第469話 昔の話

先日、友人の誕生日イベントに出演した。 それに伴い昔話を思い出したので記そうと思う。 友人というのは絶世のブスにして生粋のバカである十三の狂犬こと、かをりブギーである。 (わいがかをりちゃんや) かをりとの付き合いも長くなった。 お互い19の頃…

第468話 打ち上げ

去年の10月の沖縄旅行の打ち上げをした。 ※第444話沖縄珍道中 その一 http://d.hatena.ne.jp/matsuiyousuke/20151016/1444996884五話にわたって語られるファイナルファンタジーです。 なんだか時期がアレしちゃいましたが、そんなことは気にしねえのがバ…

第467話 下等ゲーム 後編

破竹の勢いである。 加藤さんのバカは止まらない。 留まることを知らない。 なんで気がつかねえんだ、この人。 自分にしか興味がねえんだろう。 加藤さんが出退勤表に勤務時間を書き込むことを我々は『星がつく』と呼んでいた。 14時くらいになると誰からと…

第466話  下等ゲーム

全ての始まりはジョブ場の出退勤表が新しくなったことであった。 2月24日、この日事務の都合で出退勤表が新しくなるというお達しがあった。 それに伴い2月22日から24日の出退勤状況を新出退勤表に書き写した。異変が起きていることに気づいたのが、…

第465話 嵐の夜に

もうこんな時間か。 アナタキコウ松浦さんのヒゲ時計が夜の11時を指している。 (松浦さんのほっぺたの下のヒゲの濃さでだいたいの時間がわかるようになりました) 2月某日。 わたしは玉造のバンコ(という日本酒バー)にいた。 この日はいつものバンコの…

第464話 ベビーシッター

兄夫妻が留守らしく姪っこふじのさんの子守りを依頼された。 オトンが四時から仕事なので二時過ぎから義姉が帰ってくる五時までふじのさんとお留守番。 そんなん絶対無理や。 ふじのさんとは何度か旅行をしたり、盆暮れ正月は一緒に過ごしたりとお互い面識は…

第463話 続 中央道をゆく 

中央道をゆく。 40年に一度という大寒波がきているという。 前日、長野は大雪であった。 道も封鎖されている箇所もあるらしい。 しかし、わたしたちは長野を目指す。 談合坂で朝ご飯を済ませたわたしたちは中央道をゆく。 「やばいぞ、やばいぞ、会話止ま…

第462話 中央道をゆく

「KTR♪離さない♪離さない〜♪」(シャズナのメルティラブのメロディで) 番長(というドラマー)の替え歌で目が覚めた。 最低の気分だ。 ここは渋谷のとあるマンションの一室。 昨夜、東京田無のとある倉でライブを終えたわたしたち(大野くんと田淵くんPAの…

第461話 上田太一夢日記2016

2016年、上田太一の新プロジェクトが静かに開幕した。 上田太一、夢日記つけてます。 夜に見た夢の内容を朝覚えてるうちに日記としてつける、というプロジェクト。 『上田太一夢日記2016』極秘入手しましたので、公開したいと思います。 (ジンタ、…

第460話 日本語について

日本語について考える機会があった。 今回の主題は『自粛』。 『自粛』ってなんなのだろう。 『自粛』というとりとめもない主題を加藤さんという数奇な運命を辿る人間を通して考えてみた。加藤さんが『自粛』を宣言したのは昨年の11月のこと。 原因の一旦を…

第459話 衝撃発言

「老後はアチャコさんが面倒見てくれるんです。」 (アチャコたのんだで) あけましておめでとうございます。 新年早々、衝撃発言ですみません。 冒頭の衝撃発言は去年の暮れの加藤さんの発言らしいのですが、 雲亭(というピザ屋さん、アチャコ店長の店です…

第458話 年末に思う 後編

今までに30回近く仕事をかえてきた加藤さん。 そんな加藤さんに「今まで色んな仕事してきたと思うんですけど怒られなかった仕事とかあるんですか?」って聞いてみた。 「二個あります。」 (・・・二個なの?) 二個ありました。 それでは発表していただきま…

第457話 年末におもう 前編

2015年が終わろうとしている。 加藤さんのくだらなかった2015年もまた然りだ。 今年の汚れ今年のうちにと申します。 一年かけてドロドロに汚れた加藤さんの2015年。 雨にも負けて風にも負けたただのデクノボウになっちまった加藤さん。 雨に負け…

第456話 命名

〜前回までのあらすじ〜コグチのとこにキンタマのでけえ子供が生まれてオラほんとにビックリしちまったぞ、 名前も中々決まらねえみてえでオラしんぺえだぞ、 どうなることやら、なんだかオラわくわくしてきたぞ! (これくらいあるんだから) 古口くんと小…

第455話 父になりし友に捧ぐ

〜父になりし友に捧ぐ〜初めてあったのはいつだったろう ある夏の終わりの西院だったように思う 酔いつぶれたわたしはあなたにゲロを吐きかけし蒸し暑き夜次に会ったのは初秋の鴨川のほとり あなたは新幹線に似たおんなを連れていた 後年あなたの伴侶となり…

第454話 自粛

加藤さんのこの一週間をざっくりと言います。 加藤さんの浮気がバレて、コンパス出禁になり、 最終的に三又又三さんになりました。 (なんちゅう顔やねん) 今回の件は加藤さんだけの問題ではないので詳しくは書けないので、 一応報告という形をとらせていた…

第453話 東京へいこう

11月17日早朝、わたしは実家の最寄駅である阪急西山天王山駅前にいた。 (山って二回も言うてる、なんてアホな駅名や)今日は星の王子さまたち(というロックバンド)のレコ発イベント出演のため彼らの車で東京へ向かう。 車はメンバーのオギノの家の車を借り…

第452話 加藤の場合 2

最近、昼のジョブ場が忙しい。 メーカーを相手に段ボール20箱分の商品の卸しなども珍しくない。 新人さんも二人採用して万全の態勢で臨んでいるのだが、 それでも毎日仕事に追われている。 だが、忙しい分給料にも反映されるのでモチベs・・・ 「今、下に…

第451話 加藤の場合

加藤さん、なんであんたはひと手間かけて料理をまずくしちゃうんだ。 二度手間、言い訳、口ごたえ(あとソフトバンクの店員)。 わたしの嫌いなものベストスリーである。 加藤さんはアレだ、二度手間をした挙句言い訳、口ごたえのフルコースだ。こんなことが…

第450話 夫婦喧嘩

夫婦喧嘩をした。 きっかけは、わたしの一言であった。 「グレーのセーターにジーパンて・・・葬式帰りみたいな顔して」 ここまでは、わたしが悪かったような気がする。 姉の第一子に会いに行く恰好としてはちょっと地味だな、という印象だったので。 でも葬…

第449話 誕生

新しい家族ができた。 長崎に嫁いだ姉の第一子である。 名前は綸葉と書いて『いとは』。 難しい漢字になったのには理由がある。 はじめ考えていた漢字は画数がよくなかったらしいのだ。 画数なんてどうでもいいことだと思うのだが、 調べてしまうと気になる…

第448話 沖縄珍道中 其の五

そして朝が来た。 旅の終わりの朝だ。 終わらない旅はない。 いや、僕たちの人生は終わらない旅なのかもしれない。 車は伊江島の港を目指す。 僕が取り戻した夏に別れを告げるべく。 カーステレオからは松任谷由美の飛行機雲が流れる。 そして、なべの野郎が…

第447話 沖縄珍道中 其の四

猫がついてきて困る。 伊江島三日目の昼下がり、わたしは一人で散歩に出かけた。 海へとむかっていたわたしの足元に小さな小さな仔猫が転がり出てきた。 生後1か月ほどだろうか、ヨタヨタと足元もおぼつかない。 わたしの足も、モチロン止まる。 少し猫と遊…

第446話 沖縄珍道中 其の三

伊江島滞在二日目。 昨日は海へ行ったので今日は海へ行くことにした。 (尻しまえや) ※時系列を整理します。 10月9日 那覇着(沖縄珍道中 其の二) 10月10日 伊江島(沖縄珍道中 其の一) 10月11日 伊江島(今ここ) 10月12日 伊江島 10月13日 伊江島→那覇 10…

第445話 沖縄珍道中 其の二

10月9日夕方、小雨の那覇空港に到着した。 今回のパーティはレイニーJグルーヴ(というバンド)のなべちゃんとその恋人のりえちゃんとわたし、そして東京在住の春本くんだ。 春本くんは元々東大阪出身で京都の芸大時代になべちゃんたちと仲良くなった。 …

第444話 沖縄珍道中 其の一

昨夜のお酒がまだ残っている。 僕たちは沖縄にいる。 那覇から車で1時間半。 本部(もとぶ)の港から船に揺られること30分で今回の滞在地伊江島だ。 10月の沖縄にはまだ夏が残っている。 そして伊江島には何もない。 島の中心にそびえる岩山、そしてとに…

第443話 正直、閉口しています

最近、加藤さんがこういった発言をしているらしい。 「松井くんがボクのこと言ってる時は少し盛っている」 こういった類の発言には正直閉口してしまう。 『盛る』とは1を10にして語る、みたいなことだろう。 わたしが加藤さんの事を語る時、一切『盛』っ…

第442話 徳島にて

少しだけ残っていた夏を拾い集めにきた。 徳島県、入田市。 わたしの妻の生まれ育った町である。 (今年は兄圭太郎家族と友人小島夫妻と、あと召使いの木村と。) (わりかし近い親戚) (わたしの髪の毛を執拗に切ろうとしてくるじいさん。今年も健在。) (酔…

第441話 夏が終わって

そして夏が終わった。 そう、やっぱり夏はまぼろしの様だ。 楽しかった思い出と、あの日の夕立にも似たこの空虚。 何度も何度も繰り返しても、むなしい。 あと、携帯電話が壊れました。昨日はスロータイムコミュニケーション(というイベント)に出演したの…

第440話 マッカーサーアコンチ復活によせて

マッカーサーアコンチ、復活おめでとうございます。 いや、ありがとうございます。 マッカーサーアコンチ、長い間見てきています。 色々な事ありました。 わたしの個人的な思い出になってしまうのですが、 10年ほど前でしょうか。 わたし、マッカーサーのラ…