2012年8月19日都内会議室で第25回勉強会を開催しました。医師、地方議員、公務員、メディア、ビジネスパーソン等40名の参加がありました。


今回は、矢作直樹教授(東京大学大学院医学系研究科・医学部救急医学分野教授および医学部附属病院救急部・ 集中治療部部長)を講師にお招きして、「人は死なない」と題し、魂魄や霊の存在、生命の不思議、宗教の起源、について勉強しました。


というのも、経済的、合理的な医療資源の配分システムを設計する上では、その判断の根本において、死をどのようにとらえるべきか、死生観の議論もまた重要であるからです。


多くの参加者は事前に矢作直樹教授の著書である「人は死なない」を読了して参加しました。


矢作先生の講義の後、もし死を恐れない立場をとるならば、死に抗うための医療行為や、新しい薬や治療法を開発する際の動物実験や生体肝移植をどのように捉えればよいか、また輸血をどのように捉えればよいか、超常現象はどのように解釈するべきか、などの論点を含め、活発な議論が交わされました。