責任ってどう取るのだろう
最近の総理をみていると誰もが嫌がる決断をさせらている感が強い。
- 消費税
- 原発再稼働
あれだけ消費税を導入しようとしていた自民党は、それを人質にして政治をおこなっている気分を感じているかもしれないが関心は次の選挙のことしかない。国民が望んでいると言って、同じ党内でありながら消費税に反対している方々も、国民が望むことをしたいのは選挙のためでしかないよにしか感じない。あれだけ原発の再稼働に反対していた関西の自治体指導者たちも、野田総理の決断ということで責任回避。
どちらにも共通して言えるのは、みんなが嫌なことだが、実は代案が無い問題でもある。少子高齢化、人口減少社会になった今、なんらかの形で税収を上げるしかないし、電気料金を上げずに済ませるには原発を再稼働させるしかないことは結論と思える。
野田総理に責任を押し付けて、政治家は安泰かもしれないが、実はなにも解決していないと思えるのだが。日本の社会や生活に責任を取るということは、結局野田総理をやめさせることなのだろうか。個人が責任をとるということは、我が身を退けることしかない。それで個人の責任は果たせるのかもしれないが、なにも問題は解決するわけではない。切に望むのは、誰か追い込むことではなく、知恵を出しあって、短期的な対応、長期的な視野で政策論議をしていただけないだろうかということである。べき論は大切だが、今年の夏の電力、いまの医療現場や介護の現状で途方に暮れていることなど、目の前の課題を解決することもできていないのが現状ではないだろうか。
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