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2018-08-29 決して姨捨山ではない このエントリーを含むブックマーク このエントリーのブックマークコメント

岐阜で、高齢者向け病院にて、複数の高齢者が死亡し、警察が殺人容疑で捜査するという異例というか異常な事態が発生し、病院側に対し報道が対応に非難が集中しております。当病院は地元ではあまり評判が良くなく、結果として比較的重度の要介護者を対象とした病院になったと思われますが、事実関係は今後の捜査結果に注目したいとおもいます。

個人的には病院の対応、姿勢に対し個人的に怒りさえ感じるところですが、背景として現状の医療と介護の問題を強く思います。

私は、実父を10年前に亡くしましたが、その体験からのあくまでも個人的意見をのべさせていただきます。

まず、今回のような高齢者向け、特に比較的重度の要介護者を対象とした病院に対するニーズと問題点です。

終末期には医療行為も含めた慢性的な介護が比較的長期間必要になります。医療行為は、1ヶ月を超すと医療報酬は減額され3ヶ月を超えると医療報酬はありません。これは、いわゆる社会的入院による長期入院による医療費の増大対策であり、それは医療ではなく介護として実施されるのが原則となりました。それが特養なんですが、実際問題として絶対的に不足しており、待機者が増大化しています。わたしの父は、死ぬまで入所することなく亡くなりました。入所できないため民間の介護付き老人ホームにいましたが、末期には臓器不全状態となり、施設と病院を往復する状態になりました。

施設側は医療行為ができないため、すぐに入院させたい、病院側は1ヶ月以内に退院させたい。医療報酬の理由もありますが、一般的に特養以外の介護施設では入院が長期(1ヶ月以上)になると介護報酬がなくなり、入居施設が空きのままでは収入が得られません。結果として1ヶ月程度入院したら、退所となり、つまり病院を退所後もといた介護施設に受け入れてもらえません。行き先が無くなってしまいます。

コレが、対処できるのが、介護療養型医療施設なんですが、コレは国としては、社会的長期入院を避けるため2012年以降、新設は認めておらず、当初の計画では廃止する方針ですが、特養の定員不足などだとおもいますが、現時点では未だに廃絶はされてはいません。2017年以降段階的廃止予定。

末期になると病院でも介護施設でもうけいれてもらえなくなるわけですが、国は自宅介護に方針を切り替えています。自宅で家族が最後まで看取るということですが、年配の政治家などは子が親の面倒を見るのが当たり前で、「考」を声高に言います。

私の親の世代は、父方が5人兄弟で母方が8人兄弟でした。つまり、親の介護をしていたのは、圧倒的少数にすぎません。いまは親の介護経験がない世代を数少ない子供が背負い、今後は子のいない高齢者が増えていくでしょう。

親の介護のため介護離職し、介護が終えたとき、高齢化した介護者自身には復職することは困難かつ早期離職は退職金が無い、かつ年金枠も減少します。個人的な考えで恐縮ですが、介護離職は最善の選択ではないと思います。自分の親を自分自身で介護したいという心情は理解できますが、少なくとも私の知っている介護離職した方は、親の年金や貯金そしてご自身の貯金の取り崩しで行っています。介護を終えたとき、親の年金はなくなります。現在、介護される方は、50代以降の方が多いと思いますが、60以降の再就職状況非常に厳しいと言わざるを得ません。

末期の高齢者の比較的重度の要介護者を受け入れてもらえるところは、多くありません。

要介護4−5の寝たきりのみを専門に受け入れる医療法人が経営する介護施設があります。

介護度が高いため比較的高額の介護報酬が得られる、医療機関に併設し医療行為により、医療報酬を介護施設と往復させることによって、経営が可能となります。

また寝たきり者は介護コストが比較的高くありません。胃ろうであれば、看護師などの有資格者は不要であり、オムツの交換のみで排泄介助より効率的です。

つまり、少ない医療従事者で安定した収入を得ることができる高齢者向け医療機関が存続できるわけです。

そのためには、コストを下げ、入所・入院者を確保しようとする事業体がいてもおかしくありません。

本来は生命を守り治療するという医療機関としての使命感、目的が希薄化するという結果が、今回のような結果を招く。

しかしながら、必ずしも死に至らしめる動機はないでしょう。長く入所・入院したほうが安定的収入が得られるわけですが、医療倫理が希薄化したときには、当然、医療従事者としてのあるべき行動をおこなっているかは疑問です。

いまや、現行の介護制度と医療制度の歪が今回の悲劇の背景にあるというのは極論だろうか。

少子高齢化は、介護側の老後の問題。

自分自身の老後破産をしないことが、いまできること。


長野県の冠着山は俗称を「姨捨山」といい深沢七郎が『楢山節考』で姥捨て伝説を結び付けた。

また池田信夫は元々日本において「人口問題を解決した方法は、姥捨てとは逆の子捨てである」としている


http://www.fujikake-hosp.jp/

当院は老人医療を専門に、療養病床を119床有しております。

 療養病床は大きく分けて「医療療養病床」(医療保険)と「介護療養病床」(介護保険)に分かれます。

当院は、「医療療養病床」となります。

療養病床とは・・・

 長期間の療養を必要とする患者様のための病床で、慢性期の患者様を対象とする病床です。

 慢性期とは、急性期医療(『病気の進行を止める・回復が見込める目途をつける』までの間提供する医療)を終えて状態が安定しても、自宅療養を行うには医療依存度が高く、病院での療養が継続的に必要な患者様の状態です。

 医療型療養病床は、療養病床のうち、医療保険が適用される病床(患者様が入院できる施設)のことを指します。

保険療養型病棟 有

付き添い全く不要にて入院可

救急車常備(寝たきり患者さん入院迎え可)

http://www.city.gifu.med.or.jp/site/info14.html

時間外診療可,療養病棟


療養病床が2017年度末に廃止|受け皿になる3つの新施設の特徴とは

https://www.irs.jp/article/?p=323

●療養病床の種類

療養病床には、「医療療養病床」と「介護療養病床」という2つの種類があります。それぞれ適用される保険が異なり、医療療養病床では医療保険、介護療養病床の場合は介護保険が適応されるサービスが提供されます。

それぞれの特徴を比較してみましょう。

・医療療養病床

入院の目的:早期退院に向けた経過的な医療措置

入院の条件:「慢性期」の病状である

入院期間の目安:原則として3カ月間

年齢制限:なし

医療措置以外の提供サービス:機能訓練(リハビリなど)

スタッフの特徴:医療行為の担当は看護師、介助などは看護補助者やケアワーカーが担当

月額費用の目安:15万〜30万円(医療およびADL区分や年齢などにより異なる)

・介護療養病床

入院の目的:ADLや生活の質(QOL:Quality Of Life)の向上

入院の条件:要介護認定を受けていて(要介護1以上)医療措置が必要

入院期間の目安:1年間

年齢制限:原則として65歳以上(65歳未満でも受け入れる場合もある)

医療措置以外の提供サービス:機能訓練(リハビリなど)

スタッフの特徴:介護福祉士を中心とするケアスタッフが介助

月額費用の目安:15万円前後(介護度により異なる)

※入院機関と月額費用はあくまでも目安であり、条件などによって異なります。

https://kaigo.homes.co.jp/manual/facilities_comment/list/hoken/ryouyo/

介護療養型医療施設とは、比較的重度の要介護者に対し、充実した医療処置とリハビリを提供する施設です。主に医療法人が運営する施設で、看護師の人員配置が他の施設より手厚く、「インスリン注射」や「痰の吸引」、「経管栄養」などの医療処置に対応しています。また、多床室もあることから比較的少ない費用負担で利用できます。「療養病床」とも呼ばれます。

2012年から新設が認められなくなり、施設数が減少している介護療養型医療施設は、定員の9割以上が埋まっており、入所まで通常、数か月程度の期間を要するといわれています。