明日の記憶

ある意味この映画は僕にとっては『ホラー』である。
主人公が“若年性アルツハイマー”に冒され、
会社の人間に認知されるまでの前半は、恐怖以外の何ものでもない。
自宅で観たのだけれども、劇場で観なくてよかったと思った。
だって、とてもいたたまれなくなって途中で席をはずしてしまうかもしれない！
そういう意味では久々のホラー映画を観てしまった。
多分「危険な情事」以来です。

まぁ、映画のジャンルのことはどうでもいいんですけど、
後半は泣ける映画になっています。
渡辺謙の演技は勿論本当に素晴らしいんですが、
やっぱり、ここでも樋口可南子が光っていますね。
最後のシーンの微妙な顔はとっても心情を表していると思います。

それにしても最初は最後まで観れるのかと思いました。
あまり体にはよくない映画です。