アイランド The island

舞台は2019年。臓器提供のためクローンが大量生産されている。クローンはクローンと知らずに管理された施設で暮らし抽選で選ばれた者だけが行ける地上最後の楽園「アイランド」に行くことを夢見ている。でも「アイランド」に行くということは臓器提供が必要になったということ。それを知ったリンカーン・6・エコー（ユアン・マクレガー）は「アイランド」行きに選ばれたジョーダン・２・デルタ（スカーレット・ヨハンソン）を連れ施設を逃げ出すが…。


人間は生きるためなら何でもする、それならクローンだって…。
体力はあっても世間知らずのクローンが逃げ切れるわけないのだけど、運も偶然もリンカーンの味方。モラルも倫理観もなくて、ただアクションがある娯楽大作。やたら車やら何やら壊れるのがもうたくさんって感じだった。アクションでは埋まらない疑問もつっこみどころもたくさんあって、後味もなんだかなぁ〜、というところ。
さすがマイケル・ベイ監督の映画で大味。「パール・ハーバー　Pearl Harbor」も「アルマゲドン　Armageddon」も面白くないし全然好きじゃない。でも「アイランド」はこの2作よりはいいかも。
最初の方、クローンの制服（？）が白なのでユアン・マクレガーがちょっと「時計仕掛けのオレンジ A Clockwork Orange」のマルコム・マクダウェルに似てるようなところもあったし、面白いシーンもあった。
ユアン・マクレガーは「アイランド」と「スター・ウォーズ」に出て、「ロボッツ　Robots」では声優。今年の夏はすごいね。
スカーレット・ヨハンソンは声がハスキーだしこういうのには向いてないんじゃなかな。