人との繋がり


Cheers バルセロナ!
メインのマテ貝ではなく、飲みかけのビールに焦点が合っているあたり、カメラの性能が良いのか悪いのかわかりませんが、今回の旅行ではまた沢山写真を撮りました。

オフシーズンということで寒かったのですが、観光客が少なく名所がゆっくり見られたというのはとても良かったです。
かの有名なグエル公園のトカゲもこの通り。

サクラダファミリアも並ぶことなく入れたし、名所も自分達のペースでゆっくり回れたし、
夏なら人混みで写真を撮るどころではないでしょうね。

オフシーズンの旅行、嵌りそうです。

今回の旅行はJ病院時代の先輩Mさんも合流。
オシャレで料理の上手なMさんとはショッピングをしながら雑貨や料理の事など色々と話が弾みました。

ピンチョスも家で作れそうだねーなんて。
今回来ることができなかった旦那様S氏に、バルセロナ報告#試食会はもうしたのかしら?
Jを去った後も繋がっているというだけで十分ありがたいのに、こうやって一緒にバルセロナ旅行ができるなんて。
日本語で話しまくって、本当に楽しかったです。
そして、日本からスーツケースいっぱいのお土産(スーツケース込)まで頂いて。
私が犬なら嬉ションしてます。

そしてもう一つ是非とも話したい人がもう一人。
今回の旅行の大命題はアルベルトに会う事。
アルベルトは去年の夏に私の病院で派遣で来ていた放射線科医です。
英国人は脂肪が少ない肉を好むので、和牛のような砂嘴が入った肉は私が住むエリアでは手に入らないという話をした所、バルセロナに週末に帰るので神戸牛を買ってくると言った彼。
生憎目当ての神戸牛は無く、代わりにアルゼンチン産のサーロインの塊を2kgも買ってきた。
こんなに高価なモノをもらえないとお金を払おうとする私を、神戸牛と約束したのに買ってこられなかったからと固辞するアルベルト。
結局私の友達、アルベルト、彼の友達も招いて我が家でそのサーロインを一緒に食べたことがありました。
アルベルトが去る時、バルセロナに来る時は面倒を見るので連絡してと言ってくれました。
そして、99%の確率で来ないけどね、とも加えました。


結論としては、私達はその1%。
来てくれて嬉しいよ、と彼が贔屓にしているレストラン、Mon tes quiuに連れて行ってもらいました。
ご馳走様でした。
NGOを2つ運営する、2時間しか眠らない男にとって私達はVIPなわけです。
世界を股にかけるアルベルトとレストランを経営するタイ人のパートナー、英国人の夫、日本から来たMさん、そして私がバルセロナで同じテーブルを囲んで語らう。
出会いというのは本当に面白いですね。
こうやって人と人が繋がって、昔タモリさんが言ったみたいに、友達の友達はみんな友達という調和がいつか世界平和に繋がるといいのに、と思います。

そんなアルベルトによる、ピンチョス小話。
ピンチョスはスペイン南部が発祥。
夏に虫がワインに入るの防ぐ為、パンを蓋の代わりにグラスの上に被せたのが始まり。
そしてパンだけではつまらないということで、パンの上に何かを乗せるようになりました。
確かに去年アンダルシアへ言った折には、どこでも一杯頼むと一品付いてきました。
一方で、バルセロナがあるカタロニア地方は基本的にケチなので、タダで何かをもらえるっということは絶対に無い。
そこで、今日見る様なピンチョスの形、1串いくらっというスタイルになったそうです。
(南部の方が物価が安いという事情もあるだろうっとは補足していました)

明朗会計。ピンチョス万歳。