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mayutsuba-railwaysの鉄道と旅行の徒然草

2012-01-28

そうだ 九州 行こう その7(熊本市交通局、熊本電鉄、九州新幹線、甘木鉄道、そして姫路のえきそば)

| 18:37 | そうだ 九州 行こう その7(熊本市交通局、熊本電鉄、九州新幹線、甘木鉄道、そして姫路のえきそば)を含むブックマーク そうだ 九州 行こう その7(熊本市交通局、熊本電鉄、九州新幹線、甘木鉄道、そして姫路のえきそば)のブックマークコメント

その6からの続きです。

この日(1月2日)で最終日です。


6時に起床し6時半にチェックアウト。

さすが日本の西側だけあって、日の出は7時20分頃なのでまだ暗いまま。

明るくなってから動きたいのですが、この後のスケジュールの都合上、暗いうちからやむなく出発。

宿泊していたホテルから徒歩3分、熊本市交通局の田崎橋電停へ。

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乗客は私ひとりだけで6時44分、発車。

貸切電車かと思いきや、2駅先の熊本駅電停で結構乗車あり。

この先、電車は熊本城の南東側を走っているはずなれど、暗くてよく分からず。

JR豊肥本線の下をくぐる頃からようやく明るくなってきました。

7時27分頃、終点の健軍町電停に到着。

車止めの手前のみ折り返しのために単線に絞られており、単線部分は乗車専用ホームのみ設置。

下車は、複線から単線に絞られる直前に下車専用ホームを設置されていてここで下車。

平日など混雑する時間帯によっては乗降分離をしないと狭い電停のホーム上が混雑するのでしょうか。

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7時34分、健軍町を発車。

車両は田崎橋から乗ってきた車両と同じ車両がそのまま折り返しでした。

車両進行方向左側先頭の前向き1人掛け座席に座り眺望を独占。

水前寺公園の南側を通ると、豊肥本線との乗換電停の新水前寺駅前電停に停車。

豊肥本線との乗換客が多い。

高架のJRから走って階段を降りてくる人もいます。

豊肥本線も電化され本数が増え便利になったので、流動が活発になっているのでしょう。

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通町筋電停付近で正面に熊本城が見えます。

熊本城の城域南側をぐるりと回り進路を北へ向けると上熊本駅前電停到着。

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車庫も併設しており、多数の電車が留置。


上熊本駅前は3路線の結節点で、駅前ロータリーの南側に熊本市交通局、西側にJR、北側に熊本電鉄

ここで熊本電鉄に乗り換えです。

1面1線の上熊本駅にはすでに電車が停車していました。

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東急の青ガエルこと、5101A。

ぱっと見た瞬間は湘南タイプ窓の流線型なのに、

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反対側は無理矢理に運転台を取り付けたような、いかにもやっつけ仕事な様子。

8時20分、上熊本駅を出発。

北熊本駅までの間に丘があるので、いきなり上り坂で、途中にトンネルもあります。

そして、この間の3駅のホームはいずれも1両分の長さしかなさそう。

だから青ガエルを1両単行にしているのかと納得。

しかし、青ガエルは老朽化でいかにもくたびれていますので、遅かれ早かれ車両の置き換えは必至。

次代の車両はどうするのでしょうか。2両の車両の後方1両を締め切り扱いか、もしくは改造で1両単行できる車両を作るのか。

そもそも、経営が苦しい熊本電鉄がそれまで存在しているのかどうか・・・

北熊本で乗換。

同じホームの反対側に2両編成の元東京都交通局ステンレス車が入線。

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先頭部の黄色い窓回りや大きな排障器など、何だか東南アジア鉄道のような雰囲気。

わずか数名の乗客で北熊本を発車、御代志へは約20分。

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終点の御代志はかつてはもう少し広い駅構内だったものと思うが、そのうちの線路1本だけを残して、それ以外の空間は舗装の上でバスの発着場として使用されていました。

島式ホームの東側を電車乗り場、右側をバス乗り場として、シームレスを実現している様子。

乗換は簡単であろうが、鉄道の衰退ぶりをも示している訳で、複雑な気分に。

折り返しは9時11分発。

上りは各駅から多くの乗客がありました。(といっても座席がすべて埋まる程度)

破魔矢を持った人が多くいましたから、藤崎宮への初詣客かと。

藤崎宮前駅到着。

駅は無人らしく、運転士が精算業務も兼務。

初詣客が多いので精算も大変そう。

駅ホームは商業施設の1階にあります。

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ここにはパチンコ屋も同居しており、派手な装飾の隣にひっそりと駅入口があるもんだから、地元客以外には、まことにわかりにくい。↑の画像の、薄茶色の建物の左脇に目立たない形で入口があります。

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藤崎宮にはたくさんの初詣客があり、私も参拝しようかと思うものの、このあとのスケジュールを鑑み断念。

初詣は地元の神社で参る事にします。

9時55分、折り返しの電車に乗車。

藤崎宮前→黒崎町間は、道路と民家の間に敷設された線路の上を走行。

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民家から道路に出るにはレールの上を通らざるを得ない状況にあります。

ここは鉄道なのか、軌道なのか。

2本のレールの間は舗装されておらず、砂利が敷き詰められていて、鉄道のようにも軌道のようにも見えます。

自動車が立ち入る事ができる構造だから、おそらく併用軌道だと思うのだけど。

北熊本で再び青ガエルに乗り換え。

車内を見ると、幕式の運賃表が設置されていることに気づきました。

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LED式の電光表示が時代の趨勢である今時にこんなものは珍しい。

私の地元のバス会社、奈良交通で20年以上昔に見た事がありますが、目にしたのはおそらく、それ以来かと。

10時11分、上熊本に到着。


JR上熊本駅は新幹線の高架直下に上下線とホームが設置されています。

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熊本駅の高架工事の関連で、いかにも仮線・仮駅・仮ホームといった様相。

高架西側にはかつての在来線線路があったであろう更地があり、ここに在来線の高架橋が設置されるものと思います。

上熊本からは新八代まで鹿児島本線5327Mで移動。

新八代に到着。

階段を上がり、一旦、橋上コンコースの改札口を構外へ出て、階段を降り、駅前広場に出ると、すぐ横に新幹線新八代駅。

もう少し乗換をスマートな移動で済むように出来ないかと思うのですが。

新幹線コンコース・改札口付近は結構な賑わい。

宮崎方面からのバスが接続しているからでしょうか。

11時40分のさくら410号の発車時刻までしばらく時間があるので、かつて、リレーつばめ新幹線つばめが接続した下りホームを観察。

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(↑画像上が駅北側(熊本方)、画像下が駅南側(鹿児島中央方))

リレーつばめが発着したホームは架線が取り外され、線路も狭軌から標準軌に改軌されています。

南方の引上げ線も改軌されつつありました。

在来線新八代駅北方にあったアプローチ線も重機が入って何やら工事をしている様子で、フリーゲージトレイン用の軌間変換装置も取り外されていたので、保守用車両の出入口として改造しているところか。

ゆえに狭軌だった線路は一式を標準軌に改造し、保守用の線路と生まれ変わるものかと思います。

上りホームに移動すると、ホーム上には長蛇の列。

帰省客が本州方面に戻るのでしょう。

自由席に座る事ができるか心配していると、800系のさくら410号が到着。

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行列の最後尾から車内に乗り込む。

何とか通路側の座席に空席を見つけ座る事ができました。

結局通路上には立ち客もチラホラ。

新八代熊本はほとんど平坦で、宇土半島の付け根にわずかにトンネルがあるだけ。

トンネルが全線の5割*1をも占める九州新幹線にしては珍しい区間。

右手に幹クマの基地をみつつ、わずか12分で熊本に到着。速い!

熊本では窓側の乗客が下車したため、はからずも進行方向右側の窓側の眺望を独占可能に。

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熊本を発車すると、鹿児島本線よりも内陸を通るので、必然的にトンネルが多くなります。

ところどころに明かり区間が見えたと思ったら、そこに新玉名駅、新大牟田駅が設置されています。

我がさくら410号はこれらの駅を通過。

トンネルを抜け広大な筑紫平野に出ると、元々は新在直通スーパー特急方式での在来線・新規建設路線のインターチェンジ的な存在の「船小屋信号場」として建設計画であった筑後船小屋駅を通過。

元々新幹線の駅の設置計画がなかっただけに、九州地盤の某政治家による政治駅と噂されているとか。

また、現在も鹿児島本線に残る特急有明が通過する駅*2でもあり、なかなかユニークな駅でもありますね。

そのまま北上し、西鉄の上をまたぐと、久留米駅を通過。

車窓から見ていても、駅周辺は建物がかなり多く新幹線の停車駅と建設されたのは当然、と思います。

久留米を通過し、筑後川を渡る辺りで、何だか妙なS字カーブを通過したような乗り心地を感じていると減速を始め、新鳥栖に到着。

長崎本線佐世保線方面への乗換駅として設置された駅で、新鳥栖久留米の駅間が実キロベースで5.7kmとまことに短い。

それぞれの役割が明確に異なる駅ながらたいへん近接した駅であるので、新幹線さくら号の停車駅配分に苦慮した駅であり、我がさくら410号が新鳥栖を選択されています。

将来の九州新幹線長崎ルート延伸を見込んで、分岐しやすいように2面4線で建設されていますが、現在のところはその能力を発揮するようなダイヤとはなっていません。追い越しがごくごく一部にあるだけ。(2011年度ダイヤの追い越し事例はコレを参照

新鳥栖を発車すると、鹿児島本線から大きく西へ離れて山に挑みはじめます。

建築費の低減のために新幹線としては異例の最大35‰の急勾配を登っていることが座席に座っていても何となく分かります。

そうこうしている内に、脊振山地の下を貫く全長12km弱の筑紫トンネルに突入。

勾配はトンネルの途中まで続いて、サミットを越えると、あとは下り勾配。

トンネルを抜けると眼下に都市化が進んだ福岡平野を一望しつつ、急勾配の下り坂を降りて行くと、進行方向右手に幹ハカこと博多総合車両所が見えてきました。

東京直通用の16両編成が多数留置されているのが見えます。

やはり16両は長いと実感。

減速が始まり、竹下駅付近で鹿児島本線の上をまたぐように合流すると、12時32分、博多駅に定着。14番線到着。

新八代からの乗車時間はわずか52分でした。速いなぁ。


博多駅在来線ホームへ。

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新幹線在来線が同時に見える場所が在来線11番ホームにありました。

快速電車に乗車し基山駅まで移動です。

車両は九州北部で一大勢力の813系。

快速電車に乗車し、風景を見ていると、雪がところどころに残っています。

空も、冬場特有の厚く薄暗い雲がどんよりとたち込めています。

前日までの熊本鹿児島では雪はなかったので、やはり日本海側である、と実感。

九州南部とは異なり、鹿児島本線を行き交う列車本数の多さを車窓を見ながら実感していると基山に到着。

ここで甘木鉄道に乗換え。


甘木鉄道は初めての乗車です。

かつての国鉄甘木線

幹線長距離輸送に力を割いて、支線枝線は眼中にない国鉄の運営のまずさにより輸送量は少なく、特定地方交通線として三セク転換されたものの、福岡都市圏に近く、西鉄との立体交差箇所に小郡駅を設け*3乗換を便利にし、時刻表を見ないでも乗車できるように増発をしたら利用者が増加し黒字化した稀有な路線で、第三セクターの優等生として有名です。

基山駅の最も東側に乗り場があり、ここより乗車。

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途中には三セクとしては珍しい、増発を目的とした、交換専用の大原信号場が設置されています。*4

小郡駅では駅名標を見ると、山陽本線の駅はやはり新山口などより小郡のほうが重厚感があっていいな、などと思ったりしながら車窓を見ています。

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坦々と平野部を走っているのですが駅間が短い。

燃料が高騰してきている昨今、ちょっと加速したらすぐにノッチオフによりスピード感が乏しく感じます。平行する道路の自動車に追い抜かれている状況。

燃料を節約しているのかな?と思いつつも、こんな経済運転でもダイヤ通りに走れるところを見ると相当に余裕のあるダイヤなのかもしれません。

そんなぬるい走行状況のまま南側から西鉄甘木線が近寄って、また離れて、甘木駅に到着。

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甘木駅の留置線にはウソ電みたいな車両が留置されていました。

何とも違和感ありますね。

特に、窓ガラスが大きいのと、前照灯がオデコの部分にないから違和感を感じるのかな。

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甘木駅滞在わずか8分で折り返し。

時間が許せば、西鉄甘木線に乗車したいところなれど、博多へ向かうには大回りしている上に、JR西鉄の駅は離れているために今回は見送り。

基山に定着。


ふたたびJR快速に乗換え。

この快速は811系の8両編成。

博多に到着し、ふたたび新幹線ホームへ移動。

ここから、のぞみ44号で東へ移動します。

編成はN700系16両編成。

博多からの新幹線を明るい内に乗車するのは久々。

上りの山陽新幹線に乗車する時のほとんどは、現地で日没ギリギリまで引っ張ってから新幹線に乗車していたので・・・。

博多では時期が時期だけに、自由席に座れるかどうか多少心配なれど、始発駅だったので、難なく着席。

しかしこの先、小倉徳山でほぼ座席は埋まり、広島ではついに立客がでました。

私は、混雑するのぞみ44号を岡山で乗り捨てました。

見ていると、こののぞみに更に乗客が押し寄せて、車内の通路はもちろん、デッキまでスシ詰めとなりました。

こんなのを見ているとゾッとします。

岡山では、こだま746号に乗換え。

さきほどののぞみ44号が新倉敷で追い抜いており、岡山にはのぞみ44号が発車した数分後の16時53分に到着しました。

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車両は700系8両編成。レールスター編成がひかりの花形運用を解かれてこだま運用で余生を送っているのでしょう。

こだまといえば、いつもはガラガラのイメージがあるのですが、この日のこだまは違いました。

満席ではないものの、どの車両も5割程度の座席が埋まっています。

なんと個室の利用までありました。

レールスター700系なので普通車の2+2列シートも一部は自由席として開放されています。

もちろん、この座席に着席。

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さきほどまでの、のぞみ44号の狭い座席とは訳が違います。

座席の幅が大きく、ひじ掛けも幅広なので、隣の乗客と肘掛けの奪い合いもありません。

やっぱり、山陽新幹線を乗車するときには、2+2列座席の列車にしなきゃいけないなと改めて認識した次第。

こんな居心地の良い列車も、わずか30分程の乗車の姫路で下車です。勿体ない限り。

さて、なぜ姫路で下車したか。

姫路駅そばを久しぶりに食べたかったのと、青春18きっぷの有効活用です。

姫路以東は新快速が頻発しており、大阪駅まで1時間なので苦にならないのです。

もちろん、のぞみ44号にそのまま乗車していれば、姫路で乗換えようとしている頃には新大阪に到着しているのですが、駅そばの魅力には敵いません(笑)

在来線ホームに移動して、まねき食品の駅そばスタンドへ。

勿論、食べるのは「和そば」ではなく、小麦粉製の黄色い麺の「えきそば」のほうです。

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券売機を見ると、昼間時間帯に少し安く食べられるタイムサービスはすでに終了していたので残念でしたが、券売機を見ると「大盛」があったので、つい大盛を頼んでしまいました。

まさにB級グルメで、特別にうまいものでもないのですが、姫路を通る時には欠かせないのですよね。

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食べ終わり満腹になったら、播州赤穂からの基本編成の到着を待っている新快速223系の増結車両に乗車。

時速130キロの豪快運転なれど、車窓は期待できず、読書とうたた寝を繰り返していたらもう大阪駅着。

環状線ホームに移動し、オレンジ色の103系に乗車すると、ホームグラウンドに帰ってきたなと実感。

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天王寺近鉄南大阪線に乗換え。

最寄駅に到着したら、自宅までの間にある地元の神社に立ち寄り、真っ暗で誰もいない中で初詣

「今年1年も無病息災でいられますように」

以上で九州行は終了です。

長文でしたが、ここまでお付き合いいただき有難うございました。


【この日の行程】

田崎橋644→(5レ)→728健軍町734→(186レ)→819*5上熊本駅前

上熊本820→(9レ)→829北熊本831→(19レ)→851御代志911→(26レ)→937藤崎宮前955→(27レ)→1001北熊本1002→(14レ)→1011上熊本

上熊本1011→(5327M)→1101新八代1140→(5410A・さくら410号)→1232博多1244→(4241M快速)→1306基山

基山1312→(131レ)→1339甘木1347→(132レ)→1413基山

基山1423→(4250M快速)→1444博多1500→(44A・のぞみ44号)→1648岡山1654→(746A・こだま746号)→1725姫路1742→(3292M・新快速)1848大阪1848→(1591レ)→1907天王寺

阿部野橋1920→自宅最寄駅


≪了≫

*1博多新八代間でみれば3割、新八代鹿児島中央間でみれば7割がトンネル

*2:前後の羽犬塚瀬高には停車

*3:厳密には移転

*4:同様の目的として太刀洗駅の交換設備復活

*5:3−4分ほど早着した模様

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