米FRB、0.25%の利上げを決定、年内さらに2回見込む

米連邦準備制度理事会FRB)は13日の連邦公開市場委員会
FOMC)で、政策金利を0.25%引き上げ、年1.75〜2.0%に
すると全会一致で決めました。

利上げは3月以来で、今年2回目になります。

景気判断を上方修正して年内にさらに2回の金利引き上げを見込み、
今年の利上げ回数は合計4回となる見通しです。

パウエル議長はFOMC会合後の記者会見で、「この日の政策決定は
景気が好調であることのさらなる証拠だ」と強調しました。

FRBは声明で、米経済の状況を「力強いペースで拡大」と分析し、
前回5月時点で「緩やかなペースで拡大」とした景気判断を
上方修正しています。 

ドル円は110円台前半で推移

14日の外国為替市場では、ドル円相場は
110円台前半で推移しています。

米朝首脳が初めての会談を行ったことや、
FRBが利上げを実施したことなど、ドルを
買う材料が多く見られました。

しかし、米朝首脳会談では、具体的な
中身を詰めるのはこれからとの見方が
広がっていることや、米利上げで株価が
軟調になったことなど、利上げ=ドル買いの
動きにはなっていません。

市場では、一見ドルを買う材料が
出揃ったとみられますが、米朝間では
これから長い花井氏になるとの見方が多く、
米利上げについてもある程度は織り込まれていた分、
ストレートにドル買いには結びついていないと
指摘する声が出ています。

ドル円は110.25円前後で、ユーロ円は130.10円前後で、
英ポンド円は147.50円前後で、豪ドル円は83.45円前後で
推移しています。