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松原和之の「教育考現学」 RSSフィード

2012-07-30

“会津の奇跡”――会津若松ザベリオ学園の改革 第4回(最終回)

こんにちは。コアネット教育総合研究所の松原和之です。

連載してきた「会津の奇跡」は今回が最終回です。第1〜3回は過去記事をご覧ください。

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■教員のやる気を支えるトップの率先垂範

力を入れているのは、勉強面ばかりではない。同時にクラブ活動も奨励している。剣道やなぎなたの指導者は、全国レベルの実力である。また、男子が入学したことにより、サッカー部や野球部の創設も考えているという。高い学力だけでなく、健全な人間力、心の教育も両立し、急ピッチに理想の学校づくりを進めている。
こうなると、働く教職員に過大な負担がかかっているのではないかと心配になり、関校長に聞いてみた。
「教員にはかなり無理をして働いてもらっています。しかし、目標に向かって一丸となって進んでいるムードがあるので、嫌々やっているという雰囲気はありません。」
実際、教員たちは、夜8時、9時まででも生き生きと働いているという。
「教員たちがどんなに辛くても頑張っているのは、関校長の率先垂範があるからです。何を隠そう、朝一番早く来て、夜一番遅く帰るのは校長ですから。」
守屋学園長が目を細めて言った。
「私は目立つ存在なので、この会津若松ザベリオ学園の変貌ぶりを見た人は、守屋さんすごいですね、と言ってくださるのですが、本当はすべて関校長のお陰なんです。素晴らしい校長に出会えたことをとても嬉しく思っています。」
守屋学園長の言葉は謙遜だとしても、実際のところ、経営と教学の両輪がバランス良く、それも猛スピードで回ったのが、本校の急速な改革の原動力であったことは疑いの余地がない。
関校長は言う。
「本校の改革はまだ道半ば。これからが本格的な改革です。これからも色々と教えてください。」
とても物腰柔らかく柔和な関校長だが、この顔つきからは想像できない内なるエネルギーを秘めているようだ。今後もますます変革していくことを確信した。

会津の奇跡は、まだ序章。春は早く訪れ花は咲き始めたが、これから満開になり、そしていずれ大きな実を結んでいくことだろう。地方学校の成功事例として、今後も注目していきたい。

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気まぐれに連載してきた「会津の奇跡」はいかがだったでしょうか。私も首都圏の私学の改革事例はたくさん持っていますが、地方の学校は多くありません。これからの少子化時代は地方から厳しさが強まります。私も応援して行きますので、私学の火を絶やさぬよう頑張りましょう!

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