄なく丁寧に提示され、それゆえ必要なことが必要になったとき自然と身に付いており、ちょっとした気付きと応用の余地さえもあり、ともかくゲームがひとつひとつよく練られた統一感と既視感と違和感のないまぜになった世界体験として溶け合っている。完成度とはこのようなものだね。美しい。自然と画面の向こう側へ好奇心を投射したくなる。

次はエクストラモードだ。殻を破っても導かれているような、みんなに 100 点取らせる小学校時代のテストは終わり、紐なしバンジージャンプの世界へ飛び込んでいく。