仏岩温泉 鈴森の湯

水害の後、R253八箇峠がようやく開通したようだったので、そこを経由してどこかの温泉に行くことにした。
国道の両脇に連なる山々の土砂崩れはすさまじいものだった。
早々に六日町側に抜け進路を群馬に取った。原発事故以降、関東方面に車で行くのは初めてだ。

水上温泉郷ならどこかしらの日帰り温泉があるのではないかと、三国峠の先、猿ヶ京から進路を東に向けた。ちょうど谷川岳ICの下を通りかかったとき、日帰り温泉の看板が目に入った。「仏岩温泉 鈴森の湯」。

なんでも「絶景露天風呂」だそうだ。目的地をそこに変更して受付へ。
11時くらいに着いたのに既に駐車場は先客でいっぱいだった。

650円の入湯料は少し高い。しかし温泉はきれいだったので、許容の範囲だった。早々に自慢の露天風呂に向かうと、渓流を見下ろす位置にそれはあった。木漏れ陽と渓流の音、そして泉質もまずまず。硫黄臭いのがさらにポイントアップ。

駐車場の車の台数に比べ入浴の人間が少なかったのが気になったが、その大部分が釣り堀に興じているのがわかり納得した。帰りしまに覗いてみたが魚が殆どいない。それもニジマス。今まで見た釣り堀の中では最低をダントツでいっていた。これでも商売になっているのはほとんどが関東方面の客だからなんだろう。「少し釣ってみたいな」なんて気持ちはあっという間に失せてしまった。