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生者も死者も狂ひ踊れよ暁に このページをアンテナに追加 RSSフィード


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↑ネタとか小説とか面白かったら、あるいはツッコミや激しく同意なときにいただければ幸い。コメントには、須く日記でお返事させていただきます。

2006-01-30

[]「なめくじに聞いてみろ」都筑 道夫

なめくじに聞いてみろ
都筑 道夫著
扶桑社 (2000.10)
通常2-3日以内に発送します。
都筑さんの作品はこれまで多く読んでいるわけではないんですけれども、読んでいたとしても本格ミステリが多いというか、本格ミステリに的を絞ってたところもありまして。

最近、岡本喜八監督の「殺人狂時代」の原作がこの作品だと聞いて、思わず手に取った次第(つーても映画の方も観たわけではないんですが(笑)。最近DVD化もされたし、近いうちに是非観たい)。

やー、通信教育で育成された殺し屋どもとバトルするという、荒唐無稽も甚だしい作品なわけですが(なんでよりによって通信教育か…)ほとんど山田風太郎忍法帖シリーズか、自分にとって慣れ親しんだ例えとしては菊池秀行か夢枕獏かという、マンガチック超絶バトルの数々。主人公が相手する殺し屋はみな、それぞれに個性的で独特の殺しの技があるわけなんですが(この、一体どんな殺し方をするのかを探る部分は、微妙に本格めいたところもあり。いや、真面目に本格を期待すると肩すかし食らうけど)、モノによってははっきりSFの領分だったり、本当に自由奔放に描かれています。書かれた時代が時代だけに、いささか台詞回しが古風なんですが、それも含めて、60〜70年代のB級アクション映画を観ているような、チャチといえばチャチだけど、なんだか捨てがたい不思議な魅力に満ちてます。そうした脳天気なバトルの連続に見えながらも、終盤で敵をほとんど斃してしまった主人公の口から、「殺し屋どもを始末しようとして、理想の殺し屋が生まれてしまった。それは自分だ」というような発言が洩れたりして、なんだか「怪物と戦うものは自分が怪物にならないように注意せよ」的な哀しみが込められているような気もして、深いなあ(深読みしすぎ?)。

ともかく、面白い。そして、「なめくじに聞いてみろ」という台詞が、とんでもなく格好良く使われているのです。しびれます。

[]「タクティカル・ジャッジメント」師走 トオル

タクティカル・ジャッジメント
師走 トオル〔著〕
富士見書房 (2003.1)
通常2-3日以内に発送します。
かねがね法廷モノの本格ミステリに興味がある俺は、ラノベという枠組みの中でそれをやっている例を見たくて、これを手に取ったのでした。うん、キャラ設定はベタだし、トリックも小粒、真相も最後の切り札も早い時点でそこそこ予測が付いてしまうレベルのものですが、展開のテンポ良さとリーダビリティは相当なもので、とにかくラノベという制約の中で法廷モノをきっちり楽しい作品として成立させた手腕を評価したい。しかし、「デスクブレイカー」は少し……ぶっちゃけ、それって「逆転裁判」のパクリではないのか??

2006-01-29

[]功名が辻

普段はあまり大河ドラマを観ない我が家ですが、高知県人のたしなみとして一応こいつは観ておりますです。いやー、やっぱり仲間由紀恵はいいですねえ。巧い。はっちゃけた役から古風な役まで、なんでも出来ちゃうのねこの人は。スバラシイ。今夜は、炎の中の抱擁ってなわけで、最高に盛り上がる訳なんですが。ま、史劇・時代劇・歴史ロマンとしては、いささか食い足りないような気もしないでもないですが(まあ、ポイントはそういうところにはないからね…この番組は)、恋愛ドラマとしては最高にいい出来なんじゃないでしょうか。

このドラマを観るに付け、やはり思い出すのはこの番組の脚本を執筆中に、おそらくはこの仕事のプレッシャーが原因で自ら命を絶った野沢尚さん。志半ばで屈したとはいえ、これだけ心血を注いだ人がいるんだから、これから先面白くなかったら許しませんよマジで。

それはそうと。

信長、秀吉なんかぐっと大物俳優を持ってきて、格調の高いキャスティングなわけでして。

まあ、若かりし日の彼らの姿に相当無理があるのも、仕方ないとは思うんですが。

信長役の館ひろしの年齢が、実際の信長の享年を遙かに超えているのはさすがにどうかと思うんですが。……まあ、些細なことですけどね。

[]クレイモアとか

また、読み溜めた分一気に読了報告です。

CLAYMORE 9 (ジャンプコミックス)

CLAYMORE 9 (ジャンプコミックス)

1〜9巻一気読み。クレイモアの女の人がなかなか区別つきません(笑)鎧も同じで、髪型くらいしか識別できる手がかりがないし。話的には面白いものの、妖魔のデザインとか物足りないなーとか最初思ってましたが、覚醒者プリシラが現れるあたりから、急にギーガーかクトゥルー神話かと思わせるような禍々しいデザインになり、どんどん個性的になっていきます。面白いです。エンジェル伝説とはまた、随分変わったイメージの作品ですが。

絶対可憐チルドレン 3 (少年サンデーコミックス)

絶対可憐チルドレン 3 (少年サンデーコミックス)

待望の3巻ですが、やっぱり兵部の存在感がすごいの一言ですなあ。まあ、チルドレンが天使か悪魔どちらになるか、というテーマの話で攻めていくのなら、導く者に対応して誘惑する者が現れるのは必然。ここからどんどん盛り上がるのも必然でしょう。

のだめカンタービレ(14) (KC KISS)

のだめカンタービレ(14) (KC KISS)

ヤキトリオ最高。オクレール先生の真意もだんだんわかってきた感じで、いよいよのだめの才能が花開いていく感じですなあ。パリにもすっかりなじんでるし。しかし、彼女の傍若無人さは、本物のパリジャンに通じる者があるような気が。


コミックは、また気が付くと積んでる分がありまする。

2006-01-28

[]歌舞鬼は本当はいいヤツだと思うですよ。

劇場版 仮面ライダー響鬼と7人の戦鬼 [DVD]

劇場版 仮面ライダー響鬼と7人の戦鬼 [DVD]

劇場版ヒビキのDVDが出たので、観たわけなんですが…正直、アギト以来見続けてきた劇場版ライダーの中では、一番質が落ちると思いました。いや、面白くないわけではないし、見所もそれなりにあったのですが。自分は先述のライダー劇場版について、ほぼ全作が「完璧な出来」だと思っているので、そこと並べると見劣りがするのを否定できない、という意味で。

明らかに、ヒビキ以外の七鬼を、脚本がさばききっていない。まあ、これまでの劇場版でもキャラはとにかく多かったわけですが、一応何らかの形でテレビ版の方に顔を出している人が大半なので、そこに依存する形ではあるもののきちっと劇場版でも動けていた。だけど、今回、ほとんどが劇場版にしか出てこない人ということで、それなりに深く個性的な役柄が用意されているにも関わらず、掘り下げた描写が少なく、また登場の仕方もご都合主義なのを否めないので、随分割を食っているというか勿体ない使い方をされている気がします。それに、あの現代と戦国時代が交錯する構成にしても、十分に消化されていないし。あの結末だと、どうしてヒビキは装甲ヒビキに変身できたのかも、なんだか意味不明。

せっかくだから、尺に合わせていろんなものを畳み込むんじゃなくて、それぞれの要素を奔放に使い切って、もっと広がりのある話にして欲しかったなあ、と。 

以下、多少ネタバレますが、一番気に入ったキャラは歌舞鬼さん。

あの流れだと、なんかずっと前から裏切ってた感じに見えるんですが、それでも彼は、できることならヒトエと明日夢は助ける気だったような気がするのです。そうでなくて、決定的瞬間をヒトエに見られたことを知ったときに、何故あんな切なそうな顔をするだろう、と。そもそも、あの村人どもを殺したのも、鬼たちにぬれぎぬを着せるためだけでなく、ヒトエを救うためだったとも解釈できるわけですし。

いつしか人を憎むようになってしまった彼ですが、その本心はやはり、「人間を傷つけるヤツは緩さねえ!」とずっと叫んでいたのではないでしょうか。

ああ、いろいろ想像していると彼が主役で一本映画が出来そう。それくらい、台詞や脚本以上に、あの役者さんの演技はいろいろな秘めた感情を想像させる、深いものだったと思います。

ついでに、本編の方の感想もいっとこ。

仮面ライダー響鬼 VOL.6 [DVD]

仮面ライダー響鬼 VOL.6 [DVD]

ヒビキ紅登場編。なんか、泥田坊の童子と姫は日本むかし話っぽくて愛嬌があっていいですね。

明日夢くんとトドロキの「現状への不満」という状況がリンクしており、そこを中心に据えた成長ストーリーになっているせいで、やっぱりどうかするとトドロキくんが主役みたいに見えます(笑)しかし、太鼓祭りいいなあ。是非、ペット祭りにギター祭りもして欲しいところ。

2006-01-18

[]小説書きに関するスタンスを変えようと思う

おお、年明けからずっと更新してなかったや。

いやー、例によって例のごとく、日常に流されて生きてますよ現実に潰されてますよ。

小説書きたい書きたいと思って時折アイデアとか執筆意欲とか湧いてくるんですが、生活に疲れてるんで持続せず、悶々としてストレス倍加させてますよ仕事のストレスに加えて。

その辺の鬱屈した感情が、年末年始にかけて非常に鬱積していたわけですが、ふとニャー速さん過去ログを漁ってて、こんなのをめっけまして。

●一応小説家だけど質問ある? http://nya.livedoor.biz/archives/50220167.html

このスレの、以下のようなところを読んで、少し小説書きについてのスタンスを考え直そうと思った次第。


賞に間に合わない!って応募するのではなくて、

書き上げたときにどの賞に応募するか決めた方が気楽に、いい物が書けると思う。

まずは書いてみないとなんとも言えないから、書き始めることからやってみてください


そういえば自分、ここんとこ「とにかく結果を出したい」という思いに非常にとらわれていて、いろいろ賞や投稿募集に目標を定めて、傾向と対策とか考えながら物語を考えるんですが、考えるうちに何だかやっぱり自分の考えつくネタでは駄目な気がして、そのまま悩んでいるうちに書く時間がなくなって、よしんば書き始めても迷いばっかりがあるもんだから、途中で行き詰まる。まず書き上げられない。

自分は、小説が書きたいから、ずっと書いていたいから、そうすることのできる職業につきたくて、「作家になりたい」と思っていたはずだった。なのに、それがいつの間にか逆になっていたことに、今頃気づいた。それでもまあ、「書く」という行為が実際に伴っていれば経験として蓄積されていくのだろうけれども、迷って考え込んで悶々としている時間の方が長いもんだから、結局何のプラスにもなってない(笑)。

そしてまた、



「書き始めたら終わりまで筆を置くな」かなぁ。

これは私がスランプに陥ったときに、当時の担当が言ってくれた厳しいお言葉。

実際その通りなので、今でも書き始めたら最後までちゃんと書いてます。

おかげで原稿おとしたこと一回もないです


ここでも、激しく反省。そう、自分は先に述べたような小説の書き方を繰り返しているので、冒頭だけ書いて放り出したり、半分くらい書いて何かの事情で頓挫して放置されている作品が異様に多い。長編だと、書きかけて寝かせたままの奴が現時点で3つはある。そう、上のような心がけを持たず、つまみ食いのような書き方をしているから、結果的にどれ一つとして作品が完成しない。完成しないから、いつまでたってもどこにも投稿できない。結果を求めて試行錯誤しているはずが、そもそものチャレンジすらできていないという体たらくなのだ。


ともかく、久々に物語を書こうとする人間として、根本的なところでカルチャーショックを受けました。>このスレ

「書く行為」が先にありき、そして書き始めたら筆をおかない、この二つを目標にして、焦らず腰を据えて頑張ることを今年の目標にしようかなと思ってます。とにかく、がむしゃらに書く、ということがここ数年全く出来ていないので、昔の、愉しんで小説を書いていた、あのころの気持ちを取り戻せたらいいなあ。

と、言いつつ、先日買った「野生時代」に「第2回青春文学大賞」の募集が始まっていたりして、同誌の座談会を読む限りでは、ここで言う「青春小説」の解釈というのは自分が思ってたのよりかなり広くて自由なようなので、チャレンジしたくなってたり。ミステリもエンターティメントもいける、ということなので、すごく惹かれています…さっき書いたことの舌の根も乾かないうちに(笑)。まあ、締め切りとか結果を出すことにこだわらず、当座の目安くらいに据えつつ、書いてみようかなあ。

[]BBSチャット閉じました

お気づきの方もいらっしゃるかもですが。BBSチャット、閉鎖しちまいました。

理由は、そもそも書き込みが少ないというのもあったのですが、あったらあったで速やかなレスができているとは言い難い状況なのと、最近頻繁にエロサイトの宣伝カキコが入るようになって、管理が面倒くさくなってきたことでしょうか。そもそも、はてなダイアリーとかコメント欄で十分意見交換や交流はできるし、欲張ってあれやこれやくっつけて、管理できなくなっている状況があまりに長く続いていたのも事実ですし。BBSを盛り上げようとスレを立ててくださった方には申し訳ないんですが、そちらにいらっしゃってた方はほぼ全員マイミクなので、そっちでお話できるし(笑)まあ、存在意義は随分薄くなってはいましたからね…

2006-01-17

[]新年の読書

年明けからこっちに読んだ本を読了報告のみしときますー。

ゆっくり感想を書くには、少し時間と体力が足らないのと、読了後結構時間が経過してて、細かい記憶が薄れちゃってるので(笑)。ああ、こうやって人間は堕落していくんだなあ。

法の悲劇
法の悲劇
posted with 簡単リンクくん at 2006. 1.18
シリル・ヘアー著 / 宇野 利泰訳
早川書房 (1978.9)
この本は現在お取り扱いできません。

新年最初の読書はコレでした。シリル・ヘアーって法曹関係の方で、作品もそっち系だと聞いていたので、小難しい話かと思っていましたが、なかなかどうして、サクサクよめるユーモアあふれるお話でした。

いつ死んだのか
シリル・ヘアー著 / 矢田 智佳子訳
論創社 (2005.11)
通常24時間以内に発送します。

実は「法の悲劇」を読んだのは、これを読むため。ペティグルー弁護士やマレット警部になじみがないと、あまり楽しめそうにないと某所で目にしたので。魅力的な導入、衝撃的な解決。面白かったです。ペティグルーとマレットのべたべたせずさらっとしているが互いの尊敬の念は忘れない上品な友情にも好感。

朝びらき丸東の海へ
C.S.ルイス作 / 瀬田 貞二訳
岩波書店 (1987)
通常24時間以内に発送します。

ナルニアも3冊目ですが、主人公たちが単なる良い子ちゃんでも正義の味方でもなく、しっかり弱さや迷いを抱えた子どもとして描かれており、過ちも犯すが、そこを赦し優しく見守る物語世界が、やはりキリスト教的だなーと。


うーん半月で3冊か。今年の読書量は、昨年を下回るかもしれませんね…(早くも諦めモード)

[]新年のコミック

読書に同じくさらっと読了報告のみ。おや、コミックの方は存外、数多く読んでいますな。

魔人探偵脳噛ネウロ 4
松井 優征
集英社 (2006.1)
通常24時間以内に発送します。

ヒステリアの話が結構面白かったかも。相変わらずミステリとしては強引だけど(笑)


稗田のモノ語り魔障ケ岳
諸星 大二郎
講談社 (2005.11)
通常24時間以内に発送します。

言霊思想、「名」の持つ魔力に興味がある人間としては、かなり楽しみました。「名」を付けないでいることもまた誤り、という部分は、全てに名前を付けることによって自己の周囲の現象を整理し世界に組み込まずにいられない、人間の性質を鋭く突いているような気が。

機動戦士ガンダムTHE ORIGIN 11
安彦 良和著 / 矢立 肇原案 / 富野 由悠季原案
角川書店 (2005.12)
通常24時間以内に発送します。

うわあ、面白い。これだと、一年戦争を起こした張本人はシャアっつーことになるのね。戦慄的に面白い。


1・2巻衝動買い。ミサキのキャラが狙いすぎているような気が。あと、吸血鬼の生態に関する設定が、うまく飲み込めない……いや、なんとなくはわかるんですけど。

2006-01-01

[]謹賀新年

あけましておめでとうございます。

お正月に合わせて年賀モードにトップ変更しました。

とりあえず、ご挨拶まで。

今年もよろしくお願いします。

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