読了本:乃木坂太郎「医龍 14」
- 作者: 乃木坂太郎,永井明
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2007/07/30
- メディア: コミック
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読了本:鬼頭莫宏「ぼくらの 7」
- 作者: 鬼頭莫宏
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2007/07/30
- メディア: コミック
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読了本:片岡力「「仮面ライダー響鬼」の事情―ドキュメントヒーローはどう〈設定〉されたのか」
「仮面ライダー響鬼」の事情―ドキュメント、ヒーローはどう“設定”されたのか
- 作者: 片岡力
- 出版社/メーカー: 五月書房
- 発売日: 2007/04
- メディア: 単行本
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(2007/4/26 mixi日記より)
「響鬼」の文芸班だった筆者が、「響鬼」という企画を立ち上げる際に見聞きし、考えたことを綴った、作品の「裏設定」というよりは「膨大なボツ設定」について語った本。
各種ムックで断片的に語られていた、ボツ設定についての詳しい言及があります。
ボツ設定話が好きな私にはおもしろい本でした。
具体的な日付が示された上での製作過程が興味深いというか、「えっ、この時期にまだこんな設定やってたのかっ」と、大変だったんだなあ…と。
高寺作品としては、「クウガ」は成功、「響鬼(前半)」は残念な作品…というニュアンスが全体に感じられるので、前半響鬼をパーフェクトだとみなしている人には向かない本ではないかと。
ちなみに「響鬼(後半)」についてはほとんど言及なし。
現在の「響鬼」に近い設定の(私が今まで読んできた範囲での)初出話は、当初の3人目・4人目のヒーローの設定と「敵」の首領の当初設定。作中でちらりと映った「凄と橘」の元ネタはこれだったんだなあ。
逆にこの本を読んで、今までムックで出ていた以上の「響鬼」の裏設定というのは存在してないのかもしれないと思いました。身なりのよい紳士・淑女の正体は、結局細かいこと考えていなかったのかも。
3人目のヒーローが消えて、4人目のヒーローの設定が轟鬼になったんですね。
実は一番驚いたのは、オーディション当時、川口くんが事務所に所属してないフリーの役者だった…という話でした。当時たしか川口くんは26歳という新人としては微妙な年齢、その上大したキャリアもない川口くんが事務所に所属せずに役者志望… がけっぷち…
あと、ザンキさん関係では。松田さんが当初のヒビキのイメージ(イメージ役者は高倉健!)に一番近かったという話を読んで、ザンキの作中での脇キャラとは思えない扱いのよさは、「斬鬼はもうひとりの響鬼だったせいか」と腑に落ちました。松田さんも別のインタビューで「高倉健のイメージで演じてほしい」旨言われていたし。
ザンキが脇キャラにしてはスペックが高く設定されていて、それゆえに劇中で動かしにくいキャラになったり、人格的にも「包容力のある師匠」(当初は…最終的には暴走するオカンになってしまいましたが…)というせいで、ザンキが本来はヒビキが担う「よき先輩」の役割の一部を奪ってしまい、そのためにザンキの存在が前半の物語のバランスを崩す原因のひとつになってたんですが、そうなってしまったのはザンキに「ヒビキ」の一部が投影されていたからなのかな、と邪推。
読了本:「輝―仮面ライダー響鬼写真集」
- 作者: 石森プロ,東映
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2006/07
- メディア: 大型本
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表紙の写真は、響鬼が始まる前のプレス発表用の「ヒビキさんと明日夢くん」の写真。楽人くんがものすごくあどけない。
全体的に、「ヒビキさんと明日夢くんの思い出のアルバム」ぽい、前半中心のスチール用写真を集めたもの。テレビ放映とは違った角度で取られたものとか、今までみたことないカットとか。あと雑誌や公式サイト掲載されていたものが再収録されたり(花火のときの集合写真等)。
筆文字たっぷりなところも前半ティストを高めています。
ヒビキさんと明日夢くん中心と聞いていたので、ザンキさんは全く期待してなかったんだけど、思った以上に写真があって嬉しかったです。(15,6枚くらい?)
しかも、本当に100パーセント、まじりけなしの「本物」のザンキさんだったから、ものごっつうトキメキました。
…雑誌の松田さんの記事って「ザンキさん風」であってもザンキさんとは微妙に違ってたりとか、あとザンキ本はあれはやっぱり松田さん写真集でしたからねぇ… カッコよかったけど。
特に私にとっての「ザンキさん」というのは15,16話のザンキさんなので、14〜16話のスチールが中心だったのがさらに嬉しかった。
あと、バケガニがでたあたりの川べりでたたずむ斬鬼さん(当然鬼皮の方です)の写真が本当にきれいで… ついついうっとりと眺めてしまいました。
個人的には大満足でした。やはり基本的には私は前半スキーなので。