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松原和之の「教育考現学」 RSSフィード

2017-03-12

大学卒のマグロくんは優秀でした

こんにちは。コアネット教育総合研究所松原和之です。

先日、大阪グランフロントにある飲食店で、マグロの刺身を食べました。

このマグロ、なんと大学卒。最近は大卒のアイドルや芸人は珍しくありませんが、お魚となると珍しいですよね。

というのも、この飲食店の名前は「近畿大学水産研究所」。近畿大学の水産研究所で養殖したマグロを食べさせてくれるお店なのです。近大で育ったので「大卒」というわけです。

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以前から噂になっていたので、一度食べてみたいと思っていたのですが、それが叶い、先日お邪魔してきました。養殖だから味はイマイチなのかなと思っていましたが、なんのその。中トロには脂がのっていて、とても美味しかったです。
さすが大卒。優秀です。

マグロの養殖は世界でも珍しい技術だそうです。近大が長年の研究を経て、2002年に完全養殖に成功しました。

この水産研究所は、和歌山県串本に1948年に設立されました。当初から魚の養殖を研究していたのですが、失敗の連続で、1965年にやっとヒラメの養殖に成功しました。その後、ブリやシマアジなどの養殖も成功し、1970年代に当時は不可能と言われていたマグロの養殖にチャレンジし始めます。
それから30年。マグロの養殖の研究は困難を極めましたが、やっと近大の生簀(いけす)で生まれ育ったマグロが産卵するという完全養殖に成功しました。

そして、2013年4月に大阪に養殖マグロを食べさせるお店を出店。その頃から近大の広報戦略が積極化しており、「近大マグロ」も広報の一アイテムに。富士山からマグロが噴火しているようなビジュアルで、「固定概念を、ぶっ壊す」というキャッチコピーのポスターが登場しました。とてもインパクトがあり(マグロだけにギョッとする?)、近大のイメージ転換に一役買ったと思います。

今では、大学入試の志願者数が全国で一二を争うようになった近畿大学。研究の力もすごいですが、それをビジネスや広報に十二分に使いこなすしたたかさも大したものです。

他の私学も見習うところがたくさんありそうです。

いやー、もう一度、紀州のお酒と近大マグロを愉しみにいきたいですねー。

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