トワイライトEXPの思い出(3)−1

初乗車は、どうにも居心地の悪さを感じていたトワイライトEXP
2005年2月28日に2度目の乗車体験ができました。
その様子は下記。

「網走の流氷を見たい」
以前よりこの思いを抱いており、その機会を伺っていたものの何かと時間の都合がつかず、やむなく諦めていたのですが、2005年2月末から3月上旬にかけてその機会に恵まれました。
そこで、どうせ北海道に行くならやはりトワイライトEXPで、という事で、出発日(2005年2月28日)の約2週間前に最寄駅のみどりの窓口に行って、B個室シングルツインを購入しました。
トワイライトEXPのチケットはなかなか取れないと伝え聞いていたので、空席がなければ日本海にするか、それとも飛行機にしようか、などと考えてはいたものの代替案は確定していないまま、恐る恐る窓口氏に申込用紙を渡したところ、まだ数室残っていたとの事で、その心配は杞憂に終わりました。やはり、2月末の月曜日出発の列車だからでしょうか。
この際に、せっかくのトワイライトEXPに乗るのだから、12,000円もするディナー券を、清水の舞台から飛び降りたつもりで購入しました。何しろ私の人生において、一回の食事に12,000円も投じた事はこれまで一度もなかった訳ですから。そんな訳で大変楽しみです。

2月28日、北海道へ出発の日です。
大阪駅10番ホームに午前11時20分頃までに到着すべく、自宅を午前10時に出発しました。なぜかと言うと、トワイライトEXPは11時27分に大阪駅に入線するからです。
発車間際に行って慌しく乗り込むよりは、やはり入線するところから落ち着いて眺めたいものです。
さて、私は遅れることなく大阪駅11時20分、10番ホームに到着しました。長いホームを見渡してみると…、いました。食堂車のクルーの皆さんが。
11時27分、濃緑のEF81を先頭に、やはり濃緑の客車を連ねたトワイライトEXPが入線してきました。
すると食堂車のクルー達が列車に向かってお辞儀をしています。

列車がぴたっと停止したら、クルー達がすぐに食堂車に食材を積み込みにかかります。
旅の気分がじわじわと盛り上がってきます。

実はこれを見たくて入線の時間に合わせて早めに大阪駅に到着した訳です。


まだ発車までいましばらく時間がありますので、編成を眺めます。

先頭はEF81-43。初乗車の際の機関車と同じでした。
編成を前から後ろまで舐めまわすように…

食堂車のスシ24-1。
クーラーキセがキノコ型の希少車です。

食堂車のロゴマークだけ、「Twilight Express」ではなく、「DINER Pleiades」との表記となっていますね。

そして最後尾スイート。
乗車してみたかった。
参考までにみどりの窓口で空席であるか尋ねてみたら、やっぱり売れていました。
何枚かの写真を撮ったのち、これから北に向かうぞとの期待に胸をおどらせ、列車に乗り込みました。