M&W

 以前、TBSドラマ「Mの悲劇」が夏樹静子氏の原作と全く関わりがないことに納得がいかない、というようなことを書いたのですが。他人から見るとどうでもよくて、自分でもこんなことしてもそう大したメリットがあるわけじゃないことはわかってても、一旦気になりだすとムキになってやってしまうのが俺の性格。
 あれからさんざん探して、夏樹静子「Mの悲劇」光文社カッパノベルズ版をブックオフでゲット。映画化された「Wの悲劇」は流石にあちこちでボコボコ転がってるんですが、「M」はBK1でもアマゾンでも品切れ、なかなか巡り会えませんでした。
 で、ここは番組が終わる前に読んで比較してみるのが普通の流れなのだと思うのですが、とりあえず双方が似ても似つかぬストーリーであることをカバーの内容紹介で確かめた時点で満足してしまい、読む気が起こりません(笑)やっぱ馬鹿だ俺
 ちなみに、番組の方は中盤にしてミサ様の復讐劇もいい加減終幕を迎えそうな雰囲気で(ミサ様のサイコ度も最近少し薄れてきて、マモルくんが苛められぬくのもいい加減飽きてきてたので妥当な展開だと思う)反対に彼女の身辺と1年前の事件を巡って知られざる真相がちらほらしはじめて、後半は真相と黒幕?(いるとすればだけど)追跡劇にシフトするんでしょうか。結構わくわくしてます。
 でも、不可抗力とはいえ自分が悪い癖にミサを「救いたい」とか言うマモルくん(それに限らず、心の底では「自分は被害者で悪くない」という思考回路で動いてるとしか思えない言動が散見するんだよなあ)は、復讐されても当然じゃん、という気持ちもしてたので、このまま「本当に悪いのはこいつだ!」的展開になるのも少し甘い気はする。

 それはともかく、FOMAテレビ電話のCMでハセキョーがホラー映画を見ながらかわいこぶってても、「この悪女が!騙されるもんか!」と最近思ってしまいます。(笑)