4月のパーティーデザインレッスン報告
毎月第3水曜日に行なっておりますパーティーデザインレッスンが行なわれました。
優雅なアフタヌーンティーのひと時を過ごしてみたいと憧れている方も多いのでは!!
まずはアフタヌーンティーの歴史からレッスンがスタートします。
<アフタヌーンティーとは>
1840年にベッドフォード侯爵夫人のアンナ・マリアが、夕方4時頃、空腹を満たそうとメイドにお茶とバター付きパン、そしてケーキをトレーにのせて運ばせたのが始まりといわれています。
当時の食事は、遅い朝食の時間と夜9時頃の夕食と一日二食だったため、夕方お腹が空いたものと考えられています。
その後も彼女はこれを毎日の習慣とし、しばらくは家庭内で一人でお茶を楽しんでいました。
そしてみんなもお腹が空いているはず!と友人を少しずつ招待するようになりました。そうなると一人で過ごしていた時のようにはいかず、優雅な食器を披露したりおいしいお茶やおいしいケーキでもてなすようになっていきました。
これは瞬く間に貴族のあいだに広がり、女性達の社交の場として定着するようになりました。
それがヴィクトリア時代後期になると3時半くらいからになり、レースや柔らかな布でできたティーガウンと呼ばれるお茶会用のドレスが流行しました。(当時の洋服はウエストを締めつける物が主流でしたので、たくさん食べられなかったのです)
また陶磁器もこのアフタヌーンティーのためのものがたくさん焼かれ、それは華やかになっていきました。
このお茶会はヴィクトリア時代にはさまざまなマナーが生まれ、最盛期を迎えました。
このお茶会は、単にテーブルを華やかにセッティングするだけでなく、そこに何か物語があるかのように作る事が大切にされています。
上流階級の人達の間では、このアフタヌーンティーの茶会で、どれだけセンスと歴史のある磁器や銀器をきちんと手入れして出せるか、またどれだけの料理やお菓子が用意でき、きちんとサービスできるか、インテリアがどれだけ手入れされ、洗練されたものなのか、などなど、多くのこだわりをもってアフタヌーンティーを迎えます。
主催する女主人が主役で、いかに美しく華やかであるか、ウイットにとんだ会話と豊富な話題かなどで女主人のセンスが求められます。
今回は、参加して下さった皆様にもテーブルを作って頂きました。
今回のテーブルはレッスンに通って1年を迎えられた方にお願いしました。
アフタヌーンティーにふさわしくバラ園をモチーフにセッティングを行なって頂きました。
もちろんメニューは、サラダ&サンドイッチ&スコーン&デザートです。
楽しいひと時を過ごしてまいりました。
さて来月は5月16日(水)となります。是非楽しみにお越し下さいませ。