いい旅夢気分♪ 日本一長距離を走る「路線バス」に乗ってきました!


いい旅夢気分♪ 日本一長距離を走る「路線バス」に乗ってきました!
7月22日(土)〜23日(日)の間1泊で小旅行に行ってきました♪
旅の最大の目的は、奈良県橿原市近鉄大和八木駅と、和歌山県新宮市のJR新宮駅とを結ぶ、日本最長距離を走破する「路線バス」に乗車することですよ〜。
当然路線バスですので、高速道路は走らず一般道ばかりを走ります。
この路線バスは「八木新宮特急バス」という名前が付いていますが、「特急」でも各停留所に止まるので、どこが特急なのかホント分かりません(笑)。
上の写真は大和八木駅南口のバス停で停車中の、八木新宮特急バスです。
運行は奈良交通さんが行っています。


車内はこんな感じです。
バスの車齢は若く見積もっても15年は経過しているでしょう。
座席は枕カバーも付いていて、かつ一人ずつ独立した、ロマンスシートっぽいものになっています。
でもリクライニング機能はありませんので、あしからず(*^^;)。


御覧の通り座ったらメッチャ狭いですよ〜。
飛行機のエコノミークラスより、一回り狭いでしょう(>_<)。
飲み物ホルダーが付いているのが、特急バスの証かも?


特急バスにふさわしい豪華さを演出するために、造花ですが花も飾られていまちゅ。


バスは大和八木駅を発車して、橿原市〜高田市を通過して行きます。
市街地からも外れてきて、大和の国らしい風景が広がってきました♪


御所市内の国道24号線を通過中です。
ここまで来たらもう田舎だっちゃぁ〜(^o^)ノ!!!


奈良県五條市のバスセンターに到着です。
ここで10分間の休憩です(o^_^o)v!!!


バスの前景です♪


奈良交通バスの八木新宮線は、開業して50年経つとか!
この日も15人くらいが乗車していましたので、結構な需要があるみたいですので、今まで路線が存続しているのでしょう。


バスの側面車体には、「日本一大きな村 十津川村」の観光案内ラッピングが施されていまちゅ。
十津川村奈良県の南部にある村で、奈良県の面積の5分の1を占める、メッチャ大きい村なんです♪
特急バスは大半を、この十津川村を走行することになります。


コックピットです。
マニュアルミッション車ですが、市街地では運転がきついと思います(*^^;)。
今ではバスもオートマチックが増えてきました。


特急バスは大和八木駅から新宮駅まで、6時間30分もかけて走破します。
五條バスセンターからも、5時間10分かかりますので、かなりの長丁場の旅になります(>_<)。



五條市からは国道168号線に入って、南方向に向かいます。
山もだいぶ深くなってきました♪
上のコンクリート製の橋脚と土盛りの築堤、そして高架橋ですが、これは元々旧国鉄が「五新(ごしん)線」という、奈良県五条市和歌山県新宮市を結ぶ鉄道路線として建設していたものですが、工事が中止になって完成できなかった、いわゆる「未成線」なのですよ〜。
もし五新線が開通していたら、大阪から新宮市まで短距離短時間で移動できたと思います。
天王寺駅から新宮駅まで走っているJR特急「くろしお」も、紀伊半島西部をへばりつくように通って、まさに「逆さJ文字」を描くように紀勢本線が通されていますので、遠回りなだけに4時間近くも天王寺駅から新宮駅までかかるわ訳なんでちゅ。
なおこの五新線となるはずだった路盤ですが、JRバスの専用道路になっています。
今でも使用されているのだろうか?


五條市十津川村の境界は、メッチャ山深いですよ〜。
ここが分水嶺になっているとのことです♪


国道168号線も、時々このように道が狭くなるところがあります。
奈良県中南部は、我が鳥取県よりも山が駿急ですので、国道とはいえ道が狭い「酷道」が結構多いです。


新宮駅から大和八木駅に向かう、僚車とすれ違います!
片道6時間30分の道のりを、一人の運転手さんで運行するのだから、本当に重労働です(o^_^o)v!!!


平成23年(2011年)の9月に発生した、十津川村の大水害の傷跡が、まだ残っています。
それにしても凄い山崩れです(*^^;)。
いつも「鳥取・八尾日記」を応援して下さっている、「浪速っ子の中の浪速っ子」として誉れ高いm3785com様も、心を痛めていることでしょう。



日本一長い吊り橋である、谷瀬の吊り橋です。
ここで特急バスは20分と、長い休憩を取ります。
谷瀬の吊り橋は、長さ約278メートル、高さは54メートルです♪




私も15メートルほど渡ってみましたが、さすがに怖くなって途中で引き返しました。
橋の板がギシギシ鳴るし、ネットも張られていないので、もし踏み板が割れたら、54メートル下の十津川に真っ逆さまに転落します(>_<)。
吊り橋は一度に20人以上渡れないので、橋のたもとには番人が座っていて、「橋の上を走らないでください!」と、注意する光景も見られましたよ〜。

谷瀬の吊り橋の脇にある土産屋さんで、「めはりずし」を買いました。
「すし(寿司)」とは言っても酢飯ではなく、魚も入っておらず、単なる高菜の葉っぱに包まれた、「おにぎり」でした。
言っちゃぁ〜悪いけど、全然美味くなかったっちゃぁ〜(^o^)ノ!!!


前日までは雨が降っていましたので、十津川も濁っています。
まあ見ようによっては美しい川の色にも、見えんことないような?


十津川バスセンターに到着です。
ここでは5分間の休憩でちゅ。


十津川温泉の町並みです。
バスの観光アナウンスでは「十津川温泉は、十津川村一の『都会』です」と紹介されていて、それを聞いた時思わず笑っちゃいました(o^_^o)v!!!
確かにホテルや旅館、民宿も結構あります♪


十津川温泉の、「源泉販売スタンド」もありますよ〜。
このようなものは、私も初めて見たような?



十津川温泉 源泉かけ流しの湯」です。
足湯もありましたが、あまりきれいな湯ではなかったので、足を突っ込む気にはなれませんでした(笑)。


新宮駅まではもう少しです!
相変わらず狭い国道168号ですが、このトンネルはあまりにも狭いので、抗口前には信号があって、トンネル内は交互通行させるようになっています(*^^;)。


国道168号線も、部分的には改良されていて、高速道路っぽいとこもあります♪
和歌山県との県境も近いので、眼下に流れる十津川も下流になったら「熊野川」に名前が変わるみたいです。


和歌山県に入ったら、熊野川の幅も一気に広くなりました!


右の森は熊野本宮です。
この一帯は熊野古道参詣の道で、世界遺産にも登録されています。
富士山も世界遺産に登録されましたが、三保の松原も当初は除外されていたのに、「三保の松原から見た富士山は素晴らしい」ということが海外の多くの代表から認められたおかげで、大逆転で三保の松原世界遺産に登録となりました♪
我がブログでもアップしましたが、4月に三保の松原に行って、そこから雄大な富士山を見ただけに、私もメッチャ嬉しかったっちゃぁ〜(^o^)ノ!!!


熊野古道を走行中ですよ〜。
沿道には湯峰温泉という、山間の良さげな温泉集落もありまちゅ。


新宮市の中心地に入りました(o^_^o)v!!!
対向車線はなぜか渋滞しています(笑)。
今まで山間の過疎地を走って来ただけに、新宮市が凄い大都会に見えますよ〜。


JR新宮駅に到着です!
前述のm3785com様は新宮市がとても大好きな方で、私も初めて新宮市の土を踏みましたが(列車で通過したことはあります)、本当に南国情緒溢れる町でした♪
八木新宮特急バスに完乗したら、このような証明書も無料でくれます。
私以外に4人ほどの方が、近鉄大和八木駅から乗って来ていました。
6時間30分(休憩時間35分も含みます)も狭いバスの中で過ごしましたが、不思議と面白く楽しかったので、「また乗ってもいいかなぁ〜」と思いました。
奈良交通の運転手さん、本当にお疲れ様でした!