アスムセンECB専務理事、ユーロ圏の銀行破綻処理に関する規則案に懸念示す

欧州中央銀行(ECB)のアスムセン専務理事は、
ユーロ圏の銀行破綻処理に関する規則案について
非常に複雑で破綻処理のプロセスを遅らせる可能性が
あると指摘した。

11日付の独紙ハンデルスブラットが報じた。

10日の欧州連合EU財務相理事会で示された提案は、
問題を抱える銀行の破綻を決定する際に関して様々な
選択肢を盛り込んでおり、その多くは非現実的なものとなった。

アスムセン専務理事は、ハンデルスブラットに対し
「破綻処理機関、欧州連合EU)の欧州委員会
閣僚らがかかわる意思決定プロセスについて若干の
懸念がある」とし、「銀行の破綻処理は週末に
秩序ある方法で行われることを確実に
しなければならない」と指摘した。