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人類猿の惑星化計画の軍団 このページをアンテナに追加 RSSフィード


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↑ネタとか小説とか面白かったら、あるいはツッコミや激しく同意なときにいただければ幸い。コメントには、須く日記でお返事させていただきます。

2014-01-19

[]今年は珍しく

 1月の間に本をザクザク読めてる気がします。前回の更新から後、3冊読了。本年の読書、現在5冊。こんなのは数年ぶりかも。まあ、さくさく読めるほどよい長さの本を選んでいるせいもあると思いますが…また感想が溜まらない間に更新します。こんなに真面目なペースで更新するのも数年ぶり(笑)

はなとゆめ (単行本)

はなとゆめ (単行本)

 正直、冲方さんにこんなお話が書けるなんて驚きました…なんて多才な人なのだろう。

 冲方さんを追いかけるようになったのは「マルドゥック・スクランブル」からなのですが、このときの印象はサイバーパンクと闘う美少女とハードな世界観、そして実はオヤジがカッコイイ(笑)というのが全てだったのですが、その後、コミック原作の「ピルグリム・イェーガー」や「シュヴァリエ」なんかを見て伝奇アクションもいける人だと認識を改め、「天地明察」や「光圀伝」で懐の深い時代小説大河ロマンも素晴らしい、と。ところが、この作品はそのどれもに当てはまらない。帯の「わたしは、あの方を守る番人になる」で、てっきり宮廷の権謀術数の中で闘争するヒロインとして清少納言を描くのかと思いきや、存外に大人しく、しっとりとした筆致で中宮定子への思慕を歌い上げる、上品で穏やかな宮廷ロマンでした。あんまり読んでない自分が言うのもなんだけど、宮尾登美子さんみたい。女の生き様、的な。冲方さんの違う側面を知ることができた一冊でした。

 最近、「邪神艦隊」「邪神金融道」を読んだのをきっかけに、クトゥルー熱が再燃しつつあり、創土社さんの「クトゥルー・ミュトス・ファイル」アンソロジーの最新刊(今のところ)、手に取りました。いやあ、味わい深い一冊。

・「海底神宮」…絵巻物、という珍しい形式(獏先生はよくコレやってる気がしますね…)のクトゥルー物語。寺田克也氏の重厚にして深遠なタッチのイラストもさることながら、獏さんのそれこそ海の底から誘うような文章がとんでもなく蠱惑的。

・「海からの視線」…オーソドックスなインスマス?物。もっと細部を描きこんでもらって、(「鍵」である彼の過去とか、国家権力と教団の闘争とか)長編でも良かった気がする。

・「変貌羨望」…「美しい死体」への恋慕、というこれだけでも破滅的に詩的なテーマなのに、そこにインスマスネタを…こう来るか!という感じ。素晴らしい。おぞましくも美しい。これも、十分長編1本分に相当する密度の中編でした。樹海へは絶対行きたくありません(笑)

 前述の「海底神宮」を読んで、久しぶりに獏さんを読みたくなったので手に取りました。

 美貌の天才格闘家、龍王院弘の若かりし日の物語。キマイラシリーズを追いかけなくなって久しいですけど、懐かしいキャラ名や、この格闘シーンの熱量。なんか、もう一度キマイラシリーズを再読したくなってきました。…でも、それはそれでストレス(最新の「玄象変」すらもう3年以上前の本だもんなあ…)溜まりそうですが。ところで、この番外編「青龍変」で繰り返し出てくるのが、弘が師・宇名月典善ら超人的な強さの格闘家達の世界に触れ、「もう引き返せない」と自分に言い聞かせるシーン。ただ強さを極めるため、戦い続ける者どもの世界、彼岸にわたってしまったことの感慨。ふと、獏さんの小説って全て、その「彼岸」に惹かれてしまった者たちの物語であるような気がする。だとしたら、獏さんは小説を語ることで此岸と彼岸の渡し守をしているのかも、なんて思ったりして。

 ちなみに、次に読み始めたのは、これも「インスマス〜」つながりで黒史郎さん。「幽霊詐欺師ミチヲ」を手に取りました。「未完少女ラヴクラフト」も気になるけど。

[]最近読んだコミック

銀の匙 Silver Spoon 10 (少年サンデーコミックス)

銀の匙 Silver Spoon 10 (少年サンデーコミックス)

 なんか、この巻の大川先輩の存在感が半端ない気が(笑)。ちなみにアニメ2期も面白いです。なんか絵柄が1期より更にシャープになってない?八軒が大人になったことを表現しているのだろうか…

2014-01-05

[]明日から仕事

 この年末年始は曜日の関係で9連休となったわけですが、これだけ日があると流石にゆっくりできました。大掃除や家の片づけもそこそこできたし、正月も家でゆっくりしたり職場の有志の新年会にも出ることができたし(新年早々飲み過ぎて少し反省してますが…)。

 で、読書もそれなりに。お正月休み中に読了報告が書けるなんて何年ぶりだろう…とりあえずこの休み中に2冊読みましたよ。

 そこはそれとして、年賀状用に撮影した猫写真とか、新年の模様替えで描いたイラストとか貼っておきます。

f:id:mayuda:20131214142013j:image

 年賀状用に撮影しようとしてて、馬代わりに使っているドラゴンクエストの「カメ様」フィギュアに頬ずりを始めてしまったホル様。これを年賀状に使おうとも思いましたが、実際に使ったのは別の写真でした。勿体ないのでここへ貼っておきます。

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 トップ画像に使った「革命軍人風メカケンタウロス」。背景に貼り付けてあるのは新らしく凧揚げの写真…ですが、よく見ないと何がなんだかわかんないですね(^^;ちなみに、ケンタウロスさん足に背景が透けてしまってます。失敗(でも描いただけで力尽きたので直さない)

f:id:mayuda:20140105223713j:image

 背景画像に使ったチェス駒に乗った猫騎士さん。武器はヘビーメイス。背景は初日の出の写真を貼ってますが、実はこの写真しゅっちゅう使ってます。どこかのフリー素材でえもらってきた写真ですが(どこか忘れた)、いい写真なのでつい度々使ってしまう。

[]正月2冊

 既にツイッターとかで感想呟いたりしてるんですが、まとめて再掲。時により加筆。

皆勤の徒 (創元日本SF叢書)

皆勤の徒 (創元日本SF叢書)

 いやあ、まさに異形。溢れかえる造語と独特の語り口になかなかついて行けず、相当に苦戦した読書でした。自分自身では物語の骨格を把握することができず、結局大森望さんの解説を読んでストーリーと設定をようやく理解する始末。自分の言語センスの貧困さに恥じ入る次第。あまりの情けなさに同類を求めて(無様)ネットでいろんな人の感想を検索すると、存外に「難解。だがスゴイ。よくわからないがスゴイ」という俺同様の感想の人も多くいて、少し安心したのでした。無論、きちんと全てを理解して楽しめればそれが最高なのですが、仮に理解できなかったとしてもこの作品は「異形の言語で描かれた、異形と化した人間と世界物語。すなわち、異形故に普通の人間の常識と理解を拒む」のだと解釈できるのではないか…などと、勝手に愚考する次第。つまり、例え理解できずとも、我らの世界と全く異なる世界の風聞録を読んだ、と思えばこれはこれで一つの楽しみ方なのではないかと。

 その異様さの前に、凡人はただただ圧倒されながら、驚嘆しながら眺めるのみ。

 …と、理解できなかったことをさっきから必死で弁解しながら感想書いてますが、かといって読むことが苦痛だったかと言えばそうではなく。これだけ理解できなかったにも関わらず、読むのを止めたいとは一度も思わなかったのでそ。人知を超える異界を覗き込むのにも似た蠱惑、とでも言うか。これはこれで実に心地よい、新年早々濃ゆい読書体験でした。ただ、やっぱり自分がこの物語を理解できる知性を有していないのは、なかなかに悔しい。ただただ悔しいです。

イニシエーション・ラブ (文春文庫)

イニシエーション・ラブ (文春文庫)

 これまた随分前の作品(^^;読んだのは文庫化された後ですが、最初に単行本で出たのは10年近く前じゃないですか。乗り遅れることは甚だしい。文庫で買ってからもそれなりに寝かせてあった(^^;のですが、それには理由があって、この本のどんでん返しのキモである「衝撃のラストから2行目」を購入時にうっかり眼にしてしまったので、忘却できるまで読むことができず、時間を要したのでした。ですが、あらかじめ身構えて読んでしまったことには変わりなく、そのせいで衝撃はあまりなかったのが正直なところ。それでも、あちらこちらに引かれた細かい伏線の数々や構成の妙(前半を「side−A」、後半「side−B」とした章立てにも、ちゃんと意味がある)には唸らされました。ただ。トリックそのものとしては使い古されたものだし、伏線の緻密さはさておき一番分かりやすい手がかりが割と序盤で出てくるので、全貌は見抜けなくともメインの仕掛けは容易にわかってしまう。なので、あちらこちらで絶賛されるほどの驚きは感じませんでした…

 あと、恋愛小説が苦手な俺は、この話が初読時には何の変哲もない平凡な恋愛小説としか読めないのがキツかった。真相がわかった後で再読すると全然違うお話(どうかするとサイコスリラー?)に変貌すると思われるので、次読むときはその辺は苦にならないとは思われますが、今は時間的余裕がない…いつか時間を置いて、じっくり読み直したいと思います。(そのときまでに真相を忘れていたらどうしよう(^^;… )

 ちなみに、今読んでいるのは冲方丁さんの「はなとゆめ」。この人の小説はなんか「もののふ」というイメージがあるので、女性が主役の平安宮廷もの、というところでかなり意外性アリ、楽しみです。

[]正月に読んだコミック

鬼灯の冷徹 12 (モーニングKC)

鬼灯の冷徹 12 (モーニングKC)

 猫好好ちゃんで埋め尽くされているカバーがなかなかに無気味です。もうすぐアニメ放送開始。楽しみです。

暗殺教室 7 (ジャンプコミックス)

暗殺教室 7 (ジャンプコミックス)

 次巻が本当に最終巻だったらどうしよう(笑)と、ちょっとだけ心配に。でもこのお話、ズルズル連載を引っ張って続けるのが適さないお話だと思うので、最高の締めくくり方を松井先生は計算してくれていると思う(ネウロでその物語の構成力は実証済み)のですが、まだお別れは寂しい気がしますね…

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2014-01-01

[]謹賀新年

 新年、明けましておめでとうございます。

 普段は更新をサボリまくりのこのサイトですが、新年の模様替えだけは欠かさない(笑)というわけで、またヘタレなイラストで模様替えしましたよ。とりあえず、今年は午年ですが「馬」という動物を描くのが大変苦手なので、ちょっと変化球で描いてみました。

 トップ画像は、革命軍人風のロボット・ケンタウロスといった風情。

 背景は、チェスの馬を模した戦闘機械に乗る猫兵士、という感じ。

 とりあえず、毎年同じ事言ってますが、今年こそはもうちょい読書したい&サイトの更新を頻回にしたい…です。更新頻度だけ上げても、別に何か面白いネタがあるわけではないのであんまり意義はないのですが、そこはまあ、自分の備忘録的サイトですので、「宿題を溜めない」(笑)のと同じようなことで。

 こんな存在感のないサイトですが、今年もよろしくお願いします。

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