キターッ!!

■昨日の疲れもそのままに引きずったまま、通常出勤。
通常なら長期添乗明けは休むのだが、今日は新車納入に伴う乗務員への説明会があるのでね。
 シゴトも溜まってそうだし…


■案の定、シゴトはガッツリ溜まってた。某新人君の「やれるだけやっておきました。」な〜んてコトバはない。
期待するだけ野暮だ。

 しかも、ちゃっかり代休とってやがるし(爆)

 まぁ、いいや。ほっとこ。

説明会

■丁度午前中のみの作業を終え、ドライバーとガイド*1が帰って来たところで説明会。
ドライバーさん達は、操作、機能面。ガイドはAV関連*2のレクチャーを受けてた。

 ガイドさん達は口々に言う。

 「ステップが狭いね」「ガイド用の収納スペースがないじゃん」「お茶とか入れるの狭すぎ」…etc…

 確かに、ガイドさん達の言う事にマチガイはないと思った。デザインを優先するあまり、「動線」てものが殺されてる。
が、元を正せば、10年近く新車を買わないから、"昨今の新型バス事情"に置いてきぼりにされてるだけなのだ。
 ガイドさんたちに非はない。
 ここまで買わない会社がいけないと思った。ある意味被害者?←そりゃ大袈裟か(笑) でも、そう捕らえざるを得ない。

【ドライバーが説明を受けてる間、ガイドさん達ったら…】

*1:一部

*2:←違うよっ!爆 AudioVisualね

概要

■納車されたバスは「扶桑社製」である。
私としては「五十鈴社製」が観光バスっぽいと思うが、お上はセンスないね。
 いつかも書いたが、私の中で観光バスは「女性=Lady」であるからして、お洒落でなければならないと思う。各地に看板背負って行く訳だし。
 しかし、ドライバーに言わせれば、「扶桑の方が乗りやすい」と言う。どのヘンのことを言ってるのかは運転できない私にはわからない部分だが、定期の高速バスのドライバーも口々に同じ台詞を言う。安全面優先といった所か!?
 でも、実際見た目が寂しいんだよね。新鮮味に欠ける気がする。ライバルの「五十鈴社製」が思い切ったモデルチェンジをしたもんだから。ちょっとは期待したんだが、平凡でした。

【微妙ですが、左が観光、右が定期高速バス車輌 わっかるかなぁ〜?(笑)】

動力

■エンジンも燃料におしっこ「アドブルー(尿素水)」を混ぜて走るという、昨今のディーゼル特有のもの。
燃料(軽油)100に対し、アドブルー3〜5くらいの割合だが…
 これだけで本当にクリーンな排気になるのだろうか?ギモンだ。

■出力的には、350psを2000rpmで発揮してしまうという、トルクが太っといディーゼル特有の運動曲線を誇る。
2350rpmとかでレッドゾーン*1となってる所を見る限り、「いかにトルクフルか」というのがわかる。
 ただ、マチ号でさえスペック上280ps*2というのに非力ではなかろうか?ま、その代わり鬼のようなトルクでカバーできるんだろケドね。

■乗用車のエンジンをそのままスケールアップしたようなエンジンルーム(笑)には、人の頭くらいのタービンがあった(爆)。

いちお、TURBO車らしい。
 燃費は現行バスだと3km/lくらいだが、10年近く経った今のエンジンも4km/lくらいとの事。…この辺りの進化は「牛歩」やね。しかし、驚くべきはメイン・サブのタンクで500リットル入るから長距離はお手の物。
 バスがハイジャックされるわけだよ。結構逃げ回れる(爆)。←不謹慎ネタ。

*1:現役車データ

*2:今はどうだか…汗

コクピット

コクピット周りは、もう乗用車の世界。完全に起き上がったデザインのパネルたち。今までは平ぺったいイメージだから。
メーターの並びなんかも、バス独特のゴチャゴチャしたものではなく、そこらへんの最近の軽乗用車を思わせるもの。シンプルではあるが、チャチイ(笑)

 
■ナビも付いたので、「ココ知らないよ。地図付けといて!」なんて台詞は、残念ながら通用しなくなる。

外観

■はっきり言って私は興味なし。五十鈴派ですからね。
シンプルな当社バスのカラーリングも手伝ってか、正面から見ると4tトラックの顔にしか見えない。お洒落度(笑)ゼロである。
 

■今のご時勢、中二階のバスが標準だってのに、平ボディ*1をチョイスした会社には脱帽モンである。
新車だからウケはいいだろうが、また小学生に「ねぇねぇガイドさん、隣のバス、背ぇ高けぇ〜よ〜」なんて言われてしまうのかと思うと、具合が悪くなりそうだ(爆)。
  

■カラーリングに関しては、本来なら処理の仕方にセンスが光るところだが、コトバにならなかった…。
 全てにおいて直線で処理。定期バスの五十鈴社製は、ストライプ柄を車体のデザインに合わせて曲線を用いたので、センス良くまとまってたのに…
 この辺はブーイングが凄かった。てか、何で乗務員に相談しないのだろう。シートひとつのチョイスだって、汚れとか見た目とかは乗務員さんは百も承知。全くの素人のお上たちが「あれにしよう、これにしよう、ここはこうしよう」なんてやってるから文句言われちゃうんだよね。
 


 最たるは会社のトップの方。
同時に納車された同型の「定期高速バス」と「観光バス」の見分けが出来なかったという。少しは興味もって欲しい。てか、勉強しようよ。
 観光バスなんて4,000万円もするんだからさ。家の値段だよ 家っ!



■上記のようにかなり愚痴ってはいるが、慣れれば皆気に入るのかな?なんて思う。
買っちまった以上、永い付き合いになるわけだからね。
 バス君はハード面であり、形になってるモノ。感情もない。
 順応できる人間サイドが考えを変えりゃいいのかな。なんて。素直に新車の導入を喜ぶべきだよね。




 

*1:高さの低い型