甲田学人と歪アリの文体

甲田学人 「夜魔」「ミッシング」
断章のグリム」と最近出た5冊を読みました。 かなりヒットです。自分的に 六番目の小夜子

夜魔

夜魔

魔人と魔女がスキなので読んでて幸せでした。釣人の話がホラーというよりバトル、で新伝綺、といっても差し支えがないくらい熱い。
書き下ろしで魔女の幼い頃が出てきますが悲しい環境だったんだなぁと。
読んでて気付きましたが「歪みの国のアリス」のチェシャ猫とアリスの関係は
この魔女と魔人の関係に似てる。出会いの場面とかも
 また、同じ童話モチーフホラーのせいもあるかも、ですが文体も似てると思います。

亜莉子が実際に怖い目にあっている場面で淡々と描写する場面の部分とか。
「一夜怪談」は絵が終わったら、じっくりプレイしようかと。

8〜10月に読んだ本と感想

最近、本は読んだけど感想文を書いてないので リストだけ。
※感想追記しました。

  • 小説

西尾維新 「零崎双識の人間試験」

零崎双識の人間試験 (講談社ノベルス)

零崎双識の人間試験 (講談社ノベルス)

零崎兄弟の仲の良さがほのぼのとしてて和むのです。人殺しまくりですが。
お兄ちゃんは甘いですね。伊織さんがどんどん魅力的になって来てます
再登場希望。人識くんの憎めない感じや面倒見のよさはお兄さん譲りだと思いました
■?(外人) 「神々の指紋」上下
神々の指紋 (下) (小学館文庫)

神々の指紋 (下) (小学館文庫)

大洪水のモチーフや兄弟間の結婚など、世界共通の古代の神話の辺がよい
この本のおかげで、アトランティス大陸の実在を信じています
恩田陸六番目の小夜子
六番目の小夜子 (新潮文庫)

六番目の小夜子 (新潮文庫)

津村小夜子さんは武装錬金斗貴子さんのモデルでござるよ。
ブギーポップは笑わないで、「トリスタン」という喫茶店が重要な場所になってるが
、この「六番目〜」も喫茶店が重要な場所になっております。ミステリ風味なところとか、カドノ氏はこれから影響を受けたのかしらん。
一番最後の辺の入学式のフラッシュバックの場面で泣きそうになりました。
■?(童話集) 「赤い蝋燭と人魚」
赤い蝋燭と人魚

赤い蝋燭と人魚

人魚の娘が可哀想だ。人間は業の深い生き物です「牛女」がスキ
※上記二つは読んだパンダ目当て
■? 「少女は何故逃げなかったのか」 映画「完全なる飼育」の原作
少女はなぜ逃げなかったのか―女子高校生誘拐飼育事件 (“ドキュメント「事件」”シリーズ)

少女はなぜ逃げなかったのか―女子高校生誘拐飼育事件 (“ドキュメント「事件」”シリーズ)

ノンフィクションなのですが、最後の狂宴とも言うべきエロ描写がくどすぎて
最後まで読めませんでした。
秋山瑞人イリヤの空UFOの夏」1〜4自慰の場面と、それ以降の展開は何回読んでもすごい切ない。号泣レベルです。
UFOとダンスの場面を読んでて高揚する
山形石雄戦う司書と恋する爆弾夕日や、最後の方の猫の場面で切れた点同士が繋がっていく場面が見事
感動しました。時空を超えた愛。
上遠野浩平ブギーポップは笑わない
ブギーポップインザミラーパンドラ」
電撃hP 最新号
御影瑛路 「僕らは何処にも開かない」
僕らはどこにも開かない (電撃文庫)

僕らはどこにも開かない (電撃文庫)

口から電子音を発する先輩が強烈です。悪役は普通の人でしょぼい感じなのが、実際にいそうでよい感じです。前半のダークさと最後のベタネタさのギャップがとても良い(笑)
有川浩図書館戦争
図書館戦争

図書館戦争

実はこの本で、イラストを描いて某大賞に応募しようと思い…。
密度が濃いです。この方の本を読んでる間、中学生に戻った気分でワクワクして読んでしまいます。
長くなるのでまた改めて語りたい。
橋本紡半分の月がのぼる空最近、ローゼンメイデンのめぐ、がマイブームなので
のんびりゆっくり、丁寧に話が進むなぁ…と
以前電撃hpスペシャルに載ってた「若草物語」の話がかなり好き
■?(角川スニーカー文庫) 「薔薇のマリア
薔薇のマリアVer1 つぼみのコロナ (角川スニーカー文庫)

薔薇のマリアVer1 つぼみのコロナ (角川スニーカー文庫)

コロナが健気で可愛くて、可哀想だけど頑張りやさんで切ないです。
■?(電撃大賞金?賞) 「悲しみキメラ」
哀しみキメラ (電撃文庫)

哀しみキメラ (電撃文庫)

抑え気味な描写やキャラや文体が大人向けだなぁ〜と
キャラの名前が派手ですね
支倉凍砂狼と香辛料」1〜3
狼と香辛料 (電撃文庫)

狼と香辛料 (電撃文庫)

一巻の挿絵をパラパラ捲って見るだけで、最後の見開き挿絵でネタバレになってしまうのを何とかして欲しかった(汗)
■?(電撃文庫)「ひかりのまち」1〜2
ひかりのまち―nerim’s note (電撃文庫)

ひかりのまち―nerim’s note (電撃文庫)

年上の女性って良いですよねぇ…ホウ。体が柔らかそうな感じがよく出ていました。


 漫画は次に
最近 上遠野作品以外の感想を書くのが面倒臭いです