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2010-01-17

サクラだらけの出会い系サイト運営者ら詐欺で逮捕事件

インターネットの交流サイト(SNS)で男性に交際を持ちかけ、出会い系サイトに会員登録させて利用料をだまし取ったとして、警視庁と宮城県警は、東京都港区西麻布4丁目、出会い系サイト運営会社経営、星憲之容疑者(33)ら男女計11人を詐欺の疑いで逮捕したと15日、発表した。同庁は、男性約50人からの計約1400万円の被害が裏付けられたとしている。

 同庁ハイテク犯罪対策総合センターによると、星容疑者らは「mail to mail DX*1 *2 」「ラポルテ*3」の名称の出会い系サイトを開き、運営会社側のサクラが会員女性を装って書き込み、会員同士ではメールの送受信ができないのに、「すてきな出会いが見つかる」などと偽って、2008年10月〜09年1月、男性会員3人からサイト利用料計56万8千円をだまし取った疑いがある。

 星容疑者は調べに「詐欺はしていない」と容疑を否認しているという。

 被害に遭ったのは、「ミクシィ」「モバゲータウン」など大手SNSに登録する男性ら。女性を装った運営会社側の誘導役が交際を持ちかけ、「私はチャットもやっているのよ」と自分たちの出会い系サイトに誘っていた。サイトへの会員登録は無料だが、サクラの女性とメールを送受信するたびに男性側が1件380〜480円の利用料を払う仕組みだった。

 サイト運営会社には従業員が約100人おり、SNSから自分たちのサイトに誘う「誘導集客」、男性会員とメールを交換する「オペレーター」、男性会員の問い合わせに対応する「フロント」を分担させていた。同庁が09年2月に東京・歌舞伎町のビルにある事務所を家宅捜索した際、パソコン約200台が押収された。

 星容疑者らは05年に問題の2サイトを開設し、当初は会員同士のメールのやりとりができた。しかし、07年7月ごろにサクラとしかやりとりできない仕組みに変更したという。この2サイトの会員は約139万人に上り、約19億5千万円を売り上げたという。

朝日新聞:2010年1月15日

女性になりすまし、インターネットのSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)の会員男性を有料の出会い系サイトに誘導し、利用料名目で金をだまし取ったとして、宮城県警と警視庁の合同捜査本部は15日までに、詐欺の疑いで、東京都港区西麻布4丁目、会社役員星憲之容疑者(33)らグループの男女11人を逮捕した。県警はグループが2005年以降、約19億3000万円を集めたとみて、実態の解明を急いでいる。

 11人の逮捕容疑は、共謀して08年10月〜09年1月、新宿区歌舞伎町2丁目のビルを拠点に女性になりすまし、宮城県色麻町の会社員男性(22)ら3人にメールを送信した上で有料の出会い系サイトに登録させ、メールの送受信に必要なポイント料名目で計約56万8000円をだまし取った疑い。

 星容疑者ら男女4人は「身に覚えがない」などと容疑を否認。男7人は認めているという。

 県警によると、星容疑者を頂点としたグループは複数の出会い系有料サイトを運営。SNS大手のmixi(ミクシィ)など四つの会員制サイトで、アルバイトの「さくら」に会員男性とメール交換を重ねさせながら有料サイトに誘導。星容疑者らが雇った約100人のさくらは、ほとんどが男性だったという。

 県警は08年8月、仙台市内のSNS会員の20代男性から相談を受けて捜査に着手していた。県警は不正アクセス禁止法違反容疑での立件も視野に調べを進めている。

 ほかの逮捕者は次の通り。(敬称略)

 無職山本純(36)=東京都中野区本町1丁目=▽無職金俊大(32)=新宿区新小川町=▽無職平野翔(24)=川崎市多摩区生田7丁目=▽無職近藤崇明(31)=新宿区北新宿3丁目=▽会社役員西利明(32)=大田区矢口2丁目=▽インターネット広告業経営吉田翼(27)=新宿区上落合1丁目=▽会社員斎藤のり子(23)=中野区本町1丁目=▽アルバイト前川和磨(29)=埼玉県新座市畑中1丁目=▽無職川村剛祐(29)=新宿区北新宿2丁目=▽派遣社員村上拓也(25)=埼玉県蕨市南町3丁目=

河北新報:2010年01月15日金曜日

宮城県警などが摘発した出会い系サイト詐欺事件。県警によると、「さくら」はSNSの男性会員に接触し、実際には女性のいない「出会えない出会い系サイト」へと巧みに誘導。サイト内では5万人もの女性キャラクターを使い分けるなど、手の込んだ工作を繰り返していたという。

 県警によると、グループはSNS会員を有料サイトに誘い込む「誘導集客」、メールのやりとりを担う「オペレーター」などの部門に分かれていた。さくらはSNS会員に「友達になりましょう」と接触。数回のやりとりを続けた後、「迷惑メールが多いから別のサイトで二人きりになりたい」などと誘い、偽装サイトなどを経由しながら、架空サイト(バーチャルサイト)へと移動させていた。

 架空サイトに登録すると、「La Porte(ラポルテ)」など同社が運営する有料の出会い系サイトに同時登録される仕組みになっており、男性らは知らない間に有料サイトの会員にさせられていたという。

 出会い系サイトを利用するには1ポイント10円の換算で、掲示板利用に28ポイント、メール開封に38ポイント、送信に48ポイント、画像閲覧に50ポイントがかかり、被害者のほとんどは、後になって高額の料金を請求されたという。県警などはこれまで全国の被害者50人を確認。被害額は1人数万〜280万円で計約1400万円に上っている。

 グループは、男性会員にできるだけ頻繁にサイトを利用させて利益を得ようと、「早苗」や「良々歌(ららか)」と名乗る女子大学生や女性社長など約5万人の女性キャラクターを使い、会員を飽きさせないよう工作していた。怪しまれないように会う約束をし、直前でキャンセルしたりしていたという。

 捜査関係者は「信用度の高いSNSのIDを使うなど悪質。実際に交際を信じていた被害者もいた」と明かした。

河北新報:2010年01月16日

出会い系サイトでアルバイトを「サクラ」役にして会員から利用料をだまし取っていたとされる事件で、逮捕された詐欺グループは二つの有料サイトで延べ約12万種類の実在しない女性になりすましていたことが県警などの調べで分かった。「出会えない出会い系サイト」運営で、だまし取った金額は総額約20億円。ミクシィなどコミュニティーサイト(SNS)の会員にメールを送り、運営する有料サイトに巧妙な手口で誘導していたという。会員数は男女約140万人で、東北地方では9人の被害者が確認された。県消費生活センターは「誰でもだまされる可能性があるので登録には注意してほしい」と呼び掛けている。【須藤唯哉】

 県警生活環境課と警視庁の合同捜査本部が13日、詐欺容疑で逮捕したのは出会い系サイト運営会社役員、星憲之容疑者(33)ら男女11人の詐欺グループ。05年7月に有料出会い系サイトの運営を始めた。星容疑者はグループ内で「会長」と呼ばれリーダー格とされるが、容疑について「身に覚えはない」と否認しているという。

 県警によると、有料サイトに誘う手口は巧妙だ。

 「大学生活を満喫してます。あまり自信はないけど写真も送ります。お返事くれるのを待ってます」

 ある日、「良々歌(ららか)」と名乗る19歳の女子大生から会員になっているSNS内に突然メールが届く。本当のメールの送り主は、星容疑者らのサイト運営会社に勤務する男性アルバイト。約80人のアルバイトが24時間体制で有料サイトなどでメールのやり取りをしていた。女子大生の他に裕福な独身女性など延べ12万種類の実在しない女性になりすましていたという。

 架空の女性がSNSのメールで数回やり取りすると利用者に「もっと2人で話せるサイトがある」などとグループが偽装したチャットサイトやバーチャルサイトに誘い込む。利用者に携帯電話のメールアドレスなどを入力させ、有料サイトに会員登録させて利用料を振り込ませていたとされる。出会い系サイトはポイント制で1ポイント=10円に換算。受信メールの閲覧380円▽メール送信は480円▽画像閲覧は500円−−などと加算されるシステムで多額の収益を上げていたとされる。

 最大で1人当たり282万円をだまし取られた被害が確認されているという。被害者の多くは男性で、県内では色麻町と柴田町で計2人の被害を確認した。県警などはサイト開設からの約4年間で約20億円の売り上げがあったとみている。二つの有料サイトには全国で延べ140万人の登録があり、県警などは被害実態の解明を急ぐ。組織犯罪処罰法違反などの容疑も視野に入れて、捜査を進める方針だ。

 ◇「個人情報の扱いに注意を」−−県消費生活センター

 県生活消費センターには、出会い系サイトが舞台となった被害相談件数が増加傾向にある。出会い系サイトとアダルト情報サイトに関する相談件数は昨年4〜10月で403件。請求された高額利用料を支払った人や「待ち合わせ場所で会えなかった」などの相談が寄せられ、出会い系サイトが詐欺など犯罪の温床になっている実態が浮かび上がっている。

 センターによると、インターネットの無料出会い系サイト検索をきっかけに被害に遭うことが多いという。無料のメールマガジンや占いに登録したつもりが、気が付かないうちに出会い系サイトに同時登録していたというケースもあり、利用規約を表示せずに登録させる悪質なケースも確認されている。

 また、携帯電話やインターネット利用が身近になったことから、女性や年配の男性からの相談も少なくない。同センターは「老若男女に関係なく被害に遭う機会がある。個人情報の扱いには注意してほしい」と話している。

毎日新聞:2010円1月16日


利用者同士が交流できない虚偽の出会い系サイトを運営し、利用料金をだまし取ったとして、警視庁は詐欺の疑いで、サイト運営会社の元会長、星憲之容疑者(33)=東京都港区西麻布=と元従業員の男女ら計11人を逮捕した。

 警視庁によると、同社のサイトでは、会員になりすました通称「サクラ」と呼ばれる従業員が利用者にメールを送信。同社は平成17年7月以降、複数の出会い系サイトを運営し、約20億円を売り上げていた。サクラを利用した出会い系サイトが摘発されるのは全国初という。星容疑者は「詐欺はしていない」と容疑を否認している。

 逮捕容疑は、20年9〜12月ごろの間、都内の男性会社員(20)ら男性3人を利用者同士が交流できない虚偽の出会い系サイトに登録させ、利用料金として計約56万8千円をだまし取ったとしている。

 警視庁ハイテク犯罪対策総合センターによると、同社はIDやパスワードをフィッシングで盗み、「mixi」などのソーシャルネットワーキングサービス(SNS)に不正アクセス。会員になりすまして、「もっと仲良くなりたい」などと他の会員を偽装チャットサイトなどに誘導し、有料出会い系サイトに登録させていた。

 出会い系サイトでは、メール受信1回につき380円、送信は480円を課金。約280万円をだまし取られた男性もいた。サクラには、「客とは絶対に会うな」「待ち合わせをしても『仕事が終わらない』と言って直前に断れ」などのマニュアルを徹底していたという。

 mixiについては、約20件の不正アクセス被害が確認されており、警視庁が不正アクセス禁止法違反容疑でも捜査している。

産経新聞:2010.1.15 12:03

出会い系サイトでアルバイトを「サクラ」役にして会員から利用料をだまし取ったとして、警視庁と宮城県警の合同捜査本部は15日、東京都港区西麻布4、出会い系サイト運営会社役員、星憲之容疑者(33)ら男女11人を詐欺容疑で逮捕したと発表した。

 警視庁によると、出会い系サイトのサクラ行為を詐欺で摘発するのは全国で初めて。また、出会い系サイト開設業者に届け出を義務付けた改正出会い系サイト規制法施行(08年12月)以降、業者が摘発されるのも初めて。

 逮捕容疑は、08年10月〜09年1月、出会い系サイトの会員になった東京都の男性会社員(20)ら男性3人から利用料計56万8000円をだまし取ったとしている。星容疑者ら4人が容疑を否認しているという。運営する「ラポルテ」など2サイトの会員は延べ男女140万人で、警視庁は星容疑者らが05年7月〜09年4月に約20億円を売り上げたとみて調べている。

 出会い系サイトの利用料は、掲示板の閲覧やメール送信など、会員が操作をする度にポイントが課される仕組み。

 今回は掲示板の閲覧が1回280円、メール送信が1回480円だった。星容疑者らはコミュニティサイト「ミクシィ」の会員のパスワードを不正に取得するなどして出会い系サイトに誘い、サクラ役に架空の異性を演じさせてメール交換し、会う約束をしても直前にキャンセルしていた。

 国民生活センターによると、サクラを含む出会い系サイトの利用料に関する相談は▽06年度2万4018件▽07年度3万2033件▽08年度3万4705件と増加傾向にあり、09年度(14日現在)も2万2618件に上っている。

毎日新聞:2010年1月15日

大手メディアや個人のブログなど多くの関心を集めた逮捕劇になりました。

しかし、気づく人もいると思う?けど、これはこのグループの氷山の一角にすぎない。

08年10月〜09年1月の被害を逮捕の主な糸口としたようですが、実際の被害はサイトが始まったと思われる2005年前後から始まっている。

しかも、さらに大きなグループを形成していると思われ、今回摘発を受けたサイトとの繋がりを最小限にしているようです。

警察がどこまで追求するかは分からんが。

法律改正後初の逮捕だそうだが、サクラを雇った運営での逮捕事例は過去にもある。

参考:女性会員ゼロ、出会い系運営者逮捕、だけど

ちなみにサクラは証拠を掴み、立件できれば詐欺で訴えることが可能。…でもそこまでたどり着くのはかなり大変です。 

*1:http://pc.ilg.jp/

*2:サイト上には住所: 東京都渋谷区初台1 運営責任者: 宮川 真由美と記載

*3:http://pc.la.porte.tv/

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