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人類猿の惑星化計画の軍団 このページをアンテナに追加 RSSフィード


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↑ネタとか小説とか面白かったら、あるいはツッコミや激しく同意なときにいただければ幸い。コメントには、須く日記でお返事させていただきます。

2005-05-31

[]万博記念

 というわけでもないんですが、「ガメラ対大魔獣ジャイガー」観ました。

 大阪万博の年の作品らしく、舞台も大阪の万博会場(の、手前)

 なんといっても、ジャイガーの迫力ある造形が好きなので見入りましたが、ほかにも、いろいろエンターティメントとして飽きさせない工夫が全体に凝らされていることに気づいて、へぇ〜。

 ガメラとジャイガーの怪獣プロレスは派手で観どころたっぷりだし、少年たちがガメラの体内に入ってジャイガー幼虫(劇中でもそう言ってるが、これは虫なのか果たして)との対決など、冒険小説の要素もあり。科学考証は結構適当だったりしてツッコミどころはそれなりに多いですが、基本的に無邪気に楽しみました。

 しかし、「ジャイガーをなんとかしないと万博ができない」って…人が数え切れないほど死んでいるのに、それどころじゃないでしょうが(^^;

2005-05-30

[]「キリンヤガ」マイク・レズニック 内田昌之訳

キリンヤガ (ハヤカワ文庫SF)

キリンヤガ (ハヤカワ文庫SF)

 この名作が、BK1ではもう取り扱いされておらんらしい。悲しいかな。

 それはともかく。

 読み始めて前半は、キリンヤガでの人々の素朴な暮らしと美しい自然、コリバの語る寓話に秘められた深い真理に、人は科学の発展の中でいろいろなものを得たが、その代価に何を失ったんだろうかと、しみじみ感じたものだった。が、後半、些細なきっかけからキリンヤガの秩序が乱れ始めるのを見ると、結局のところ、人は一度来た道を無理矢理に引き返しても、そこが元いた故郷と同じモノではあり得ないのだ、ともっと切なくなった。

 一番胸に刺さったのはやはり「空にふれた少女」だったが、結局、この物語のテーマもここに帰結していくのではないかという気もする。

 一度空に触れたら、もしくは、一度エデンの林檎を口にしたら、それなくしては生きられないのだ。鳥も、人も。

2005-05-26

[]「自律世界の愛しい未来」早見 裕司

 Mrサイレント・シリーズの2冊目。全体的な感想としては、ほぼ1作目を読んだときと同じなので、今回は収録作の感想を個別に。

・「呪いの村」…早見氏の横溝フリークぶりと、「奇談小説家」らしい都市伝説への造詣が伺えます。推理はいささか強引な気もしますが、純愛物語としてすっきりして素敵です。

・「お母さんは魔女」…実はこの「毒」の存在は知っていたので、速攻で真相はわかってしまいました。結構社会派な結末。

・「ライヴがはねたら」…これも推理は強引ですが、気持ちで説得されてしまう感じのお話。

 真理香ちゃんって性格もビジュアルも魅力的なんですが、18歳で合コンマニアってのだけ、少し馴染めそうにないです(笑)

自律世界の愛しい未来
早見 裕司
富士見書房 (2002.10)
通常2〜3日以内に発送します。

[]「夢現世界の熱い予感」早見 裕司

 早見さん現住所の沖縄が舞台だからか、半端じゃない気合いを感じる一冊でした。面白かったです。収録作3本のゲストキャラたち全てが登場して、事件解決の余韻を味わわせてくれるエピローグでは、ちょっとじいんと来たりして。そして、いよいよ姿を現し始めた晋一郎から声を奪った「敵」。次巻以降で大きな展開の予感。

夢現世界の熱い予感
早見 裕司
富士見書房 (2003.2)
通常2〜3日以内に発送します。

[]「各務原氏の逆説」氷川 透

 この作品でも、ロジックに淫した氷川さんの持ち味が生きてます。が、「氷川透」シリーズに比べると、若干軽めなのは、イラストもアニメ絵でラノベ風味を狙っているから?ちょっと物足りなくは感じますが、謎解き部分ではやはりドキドキしました。トリックは地味。でも、それを暴く論理展開はアクロバティック。

 それにしたって、表紙のイラスト、探偵役があんな扱いなのはやっぱり納得いかないです(笑)

各務原氏の逆説
氷川 透
徳間書店 (2004.5)
通常2〜3日以内に発送します。

2005-05-24

[]「仮想世界の優しい奇跡」早見 裕司

 ネットの世界で起こるちょっとしたトラブルを解決する探偵さんのお話ですが、ネタがネタだけに、時間が経ってから読むと当時のネット事情が思い出されて懐かしくなります。この頃はまだ、普通のパソコン通信が健在だったのですよねえ(^^;

 ちなみに、二つめのお話に出てくる「横溝塔」会員のみなさん、モデルのみなさんのお顔をほとんど知ってます(笑)。だからどうしたと言われると困りますが(笑)。

 ともかく、晋一郎くんも真理香さんも、嫌みなところがなくって好感度です。リーダビリティも良いので、サクサク読めますし。なので、事件によっては結構ヘビーで人間のヤなところを取り扱ってるところもありますが、それでも後味は不思議と悪くないです。

 ですが、晋一郎くんが声を失った背景にある事件はどうやら裏があるらしく、これがシリーズ全体に横たわるメインの謎となる模様。今後の展開が楽しみです。

 ちなみに、早見さんは普段はファンタジーやホラー系のお仕事が多い作家さんなんですが、ミステリにも造詣が深く、それだけにこの作品もきちっと本格しています。氏の優しい人柄を反映してか、事件の謎や真相もやわらかくて、インパクトとしては弱い感じもしますが、それもかえって持ち味ですらあります。

仮想世界の優しい奇跡
早見 裕司
富士見書房 (2002.4)
通常2〜3日以内に発送します。

2005-05-23

[]島田敏最強説

 ふと、最近の日記のネタ、読書なんかのようにカテゴリ独立させてるものを除けば、DVDの感想しか書いていないことに気が付きました。うーんうーん。でも、最近の身の回りの出来事で日記に書くと面白そうな話題って、なんか仕事上のことが多いのでココで書くのが微妙で、そういう境界線上もしくはそれを凌駕してヤヴァげなネタは、ミクシの方に書くことにしてるので(そのわりにミクシ更新してないが)、それを除くと消去法で、DVD見たとか散財したとかいうネタしか残らない(笑)。

 そんなボヤキの後になんなんですが、早速今見てるDVDの話(おい)。

 先日、行きつけのTSUTAYAで発見した、「機甲創世記モスピーダ」。1980年代の変形ロボットブームの一翼を担った作品ですが、戦闘機が変形するところとかマクロスそっくしなんで、パクリとの誹りを受けることもよくあります。が、バイクが変形してライダーと合体するとちょっとしたパワードスーツ状態になるところとか(このマシンがタイトルの「モスピーダ」だったりする)、斬新なアイデアも盛り込まれてたりして、なかなかに味があるのです。

 今、10話くらいまで見てますが、女装すると声まで変わる絶世の美男子イエローさんとか、素敵な個性を持っているキャラが多くて楽しめるのですが、観てて一番びびったのは、準主役の二枚目プロ軍人・スティックくんの声を、フォクシー親分がやってたことです。フォクシー親分、またの名をサタラクラ…じゃなかった島田敏さん。超個性的な悪役・三枚目をやらせたら右に出る人がいなさそうなこの人が、若い頃はこんなクール&ニヒルな二枚目声をっ。あー、でも、よく考えたら、Zガンダムシロッコ様の声もこの人でしたっけ。本来は、二枚目声の方が素に近いのかもしれんですな…今度の劇場版Zガンダムでは、久々の二枚目役で復帰されるのでしょうか?

 ともかく、島田敏さんの多才ぶりには舌を巻くばかりなのです。

 ミクシにコミュがないか、探してみよう。なかったら、作ってもいいかもな。(まだコミュ自分で作ったことなし)

機甲創世記モスピーダ VOL.1 [DVD] 機甲創世記モスピーダ VOL.2 [DVD] 機甲創世記モスピーダ VOL.3 [DVD] 機甲創世記モスピーダ VOL.4 [DVD] 機甲創世記モスピーダ VOL.5 [DVD] 機甲創世記モスピーダ VOL.6 [DVD]

 あー、今はまぞうで画像貼ってて気が付きましたが、DVDのパッケージイラスト、最終巻以外全部イエローじゃん(笑)。でも、この作品ってば密かにキャラデザが天野喜孝画伯だったりするので、こういう中性的浮世離れキャラが一番映えるのはしょーがないことなのかも。

2005-05-22

[]ジェノサイドの意味は「人類皆殺し」?

 いや、別に「人類」くっつけなくても。つーても辞書引いてみたら、genocideは《民族などの集団虐殺》らしいから、まあ、ある意味合ってるが…

 って、映画「昆虫大戦争」で、毒によって昆虫どもに意識を乗っ取られた人間が口走る「ジェノサイド…」という言葉について、劇中で堂々と昆虫学者さんが「ジェノサイド。人類皆殺しという意味だ」とのたまったことに対するツッコミでした。前置き長いが、そういうわけで、松竹60年代SFホラーの名作、「昆虫大戦争」を鑑賞したのです。

昆虫大戦争 [DVD]

昆虫大戦争 [DVD]

 なんか、川津祐介演ずる準主役?の譲二さんが、なんかスケベ。金髪女にうつつを抜かして可愛い嫁さんを悲しがらせたりするからそんなひどい目に遭うのよっ。というわけで、タイトルから想像すると一時世界的に流行した「スクワーム」や「スウォーム」のような、生物大群パニックホラーかと思ってましたが、メインとなるストーリーは、墜落した水爆搭載機のパイロットが殺害され、その罪を着せられた、昆虫採集を生業とする青年譲二さんの無実を証明するためのサスペンス。そこから、次第に謎解きがSF方向にシフトしていき、次いで醜い人間の本性とそれを憎む昆虫たちの意思などが明らかになっていきます。そしてあのカタストロフ。うーん巧い。

 科学考証とかが微妙な部分はありますが、やはりこの時代、原水爆による世界崩壊の恐怖というモノが人々の生活に深く根付いていたということなのでしょう、戦争と核に対する憎しみはかなり強いです。

 ともかく、この映画の最大の見所は、チコ・ローランドのムシ恐がり演技の迫力と(おい)、ラストシーンの、すべてが終わった海に新藤恵美さんの乗った小舟がさまよう姿の悲しさやるせなさ、この二点に集約されてる気がします。余韻深し。

[]「涼宮ハルヒの憂鬱」谷川 流

 読み始めてまず舌を巻いたのは、この作者さんがこの作品を描いたとき、すでに三十路回っていたはずなのに、こんなにも瑞々しい高校生が描けるのか、ってことでした。とにかくイキがいい。しかも、高年齢者が若年層に媚びて書いてるような不自然さが全くない。しかも萌えに特化してキャラを立たせ、そういう層(笑)のハートをキャッチすることも忘れない。やー、こりゃスニーカー受賞するのも当たり前かなと。

 ところが、読み進めていくと、存外に量子力学的なというか存在論的なというかスゴイ仕掛けがある。もう、脱帽のヒトコトです。

 でも、このハルヒシリーズって、もうかなり続きが出てるんですよね。こういうスゴイ仕組みのお話なのに、そんなにも長く続けられるもんなんでしょうか。少し心配。読んで確かめろと言われそうですが(笑)

涼宮ハルヒの憂鬱
谷川 流 / 谷川 流〔著〕
角川書店 (2003.6)
通常24時間以内に発送します。

[]「学校を出よう!」 谷川 流

 ハルヒさんに続いて、谷川さんの電撃文庫デビュー作も読んでみました。うーん、萌えキャラ立ちキャラの設定や描き方が巧かったり、という部分については、ハルヒさん同様良いと思うのですが、ストーリー展開に関してはやや冗長にすぎるかなという気もします。よく見ると、ストーリー展開のフォーマットってば、この二つってよく似てる(起承転結のめりはりがはっきりしてるというよりは、問題の解決や謎解きに関連した小エピソードの集積が続いて、それからクライマックスとなる)。ハルヒさんの方では、それが高校生の生活感につながったり、テーマのと密接につながってたりして、長さ的にもぴったりバランスが取れてる感じで良かったのですが、この作品では微妙です…。しかし、やはり日常から一気に世界の根幹を揺るがすクライマックスに飛躍していく力量は流石。結末は切なかったです。続きあるようなんですが、どうなるんだろう。

学校を出よう!
谷川 流 / 谷川 流〔著〕
メディアワークス (2003.6)
通常2〜3日以内に発送します。

[]究極魔神

 

 ・ゼータファイナル・マジンガー http://pya.cc/pyaimg/pimg.php?imgid=13721

 素で、ゲッターエンペラーとどっちが大きいんだろうと思った。

2005-05-19

[]「UMAハンター馬子 完全版2」田中 啓文

 書き下ろしの2エピソードも含めて、堂々の完結です。シリーズ全編を読み終えてみての感想はヒトコトで言うと……田中さん、遊びすぎです(笑)もー、大好きっすよこういう感性。いくらウルトラセブンが好きだからって、そこまでやっちゃうかねってぽかーんとするほどの遊びっぷり。でもって、駄洒落と語呂合わせとアナグラムに魂を捧げきってるというか、コレなくしては成立しない世界観とストーリーを徹底して追求してるし。そしてそして、これまた外せない馬子の暴言暴飲暴食暴力(笑)。もう、どれをとっても遠慮もなく、のびのび描き尽くされていて、その歓喜のオーラが読む方にも伝わってくる感じ。いやあ、満腹です。

 ちなみに、自分の「馬子の正体&真の目的」予想ですが、「目的」の方は見事に当たりましたが…「正体」は三分の一くらいしか正解しませんでした。つーかそこまで無軌道にすごい設定にしてるなんて思いませんよ!

 ともかく、傑作ですよ。傑作伝奇民俗怪獣ギャグ。

 末永く読み継がれて欲しい作品です。

 しかし、帯の「珍伝綺」って…「伝綺」って言葉、講談社さんだけじゃなくってハヤカワさんまでオフィシャルに使ってるのか。もう、こっちが一般化してるんでしょうか?わかりませんが。

UMAハンター馬子 2
田中 啓文
早川書房 (2005.2)
通常24時間以内に発送します。

[]「ダークキャット」木村 直巳

 古本屋ハロウィンコミックス版を10巻まで買って、そのまま積んでいたのをこの度読了

 あー、なんか描かれた時代の息吹を感じる絵柄。というか、この時代(80年代後半)ってば菊池秀行さんとかの全盛期ですからねえ。触手とイボイボどろどろねちゃねちゃなモンスターが大流行な時代。なので、結構グロいシーン多いです。ストーリーとしては、人の弱みにつけ込む魔性を華麗なる闇猫さんが退治するという、昔ながらの妖怪退治モノ。標意と留意の闇猫義兄弟コンビの華麗さ可愛さ以外には、それほど特筆すべき点はなし…なのですが、中盤、御陸(みろく)一族なる宿敵の一族が現れてから、少し展開が加速。ですが、まだまだバトルはこれから、というところで未完となっているので、残念です。しかも、終盤は多分最強っぽい闇猫・央くんが現れて、いいところだけかっさらって、そこで尻切れトンボ…

 なんか、Gダンガイオー最終回で、いきなりGダンガイオーを駆る新キャラが現れて、ぼこぼこにされた主人公たちを尻目にええかっこだけしてところで終わったのとそっくりな感じ。

 まあ、もう続きが描かれることはないんでしょうねえ。少し残念。

2005-05-15

[]「UMAハンター馬子 完全版1」田中 啓文

 以前から気になって気になって仕方なかったけれども、学研ででている間なかなか店頭で出会えず、なんとなくそのまま読みそびれていたこのシリーズ、「完全版」として出ているのを発見し、その経緯を知ったときには涙でましたよ。ああ、学研さん、あんた冷たいよ…ミステリSF読みの心がわかってないよ…そして、早川さんに感謝。よくぞよくぞ、完全版を出してくださいました。というわけで、今ほくほくして読んでます(今はもう、2の後半だが)。

 とにかく、馬子さんのド畜生っぷりと、イルカのけなげさが醸し出すハーモニーと、UMA民俗学、そして微かにではあるが本格ミステリの香りが見事に調和して、極上のエンターティメントとなっているのです。うーん贅沢。そして、馬子さんが事件の真相とその背景に鎮座しているUMAの正体に触れるときの、生あるモノへのこの上ない憐れみ…このどーしょーもないおばはんが食い意地が張ってて淫乱で下品なのは、自分の生命活動に忠実であるからで、それはとりもなおさず、自分も含めた世界の「生命」そのものを深く深く愛しているからこその行為なのでは…なんてのは買いかぶりすぎですかねえ(笑)

実は俺、1巻読み終えた段階で、馬子さんの正体に見当がついてしまったりしてます。多分当たってると思いますが…結構、分かった人って多いかもなあ。

 あと、余談ですが各エピソードのサブタイがウルトラセブンなのも、とてもシンパシー感じちゃって、気に入ってます。う〜ん素敵。

UMAハンター馬子 1
田中 啓文
早川書房 (2005.1)
通常24時間以内に発送します。

[]美女と液体人間

美女と液体人間 [DVD]

美女と液体人間 [DVD]

 あー密かに等身大版ゴジラと言ってしまっていいかも、な勢いの映画。放射能でみなさんドロドロですよ。核への激しい警鐘。前に観た「ガス人間第一号」と比べると、随分人間ドラマが薄っぺらいです。液体人間になった人たちは、知性こそ若干残っているようだけど言葉は発さないし、人間らしい感情を感じさせる行動は一切なしですし、彼に対する人間側の対応も、単に怪物として駆逐するだけ(しっかし、マンホールから下水道にガソリン流して燃やす、ってのもひでえ作戦ですなあ(^^;街燃えそうになってるじゃん)なので、あまり感傷の入る余地がないのだ。それでも、最後、炎の中で液体人間たちが暴れるでもなく立ちつくして、無言で燃やされていく様は、少し泣きそうになりました。何で彼らはこんな目に遭わなければならなかったんだろうと。すべては核実験のせいかと。そう思うと、この映画は優れた社会派映画反戦映画なのかもしれないです。

2005-05-12

[]「アレン警部登場」ナイオ・マーシュ 岩佐 薫子訳

 んーいい仕事しますねー論創社。多分最近できたばっかりの会社なのに、本格ミステリの出版に関してはもう、国書や晶文社に匹敵する存在感って気がします。

 というわけで、「ランプリイ家の殺人」を持ってて積んでてそのまんま、数多い持ってるけど未読の作家さんの一人であったナイオ・マーシュのデビュー作、読みましたよ。

 うーん、舞台仕立ては相当垂涎モノで期待したんですが、トリックも謎解きも犯人も、相当に地味地味、犯人に至っては「こいつはあまりにもベタなのできっと犯人ではないだろう」と思って除外した人だったのでがっかり。ですが、全体に流れる英国新本格の名にふさわしい端正さ・品行方正さとアレン警部の曲者ぶりはなかなかに素敵なのです。巨匠のデビュー作、という意味では、たしかにダイヤの原石を見つけた感動には出会える作品かも。

 しかし、なんかこの本装丁がやわくないですか?(笑)俺が買ったのがたまたまそうだっただけかなあ…?

 ともかく、「ランプリイ家の殺人」も読もう。可及的速やかに(笑)

アレン警部登場
岩佐 薫子 / Marsh Ngaio
論創社 (2005.4)
通常24時間以内に発送します。

[]555を観た。

仮面ライダー555 Vol.13 [DVD]

 中盤くらいまで観たところで止まっていた「仮面ライダー555」、最終巻まで借りて観たのです。この作品の後半部分の見所は、やっぱり鶴オルフェノクのユカさんと洗濯屋啓ちゃん(おい)の悲恋でしょうか。まあ、くっつく下りが妙に突然な感じがするのをのぞけば、やっぱり滅茶苦茶泣ける。この二人の関係こそ、この555の最大のテーマを体現してる気がする。ですが、その部分を通り過ぎて、最終回あたりになると…おいおい、やけにあっさりしちゃってない?って感じ(笑)。そこまで散々、巧といい木場といい運命に振り回されて迷って、やっと答えが出たのに、そんなドライで味気ない決着でいいわけ???と。

 実は俺、本編観る前に劇場版を観た人間なんですが、劇場版の完成度としっかりしてなおかつ余韻の残る最高のラストから考えると、あんまりにもお粗末なカンジ。草加の死に方もなんか格好悪いし。途中、結構燃える展開もあったのに、なんか勿体ない…。

[]昨日のトリビアで

おもろいなーと思ったこと2つー

ひとつめ。

原哲夫の描いたサイボーグ009は、ケンシロウそっくり」

 大笑い。そして、009以外のキャラも、ってことでフランソワとかチャンチャンコが紹介されてましたが、絵の全体が映ってる場面でつい確認。

 ジェット・リンクはシンで、ハインリヒはレイでしたよ。 

 どうせならこっちにツッコミ入れて欲しかったよ…「そっくり」で攻めるならね。


ふたつめ。

 ニャホニャホタマクローがガーナサッカー協会会長じゃなくなったのに、エンディングで「ニャホニャホタマクローの歌」が流れてるんで、どーする気なんだろうと思ったら、しっかり「辞任」ニュース流して「これからは『前』会長になります」ってんで大爆笑。

 スタッフはそんなにも気に入ってるのか…この歌&ネタ

 ところで、この歌が昔NHK「みんなのうた」で戸川純が歌ってた「マハラジャの歌」のパクリであることには番組内では触れないのね。いいのかなあ、音楽著作権的に…

 インドでいちばん大金持ちはっラジャッラジャッ、マハラジャ〜

(補足)番組内では触れてないみたいだけど、ネットでは多分そこそこ流れてる話なんだろうなあ…と思ってググってみたら、やっぱり出てきました。

 こことか、こことか。

 

しかも、今でも歌手こそ変わってるけど歌われているんですってよ、奥様。ちなみに、昔自分が観たときは、切り絵風のアニメがバックに流れてて、「まあ。まあ」という歌詞のところでインド風の猫がおしりを振るシーンがあって、かわいくて好きでした。


alice-roomalice-room 2005/05/12 23:15 TB有り難うございました。ノリがいいんで一度聞くと忘れられないですねぇ〜。

mayudamayuda 2005/05/12 23:54 わわ、早速コメントいただいて、しかもトラバ返しまでいただいてありがとうございました。実は小学校の時、友達の間で流行った思い出の曲なんです>マハラジャ ですから、ニャホニャホタマクローの歌を初めて聴いたときは割と衝撃でした(笑)。パクんなよと(笑)

2005-05-08

[]「喉切り隊長」ジョン・ディクスン・カー著 島田 三蔵訳

 しくしくしく。ほんのもないだ(つーても3年も前だが)再刊されて喜ばれたこの名作が、bk1じゃもう品切れですってよ奥様。アマゾンで在庫あるみたいですけど、はまぞうに画像はなくってよ。悲しいわね。

 と、日本の出版事情についての愚痴はさておいて。久々のカー、再刊されるやいなや大喜びで狩った割には積ん読になってたのを今頃読了であります。

 とにかく、カーがいかに稀代の策士フーシェに入れ込んでいたかがよくわかる作品です。

 喉切り隊長事件の真相とか、英仏スパイ戦とか、しっかり密室好き・本格好き・そして歴史好き国際謀略もの好きにアピールする点は数々あれど、物語の主役としてはどうやらイギリススパイのアランくんに形式上なってはいても、フーシェに始まりフーシェに終わる。彼の悪魔的でシニカルな知性と洞察力、そして尊大な物言い、これを存分に味わうための小説がこの作品なのであります。解説を読むと、カー自体相当この人物に入れあげてたみたいだから、まさにこの物語は彼の脳内娯楽をそのまま本にしたようなものです。が、カーらしい大仕掛けな舞台装置、真相のからくり、とカーファンなら絶対満足できるいつものサービスもしっかり整えられていて、なかなかに豪華な一品となっております。本屋で見つけたら買いですってよ奥様(やめんかい)。

[]イム・ウンギョンかわいいよイム・ウンギョン

リザレクション [DVD]

リザレクション [DVD]

 韓国版マトリックスというのが、この作品の一般的なウリだったり評価だったりするみたいですが、ある意味ずっと超越してます。とにかくまあ、話の流れとしてはグダグダ(笑)。主人公らしき人はいるんだけど、なんか終盤までやけにカゲ薄いし、いきなり最終決戦に入ってかっこよくヒーローしてくれるんだけど、そこまでがデタラメなので説得力のないことないこと(笑)。で、感動のラスト…のはずが、これまた、主人公がどーしてそこまで頑張れるのかとか愛あふれるキャラになってるのかが微妙にわかんないので、ぽかーんとするばっかり。

 このように、全体の物語としてはパーツがちぐはぐで破綻しているこの映画ですが、そのかわり単独のパーツたちはどれも異常に自己主張していて、映像美もアクがありまくりなので、やっぱり面白いのです。特に、マッチ売りの少女が暴走して殺戮を始めるところなんて、イム・ウンギョンの浮世離れした腺病質な美しさと相まって、最高に綺麗(無論展開に度肝を抜かれるのもアリ(笑))。そう、何をおいても語るべきは、ヒロインであるイム・ウンギョンの神秘的で透明感にあふれた美しさでありましょう。なんつーか、十代で最高潮だったころの広末涼子と竹内結子をミックスさせたような、痩せた猫のようなか細くはかなげだが存在感だけはやたらある、そんな綺麗さかわいさ。萌えまくりです。彼女がマッチ売りの少女を演じていなければ、この映画の評価は若干変わったかもしれないなあ。それほどの魅力です。イム・ウンギョンかわいいよイム・ウンギョン。

巌窟王 第3巻 [DVD]

巌窟王 第3巻 [DVD]

 5〜6話を収録。今回もなかなかに深いです。この辺からモンテ・クリストの復讐劇が本格化するのか??と思いきや、まだもう少し先の模様。ただ、確実に外堀は埋まってきてる感じで、6話のラストあたりは「オペラ座」という神秘的で燃える舞台仕立てもあって、ゾクゾクとするものを感じましたよ。あと、アルベールくん、なんか少しずつですが成長してきてる感じで好感もてます。これからもユージェニーと仲良くして欲しいかな。

2005-05-05

[]ある意味一番贅沢なGWの使い方

 ゴールデンウィークももう終わりですか。やりたいことはいろいろあったような気もしますが、例年同様どこにも行かずだらだら。どうせ遠くにいかないんなら、サイトの更新でもやろうとも思ったのですが、それもできず。というか、あまりに長くサボったので、DVDとかコミックの感想とか書ききれない…というわけで、もう、見たDVDの感想についてはタイトルの列挙&一言コメントですませてしまうことにします。


特捜戦隊デカレンジャー VOL.9 [DVD] 特捜戦隊デカレンジャーVSアバレンジャー [DVD] SAMURAI 7 第7巻 (初回限定版) [DVD]

★デカレンジャー9巻

 スワットモード、カコイイ。デカウイングロボも。だけど、テツが一人取り残されてかわいそうかも…まあ、彼はこれ以上強くなっても困るからねえ。デカスワンに萌え、つーか強すぎ。変身できるのはいいが、いつ鍛えてるんだ。


★デカレンVSアバレン

 VSシリーズ全部見ているわけではないんですが、これが今までで一番燃えたかも。某先輩の先輩(ごにょごにょ)がちらっと一瞬だけ(しかも幻影)でも出てきたことで、戦隊ワールドが一つの世界であることがより実感できてよかったし、二つの戦隊の一体感や絡み具合もすごく良くて、なんか豪華な感じがひときわ強い感じ。堪能。


サムライ

 野伏りとのバトル一層本格化。策士カンベエ本領発揮。面白いけど、少しだれてきた気もする…


オーバーマン キングゲイナー Volume.1 [DVD] ウルトラマンネクサス Volume 4 [DVD]

★オーバーマン キングゲイナー

 正確にはビデオで借りてきて全話一気鑑賞。今頃ではありますが、ずっと見たかったのは確かなのであります。噂に違わぬおもしろさ。本当に富野作品か?と思うような(笑)明るく楽しいオーバーマンバトルが素敵。でも、オーバーデビルのデザインだけは、ちょっとブサイクすぎるような…(滝汗)


★ウルトラマンネクサス 4

 メフィスト登場編。うーん、リコちゃん(大人の方ね)って、コモンくんとラブラブなときから、溝呂木さんのごにょごにょだったのか??だとすると、あまりにも悲しすぎるが…ごにょごにょではあっても、気持ち自体はリコちゃん本人のものであったのだと信じたい。

 それにしても、憎しみで突っ走るコモンくんを見て微笑む副隊長はこいつこそ悪役なんじゃないかと思うくらい怖かったです。ようするにあんた道連れがほしいのね…


劇場版 仮面ライダー剣 MISSING ACE [DVD] 特捜戦隊デカレンジャー THE MOVIE フルブラスト・アクション [DVD] 

★仮面ライダー剣 劇場版

 本編見てないのにつつがなく楽しんでしまったよ!(笑)。とりあえず、新ライダー3人がかなりライダーとしては逸脱したデザインでありながら俺は気に入ってしまって。それだけに、終盤あっさり退場するのが不満なんですが…それに、あのダイイングメッセージのくだりは余計だろう。それにしてもカリスかっこいいなあ。

 と、これだけ褒めておきながら、どうしても本編見る気にはならない俺でした(笑)。


★デカレンジャー劇場版

 んー、いささかマリーちゃんの造形が粗雑な気はするが、劇場版らしい豪華な映像と作りでまずまず満足満足。


シブヤフィフティーン 1

 うわー、見たことのある人がいっぱいでてるよ(笑)。チーマーのお話なだけに、ガキんちょどもの言動が雑なのが鼻につくが、こういう世界観だからしょうがないか。それはともかく、ピースとかシブヤとかエマとか、いっぱいの謎にくらくらわくわく。


 いかん、一言と言いながら結構ごちゃごちゃ書いてしまった(笑)

2005-05-01

[]「聖女の遺骨求む」エリス・ピーターズ 大出 健訳

聖女の遺骨求む
大出 健 / Peters Ellis
光文社 (2003.3)
通常2〜3日以内に発送します。

 実は、光文社文庫で再刊されはじめてからずっと買ってますこのシリーズ。やっと今頃1冊目を読んでます。神に仕える職業でありながら、教会の権威なんてくそ食らえと思っているっぽいカドフェルの性格が素敵。というか、現代人ぽいのか。複雑な人間模様とストーリーテリング、派手ではないがしっかり本格している謎と推理にも好感。シリーズの先の作品も楽しみです。

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