トランプ米大統領、次期FRB議長にパウエル氏を正式指名
トランプ米大統領は2日、中央銀行に当たる
連邦準備制度理事会(FRB)の次期議長に
ジェローム・パウエルFRB理事(64)を
指名しました。
トランプ氏は「経済を(成長に)導く見識と
統率力を持っている」とパウエル氏を起用する理由を
説明しています。
パウエル次期議長は現在の執行部からの内部昇格となり、
慎重に金融引き締めを進める政策が踏襲される方向です。
上院の承認を経て、来年2月に就任する見通しとなります。
トランプ大統領はホワイトハウスでの記者会見で
「(次期議長が)景気拡大に必要なことを理解している」と
強調し、政権の目指す経済成長に向けた政策のかじ取りに
期待感を示しました。
パウエル氏は「物価安定と雇用最大化の達成へ全力を
尽くす」と表明し、「金融政策の独立性という長い伝統を
踏まえ、客観性と最善の証拠に基づき決断する」と
決意を語っています。