ブログトップ 記事一覧 ログイン 無料ブログ開設

人類猿の惑星化計画の軍団 このページをアンテナに追加 RSSフィード


検索やはてなダイアリー経由で来られた方は、
こちらからフレームありのページに入れます


↑ネタとか小説とか面白かったら、あるいはツッコミや激しく同意なときにいただければ幸い。コメントには、須く日記でお返事させていただきます。

2005-11-27

[]web拍手お返事

すごい久々のお返事ですが、それ以前に拍手いただくこと自体が既に相当稀(笑)

まあ、7年やっても10万アクセス到達しない零細サイトだからねえ。最近また昂進頻度落ちてるし。というわけで、拍手貰うと一回だけでも本当に嬉しいです。その割に返事遅れてすみません。



音が鳴った!ビックリした。…フリゲー作られたらプレイさせていただきますよーBYぽんすけ


そういえば、比較的最近まで、拍手の音が出ることに気づいていなかった俺です。普段、ネットサーフィン他パソいじるのが基本的に深夜が多いので、音最小限にしてるんで…

それはともかく、先日の「ノベルゲー作ろうかな」発言に関して、結構反応があってびっくりしてます。某エロゲ師匠からは、イラスト提供の申し出もあったし。いやあ、これは、ちょっと本腰入れて取り組んでみないといけませんかね。しかし、「作りたい」という漠然とした思いはあっても、いまんとこシナリオにできるネタが手元にないので、そっからスタートせんといきまへん。とりあえず、てっとり早く「ミッドランダーズ」ゲーム化でもしてみるか、と思ったりましますが、相変わらずこのシリーズに関する周囲の評価がわかんないので、それも少し躊躇われる…

ともかく、気長にお待ちくださいー>ぽんすけさん他フリゲーネタに反応いただいたみなさま

[]ハサミ男とかZOOとか

ハサミ男 [DVD]

ハサミ男 [DVD]

原作読んでるし、好きなんですけど、読んだのがかなり前なんで細部を大分忘れています(笑)。そんな俺が観ても、原作をそれなりに尊重しつつ独自のドラマとしてより飛翔している感じがして、本当に面白かったです。密かに、つい連続で2回観てしまいました(笑)DVD入手した作品でも、これほど気に入ったのは久しぶり。原作を未読の人でも絶対に楽しめる作品だと思いますが、これ観た後で原作を読むのは、少し興醒める感じかもですなあ…(笑)理由は、双方を鑑賞した人ならわかりますよね?原作と両方愉しみたい人は、絶対先に原作を読むべし、と言いたい。

ネタバレでガンガンに語りたいくらいお気に入りなんですが、原作との関係を含め、ネタバレせずに感想を書くのがめっちゃ難しい作品ですね…

ともかく、池田敏春監督は天才だと思った。麻生久美子は迫真の演技だった。

ふと、昔綾辻さんの「十角館の殺人」ドラマ化が、オファーはあったが実現しなかった件なんかと思い出す。映像化不可能なトリックでも、上手にアレンジすればこの「ハサミ男」のようにスバラシイ作品になるのですよ。その意味で、この作品は本格ミステリの映像化について新たな可能性を与えるものとなったのではないかと思います。


ZOO [DVD]

ZOO [DVD]

なんか、乙一作品って設定や物語そのものが悲惨でも、描写そのものは抑えてあるし愉しみ方のポイントは別のところ(サプライズな結末。本格としてのロジック、伏線の妙とか)にあると思うので、あまり不快に感じたりグロテスクだと殊更に思ったりはしないわけなんですが、映像にするとなかなか、ダイレクトに不気味だなあ、としみじみ思ってみたり。「カザリとヨーコ」とか、すっげー悲惨度(笑)。zoo収録作品のうち5本をセレクトして映像化したオムニバスなんですが、ともかく、どれもいい感じだと思います。「SEVEN ROOMS」とか、市川由衣のかっこよさに萌えまくり、そしてラストで泣き。「そ・ふぁー」は、今をときめく神木くんが最高に名演技なので、これも泣き。ただ、「zoo」だけは…原作の面白さ、わかってんのかなあ、と首を傾げざるを得なかったです。ただ男が女殺しておかしくなるだけの話なら、この程度のものなんて腐って落ちるほどあるわけで、原作の「犯人捜しを演じる」という異様行動こそが迫力だったんだと思う訳なんですが…ごにょごにょ。

ともかく、面白かったです。zoo以外は(笑)他の短編も映像化して、2を制作してくんないかなあ。

2005-11-26

[]ネウロはやっぱり傑作だ。

なんかコミック収集してる作品の単行本が一度に出たので、ぶっちゃけ消化試合な感想なわけなんですが。どんどんいくよー。

魔人探偵脳噛ネウロ 3
松井 優征
集英社 (2005.11)
通常24時間以内に発送します。

ミステリとしては相当に強引なところのあるネウロなわけですが、やっぱり独特の絵柄・構図とブラックな笑いのセンス、ストーリーテリングの妙には、唸らされるわけでして。この作者さんって、ひょっとしてダリとかマグリットとかエッシャーとか、そういう不思議系の絵画でも研究してるのだろうか??そういう世界に通じるような、紙面から飛び出してきそうな迫力があるのです。

そして物語展開。とある事件の終わりには、必ず次の事件の発端が極めて自然な形でセッティングされ、読者の視線を決して放さないテクニック。エンターティナーですなあ。

ちなみに、怪盗「X(サイ)」が現れて、少しSFめいてきたりもするのですが、この辺の怪物的・超自然的犯罪者の使い方も、「ケイゾク」の朝倉を思い出されて興奮。

ときに、ネウロが解決する事件の犯人達は、一部を除くとみんな犯行が露呈した時点で形相が非人間的に変化するのですが、その中でサイは、存在的には最も怪物なくせに、むしろ極めて整った容姿の人間としての姿になる。そして、魔界の住人でありながら次第に人間くさくなっていくネウロ。この構図に、なんだか「実は人間こそが最も怪物」という視点があるのでは…?なんて思うのは深読みしすぎ??ともかく、サイには再登場して、是非ネウロとは決着をつけてほしい。先が楽しみ。

ディオやっぱり最高。ぶっちゃけ、ジョジョ本編のディオより、こっちのディオの方が好きかも。少なくとも生まれ育ち的には、こっちがかっこいいし感情移入できますな。高貴なる魂。

すげーところでこの巻終わってるので、先が気になって気になって仕方ないです。7巻早く出ないかなあ。

武装錬金 9
和月 伸宏著
集英社 (2005.11)
通常24時間以内に発送します。

この巻のラストがファイナルのラストってことは、「ピリオド」は単行本一冊分書き下ろしってことなのか。わくわくするなあ。ともかく、このクライマックスを一気に読むと、やっぱりこみ上げてくるものがある。カズキってば、本当に漢だよ…しかも駆け引き上手。成長したもんだ。

絶対可憐チルドレン 2
椎名 高志
小学館 (2005.10)
通常24時間以内に発送します。

同時に買ったくせに1巻読了後、こんなにも間が空いたのは。サンデーで立ち読みしてた話が多くて、すぐ読む気にならなかったからですね(笑)。ともかく、チルドレンもかわいいが、気取らないが常に全力で彼女たちに向かい合ってる皆本は、理想の大人だと思います。

2005-11-23

[]シグルイはどこまでいくのか

シグルイ 5
シグルイ 5
posted with 簡単リンクくん at 2005.11.23
山口 貴由 / 南条 範夫
秋田書店 (2005.11)
通常24時間以内に発送します。

んー、なんかどんどん表紙が怖くなっていくなあ。真夜中に表紙の伊良子と目があったら泣いてしまいますよ。

原作を読む前は、シグルイに出てくる数々の異形の武芸者たちはみな原作に登場するものだと思っていたが、これら八割方山口氏のオリジナルだと知ってからは、その独創性・想像力に舌を巻くばかり。やはり山口氏は天才。まあ、この「無明逆流れ」の押し広げっぷりから考えると、おそらくは「駿河城御前試合」の他のエピソードが漫画化されることはなさそうですが、それでもいいや。ここまで面白くしてくれるのなら。検校の思惑も絡んで、御前試合までの道のりはやっぱり相当に長くなりそう。何より、藤木ってばまだ両腕あるしな。

あと、更に原作読了後にしみじみ感じるのは、シグルイの中で度々出てくるナレーション、モノローグの類の文章の格調の高さ。漫画の領域を脱しているので、てっきり原作からの引用だと以前は思っていたわけですが、これも山口氏の手になるものってことで…鬼気迫る文体、行間から漂う異才。小説家にもなれるんじゃないですか、山口氏。天才。天才としかいいようがない。

ピルグリム・イェーガー 5
沖方 丁 作 / 伊藤 真美 画
少年画報社 (2005.10)
通常24時間以内に発送します。

ロヨラ師にザビエルくん大活躍。そして「蛇」さん本領発揮に、銀貨集結(全員じゃないけど)。見所多し。ただ、アデールとかカーリンはぶっちゃけどうでもよくなってきました(笑)。これだけキャラ多いとなあ…誰が主役かわかんないっす。今月のOURSの表紙もロヨラさんとザビエルくんだし(笑)

無論初回限定版でゲトしましたよ。うひひ。トイレ4コマ大爆笑。表紙はとうとうリンくんですか。登場が遅かった人なのに、もうかなりメインな人になってます。若くして王の器を全開の漢っぷり、そして戦闘時の頭の回転の速さ。捨て身で敵を出し抜くランファンの覚悟と相まって、ちょーカコイイ。しかし、物語も大分核心部分に迫ってきた感じしますね。クライマックス近いのかな。


ニライカナイ 6
岡田 芽武
講談社 (2002.12)
通常2-3日以内に発送します。

結構長くかかってしまいましたな。全6巻読了までに。途中、いろいろと話がぶっとんで、最初の話はどうなったんだ、と思うようなトキもありましたが、一応きちんと着地を決めましたな。しかし、この線の多さとトーンの大量使用っぷりは…いったいどんだけ手間がかかってるんだろう。えらいなあ。岡田さん。

[]「セリヌンティウスの舟」石持浅海

セリヌンティウスの舟
石持 浅海著
光文社 (2005.10)
通常24時間以内に発送します。

「扉は閉ざされたまま」に続いて、限定されたメンバーと空間の中、細く焦点を絞り込んだ推理で一転二転するパターンのお話。今回は、ディスカッションで推理が展開されるので、毒チョコ風味。「友情」と「自殺の真相」についての推理なんですが、こういう話では得てして、登場人物たちの暗黒面をあぶりだし、互いの不信をあおり立てる形でサスペンスが盛り上げられる傾向が強いものですが、この話の場合はどこまでもお互いと自殺した人を「信じ抜く」ことによって真相に迫ろうとしている点が斬新に思います。ただ、やはり「信じる」ことが前提であるため、お互いの疑わしい点を指摘する切っ先が随分甘く、推理合戦としてはいささか緊張感に欠けます。それでも、「走れメロス」と巧くからめた謎と真相は、やはり石持氏の面目躍如という感じ。リーダビリティも良いし、サクっと面白く読めました。

2005-11-21

[]夜更かしがダイレクトに

体に応えるトシになったなあ、としみじみ思う今日この頃。日付変更線越してから寝ると、仕事中に眠くて眠くて。んで、少し仕事から帰るのが遅くなると、メシ食ってまったりしてるとすぐ眠くなるので、なんか無為に一日が終わってしまいます。虚しい…

女子高生ロボット戦争 [DVD]

女子高生ロボット戦争 [DVD]

なんか、最近こういう日本未公開っぽい映画を漁るのが趣味になりつつありますが(笑)

脳天気な美少女学園アクションもの?です。ただし、アメリカ映画。なので、通常日本で先述の言葉を目にして思い浮かぶイメージとはだいぶん違う(笑)。

とりあえず、ロボットはほんの少ししか出て来ません。パッケージは眼鏡少女で、よしさんの萌えにオススメしようかとも思いましたが、彼女も物語の序盤で眼鏡を外してイメチェンしてしまいます。割と日本のマニア向けにアレンジされているパッケージでしたが、はっきり言ってJAROに訴えたいほど看板に偽りありです。とりあえず、片思いの彼氏をめぐって、理系天才少女と体育会系怪力少女が闘うのです。それ以上でも以下でもない(笑)。まあ、害がなくって無邪気で面白かったです。バカな話だけど(笑)


仮面ライダー響鬼 VOL.4 [DVD]

仮面ライダー響鬼 VOL.4 [DVD]

前半は乱れ童子篇。これまでの淡々とフツーの魔化魍斃すエピソードから、次々登場する未知の敵、謎また謎の展開の始まり。ときめきますなあ。

後半はトドロキくん登場編。いやあ、襲名デビューってことで、まるで彼が主役の新番組が始まったかのような盛り上がりよう(笑)。それにやっぱり、ギターってのは(厳密には違うけど)絵になりますね。ぶっちゃけ音撃シーンだけならヒビキさんよりかっこいい(笑)。


ああ…シグルイ5読んだし「セリヌンティウスの舟」読んだし感想書きたいが、眠くて力尽きます。がっくし。

2005-11-14

[]ノベルゲームというもの

えー、俺っちがエロゲにはまったのは、かつて某人気ニュースサイトを運営しておられた方に教えていただいたからなんですが、その方から先日、「ナルキッソス」というゲームを教えていただきまして。

ステージ☆ななというサイトさんからダウンロードできるフリーゲームなんですが、作りこそシンプルなものの、まースゴイ出来。そもそも、プロのゲーム制作者さんが作られたモノらしいので、レベルが高いのは当然っちゃ当然なんですが(ちなみに、エロゲではないです。女の子は出てくるが助平な要素はカケラもなし)。端正なグラフィックに、繊細で儚げなキャラのイラスト、飾らず訥々と不器用に呟く感じの、それ故にストレートな哀しみを醸し出すテキスト。すごーく救いがなくて暗い(ちなみに、病院の描き方には、医療関係者を身内に持つ人間としてはつっこみたいトコもありますが、まあ些末なことです)お話なんですが、鳩尾にずっしり重いモノが残るような、存在感のある作品でした。

で。

このゲーム、グラフィックなんかはともかくとして、ゲーム構造や話の長さとしては、先述のように結構シンプルなので、ふと不遜にも「こんなのなら、自分でも作れるんじゃないか」となどと思い立ちまして。そういえば、「ノベルゲームツクール」みたいなソフトをどっかで見たぞと、Vectorで探すと、まあいろいろと見つかったわけですが、とりあえず一番よさげなのがコレ。「Yuuki! Novel」というフリーソフトなんですが、ホントにパズルでも作ってる感覚でノベルゲームが出来るっぽい。ちびっとフラグを立てたり、クリア後の追加シナリオ、なんてのも設定可能らしいので、なんか本気で手の込んだエンディングとか作ってみたくなってきますよ…

まあ、実際にちゃんとゲームを作るには、いろいろと問題も多くて。

現在、絶対的に時間が足らない上、そもそもグラフィックをどーすんだという問題があるので、すぐに実現は無理だと思いますが。ちびちびとでもいいから、時間が出来たときにでも手がけてみるかな。いつか完成の暁には、フリゲーとしてばらまきたく思うので、よろしくお願いしますー。

[]「時と神々の物語ロード・ダンセイニ 中野 善夫ほか訳

時と神々の物語
ロード・ダンセイニ著 / 中野 善夫訳 / 中村 融訳 / 安野 玲訳 / 吉村 満美子訳
河出書房新社 (2005.9)
通常24時間以内に発送します。

んー、読了までにすげー時間かかってしまいました。正直、神様の名前とかあまり憶えきれなくて、逸話もなんか複雑で、正直俺にとっては、脳味噌の衰えを実感させられる一冊(笑)。

ただやはり、世界はマーナ・ユード・ス−シャーイの微睡みの間に見ている幻であるとか、その眠りの間に世界を統べている神々は少しも偉大でも万能でもなく、むしろ無力であることを人々に知られるのを異様に怖れているところとか、常にゆらぎ、か細くうつろう、あまりにも儚い世界観は魅力。自分は不勉強な人間故、ダンセイニ卿のこともよく知らないのでありますが、キリスト教社会に生まれ育ちながら、このような一神教の存在意義を無力化するような神話を考え出せることに、不思議な感動を覚えました。

[]「駿河城御前試合南條範夫

駿河城御前試合
南条 範夫著
徳間書店 (2005.10)
この本は現在お取り扱いできません。

げ、BK1でも品切れてやんの。シグルイ人気おそるべしですな。

というわけで、シグルイ原作、謹んで拝読です。個人的にはめちゃくちゃ蠱惑を感じた話と、どうでもよく読み飛ばした話とにはっきり分かれた感じです。前半の、「がま剣法」とか「被虐の受太刀」なんて、その妄執と倒錯の世界にくらくら。全編読了して感じたことは、シグルイの原作としてキャラや背景を使っているのは「無明逆流れ」のみなのかも知れないけれど、山口氏創作のどろどろなオリジナルキャラやバックグラウンドの設定、その源泉としてはやはり全編がしっかり活かされているなあ、と。だから、このままシグルイの連載自体が藤木と伊良子の闘いのみで終わったとしても、やはりこの一冊まるごとが「シグルイ原作」だと言えるんじゃないでしょうか。ですがまあ、個人的には、山口節で「被虐の受太刀」とか「破妖の秘太刀」、そしてクライマックス「剣士凡て斃る」とかコミカライズしてほしい気はしますが、今の連載の進行ペースだと、どれくらい先になるんだろうと。

しかし、「剣士凡て〜」に刻まれた非情さ、無常観はただごとではないですな。ただ、南條先生の筆致はあまり叙情的ではないので、少し味気なくて勿体なかったような。こんな凄絶なラストなのに余韻がない…

ちなみに、俺が思うにシグルイの藤木よりは原作の藤木の方がバカで女たらしですな。

つーか、どいつもこいつも、女の取りあいで命の取りあいまでさらっとやってんじゃありませんよ。

[]「さおだけ屋はなぜ潰れないのか」山田真哉

帯から目次に提示されている、不可解な経営形態の様々な業種への疑問には、かなーりそそられるものがあるんですが、答えは意外とシンプルで地味。まあ、みなさんそれを生活の糧になさっているわけだから、そんな破天荒な商売をしおているわけがないわけで、当たり前か。会計学入門としては、それなりに楽しめました。ちなみに、うまくいっている企業は「連結経営」しているというお話は、小説に置き換えるとウブカタさんが「ストーリー創作術」で書いてた「浮いている企画は結合させよ」「企画が大きすぎる場合分解する」という部分に通じる気がしました。小説家も個人経営の企業のようなモノ、上手に回すノウハウは自然似てくる、ってことなのでしょうな。

2005-11-04

[]マシニスト

微妙にネタバレめきますー。まあ、愉しみを損なうほどではないけれど、未見の方はご注意を。

マシニスト [DVD]

365日眠れないと人間はどうなるか、というような惹句と、ほとんど骨と皮で死体のごとき有様にまで痩せたクリスチャン・ベールのスチールに引きつけられ、ほとんど前情報なしに手に取ったこの作品。

妄想と現実がごちゃまぜになったような作りの映画なので、どうやら観客を選ぶらしく、ネットでの感想も賛否両論。しかしまあ、「眠れないとどうなるか」という惹句には少し語弊があるような気が。正確には、「眠れなくなるほどの秘密を抱えたとき、どうなるか」だ。

サスペンスもしくはミステリーとしては、そうたいしたこともない。オチは宣伝されているような「驚愕の真相」なんかではないし、わりと早い時期に見当がつく。途中、謎のパズルが出てくるが、その謎解きもいささか牽強付会な感じがして、本格ミステリ者の俺としては相当に物足りない。だが、この映画のポイントはそんなところではない。きちっと統一された色彩の、この上なくスタイリッシュな映像美の中で展開される軋み歪んでゆく日常、妄想と日常が交差の後に訪れるカタストロフィ、そして真相が明らかになった後の残酷な平穏。それらの中に自然に満遍なく織り込まれた詩情。孤独、罪、後悔、不信……様々なキーワードが散りばめられた、醜くも美しく、苛烈にして優しい無惨絵。そんな感じ。

それでもまあ、あそこまでクリスチャン・ベールが激痩せする理由は、物語展開上なかったような気もするんだけれど、彼のあの姿こそ彼の目から見る「現実」そのものが痩せて枯れて捻れてゆく様の象徴のように思えるし、あの演技に尋常ならざる迫力を与えているのは事実だし、彼とベッドを共にする女性たちの「あなたそれ以上痩せたら消滅しちゃう(死んでしまう)」とか印象深い台詞があったりと、映画にとってはかなりの彩りとなっているので、良しとしましょう。

思わぬ拾いものな逸品でした。

[]絶対可憐チルドレンとか

絶対可憐チルドレン 1
椎名 高志
小学館 (2005.10)
この本は現在お取り扱いできません。

えーと、俺にはストーリーをチェックはしてるけど集めない、とあらかじめ決めてる種類の作品や漫画家がいて(例:ワンピとか)、椎名高志氏も俺にとってそういうカテゴリーの漫画家さんだったわけですが、応援してた「一番湯のカナタ」がなんか早期で打ち切りになって、その後長い期間を経ての再起の連載、しかもキャラ立ちまくりで面白い、となれば、もう手に取らざるを得ないわけですよ!というわけで1・2巻同時発売をゲット。1巻は短期集中連載バージョンのわけで、未読だったんですが、いやー、いきなり深いですな。力を持つ者の孤独、という超能力モノの王道をしっかり押さえつつも、椎名流爆笑ホームドラマ路線も継承しつつ、その底にしっかりシリアスなドラマの伏線と余韻の残る感情心理描写。んー、満足。

ニライカナイ 4
岡田 芽武
講談社 (2001.7)
通常1-3週間以内に発送します。

描き込みの細かさと台詞の多さ、沖縄弁のせいで読み飛ばしができないニライカナイ、4巻まで読み進みましたが。スケールってばどんどん大きくなる一方。とうとうナイアルラトホテップは出てくるは、そいつに対する最終兵器がペルーの太陽神だったり、アマテラスやスサノオがぶっちゃけ兵器扱いでと、すごいすごい。だけど、物語の発端ってなんだっけとか、そもそもどういう目的で闘い始めたんだっけとか、こんな最終戦争状態に何時の間にとか、はっきり言って冷静になってみると、展開グダグダ(笑)だけど、勢いと迫力で、んーなこたあどうだって良くなってしまいます。でもまあ、乱空ちゃんの「人間とは」語りは、なんか車田正美イズムに溢れてて、岡田氏がエピソードGを手がけるようになった流れがわかるような…ともかく、どこまでも悠久を超えて広がる大風呂敷、どこまで広がるか楽しみです。

2005-11-03

[]ウルトラマンAとか

DVDウルトラマンA Vol.1

急に観たくなって、tutayaで借りようと思うが、DVDがないので、ビデオで我慢。

ちなみに、うちの妻はAの変身、北斗と南のカラミがヰタ・セクスアリスだったようです(笑)

昔、「なぜ怪獣に官能を感じるのか」という本を読んだことがあるんですが、それによると大槻ケンヂ氏のヰタ・セクスアリスはボーグ星人の着ぐるみが濡れたときの光沢だったそうだし、やはり特撮番組の根底には、少年少女の秘められた性の衝動を刺激する何かがあるのですねえ。

ときに、俺の場合は…んー、月並みだけどやっぱアンヌ隊員のバストかなあ。心当たりが多すぎて、よく思い出せない。

しっかしまあ、大人になってから観るといろんな意味で味わい深いわ。なにげにTAC隊員って天然が多くないか。そのうち、ちゃんとした感想書きますー。

仮面ライダー響鬼 VOL.3 [DVD]

仮面ライダー響鬼 VOL.3 [DVD]

いやあ、ヒビキさんとイブキさんの共闘はやっぱりかっこいいです。あと、巨大魔化魍もだんだん、元ネタの妖怪からアレンジが効いてきて、個性的で面白いです。オトロシなんて、まさかあんな飛び方するなんざ予想もじなかったよ(笑)で、バトルも妖怪退治部分のドラマも面白い訳なんですが、しっかり明日夢くんの青春ドラマ部分も丹念で繊細かつほのぼのと、どうかすると仮面ライダーには全くなじまない要素がすごく上手に絡まっているのに感心。職人芸だあねえ。

カウンタ