あの時きみは若かった

3月末で会社を退職するので、
机やらパソコンやらの整理をしている日々。
パソコンの中身を整理していたら、こんなテキストを見つけた。

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グループ魂のライブの余韻に浸りつづけている2月。
んで、ぼんやり魂のことやら大人計画のことやら思っていたら、
「そうだ、むかし、下北の映画館で大人計画からまりの映画みたいなの、見たっけなーあれなんだったっけなー」という記憶がうっすらと。
たしか、蝉之介がカメラマン役だったようなー、うーん、うーん。
…でちょちょいとググってみたら、あった、コレだ!
「イヌ的&藤田秀幸の大人計画アソート」
そうそう。これを見るためだけに上京して、慣れない下北沢を彷徨い、やっとのことで映画館「トリウッド」を見つけたのだった。あれは…夏、すごい暑かった記憶が甦ってきた。
どうやら2003年の夏だったようだ。

たしかこの時、渋谷の映画館で「月曜日のユカ」も観たんだった。
しかも加賀まりこトークショー付きで、初めて生まりこを拝んだ。
年齢的にはたしかこの時60ぐらいだったと思うけど、顔ちっさいし、細いし、思いっきり年齢不詳だったけど、かわいかったなぁー。
「月曜日のユカ」、若い頃の小悪魔的で“和製B.B”な加賀まりこ、可愛いかったなー。
トークショーで聞いた話では、本人はあまり思い入れのない作品だったみたいだけど…。

…とかなんとか、8年も前のことをぼんやり思い出したので、メモメモ。またすぐ忘れちゃうから、脳内でシナプスが繋がった時に、書いておかないとね。

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いつ書いたんだろう???
グループ魂のライブ…は震災直前だったような記憶があるから、
おそらく2011年の2月に書いたテキストのようだ。
で、そのうちブログにでもアップしようと思った矢先、あの震災が起きたのかー。
ってーことは。
この記憶の出来事は今から11年も前のこと、ということになる…。
ぬぉぉぉ、時が経つのはなんておそろしく早いことか!

1999年あたりからこの頃ぐらいまでは渋谷によく行ってたなー。
最初はレコードを買うためだけに行ってたこともあったけど、
その後はドレステリア神南本店が大好きになって、上京しては通ったっけ。

レペットのJAZZも、オーチバルのボーダーシャツも、イソップのクリームも、紙のお香・パピエダルメニイも、ぜんぶドレステリアで覚えて、コツコツ手に入れた。
あの頃のドレステリアは良かったなー。なにもかもが新鮮に見えた。

東京に住むことは叶わなかったけど、そのぶん、時々上京するたびに、その時東京で一番見たいもの、食べたいもの、買いたいものを調べ上げて出かけていたっけー。あの情熱は今思うとすさまじい熱量だ。若いって、すごい。

いろいろふりかえる。

震災後のこの2年9ヵ月。私の人生も激動だった。
特にこの1年はすごかった。
ほんの1年前には思いもつかなかったところに着地している。なるほど、これが人生ってやつなのだなぁ。
大好きだったばあちゃんは、突然この世からいなくなってしまったけれど、
ばあちゃんに子どもの頃に教えてもらったことが種となり、ひょんなことからそこから芽が出て花が咲いて実ったのだから、縁とは不思議なものだ。
一番後悔しているのは、ばあちゃんにその報告ができないままだったこと。
でも、きっとあの世から私のこと、ずっと見ていてくれているに違いない、違いない。

来年はさらに、人生の未体験ゾーンが口を大きく開けて待っている!!!
ちょっと怖くもあり、楽しみでもあり。世のおかあちゃんたちはこうして経験値を上げ、たくましくなっていくのだなぁ。
とりあえずはのんびり、どーんと気構えて、いろいろな「初めて」を楽しんでみようと思う。
このネコみたいに。

私の新しいまち・飯坂は、坂道とネコが多いまち。

アラバキ2013備忘録(2日目)

2日目。

この日は丸一日、磐越ステージ張りつき宣言!
11:00スペアザ、12:15andymori(お昼ご飯タイム)、14:00民生、15:20ハナレグミ、17:00岡村ちゃん…というスケジュール。
豪華!てか、アラバキ岡村ちゃんて!!!!!!と朝からドキドキが止まらないわけですよ。

SPECIAL OTHERS
朝イチの磐越ステージ、めちゃめちゃ盛り上がってました。すんごい人気。あれ〜?何年か前のアラバキはもっと小さいステージで、もっとゆらゆら揺れながら聴いたようが記憶があるけど、こんな大きなステージに入りきれないほどの観客を集めるバンドになったのね。

とりあえず、午後の民生までそこまで見たいのがないので(ガツガツしなくなったなぁ。大人になったと思っていいのだろうか)、ランチタイム。
磐越ステージには、雄勝町の牡蠣とホタテが食べられる屋台があってサイコー!でっかくてジュースィーなホタテの貝焼きを2個、ぷりぷりミルキィな焼き牡蠣を1個、持参した白ワインとともにいただいて、昼間っからほろ酔い。フェス、サイコー!


奥田民生
ほろ酔いの勢いで、滅多に見ることのできない民生さんを間近で拝もう!と、ステージ前方でスタンバイ。
2年前のアラバキで見た真心のステージ同様、バックのバンドなし、ギター1本で歌うという、ゆるーーいステージ。
青空の下で聴く「さすらい」とか最高だねぇ。あと、「マシマロ」もやってくれて嬉しかったなーーー。

1.トリッパー
2.The STANDARD
3.野ばら
4.最強のこれから
5.さすらい
6.マシマロ


続いてハナレグミ…と思ったけど、
民生のライブが終わるや否や、どどどどどど…と押し寄せる永積ギャルに圧倒されて、私は後方の芝生にシートを敷いて、寝転んでライブを堪能。これも正しいフェスの愉しみ方。



岡村靖幸
さぁ、さぁさぁさぁ!!!!!いよいよ本日のメインイベント(私にとっての)、岡村ちゃんの登場ですよ。
私、昼に食べた牡蠣パワーで精力満タン!意気揚々と再びステージ前方確保のため、50分前からスタンバイ。なんとかステージセンターの前から2列目キープ。周りには、あつーーーい岡村ベイベたち。心強いです!そんな中、ステージセッティングも進行。楽器やマイクのチェックはもちろん、ステージで一番時間をかけていたのはなんと、床!ビカビカに磨かれた床板が敷かれておりました。あの華麗なデェーンスは、床に秘密があるんだなぁとしみじみ。
ライブが始まってからは、もう無我夢中で…。とりあえず、鼻血が出そうなくらい、せくすぃーでした…。股間を撫で付けるようなデェーンスに、一体何人のベイベが昇天したことでしょう(笑)。いやぁ、すごいわ。やっぱり、すごいわ岡村ちゃん。お願いだから、もう高い壁の向こうに行かないでーーー(切望)。

1.ぶーしゃかLOOP
2.5!! モンキー
3.家庭教師
4.どぉなっちゃってんだよ
5.愛の才能
6.あの娘ぼくがロングシュート決めたらどんな顔するだろう
7.だいすき


岡村ちゃん登場前、ステージセッティング中の磐越ステージ。このあと、磐越ステージは岡村ちゃんのせくすぃーオーラで満たされたのでした。

おわり。

アラバキ2013備忘録(1日目)

今年は、中学時代の友達の助けもあって、温泉一泊2日間の参戦となったアラバキ(Bちゃんありがとー!)。寒くて風が強かったけど、楽しかったー!
すでに1週間以上経ってしまったけど、忘れないうちになにを見たかまとめておこう。

というわけで、まずは1日目。

THE冠
朝からメタルで目が覚めた!朝メタルは健康にいいに違いない!
ギターのべっちは中学の同級生。なんだかかっけぐなっちまって…と目頭が熱く。がんばってんなぁ。私もがんばらないと!とか思ってたら、冠さん、ステージの上でお尻を出してる(笑)。やっぱ最高だわ〜。アラバキ、来年もTHE冠を呼んで〜!!

1.傷だらけのヘビーメタル
2.エビバディ炎
3.中3インマイドリームス
(他の曲名がわからない…苦笑)


くるり
思えば、2年前のアラバキ以来のくるり。1日目は朝イチのTHE冠からくるりまで、あんまりそそられるステージがなかったので、ぼけ〜っと過ごして体力温存していたので、張り切って陸奥ステージの前から10列目くらいをキープしてライブに挑みました。相変わらずいいバンド。
ラッパ吹きのファンファンの腰から下の構えが好き!なんつーか、下半身全部で大地をがっしりとらえてる感じ。かっこえぇ。
この日やってくれた曲で一番嬉しかったのは、「モーニングペーパー」。なぜかここ数ヶ月、くるりはこればっか聴いてたので、がんがん踊りまくってやった!でも、周りの子たちの反応薄…あり?そんな古い曲じゃないよね??まぁ、自分が楽しければ、それでいいのだ。

1.ワンダーフォーゲル
2.everybody feels the same
3.ばらの花
4.シャツを洗えば
5.Morning Paper
6.ブレーメン
7.ロックンロール


サニーデイサービス
恋におちたら」が聴こえて、おぉぉ!と思って慌ててステージへ向かう。着いたところで「ここで逢いましょう」「ふたつのハート」「NOW」。「サマーソルジャー」で後ろ髪を引かれつつ、陸奥ステージへ戻る。


フラワーカンパニーズ
この日の陸奥ステージの大トリは!なんと!フラカン!!
大トリで舞い上がっている鈴木圭介。「圭介、落ち着け」と声をかけるグレートマエカワ(笑)。たぶん、見ていたフラカンファンもみんなグレートマエカワと同じ気持ちだったと思う(笑)。ここもホント、いいバンド。ファンも含めて家族みたいな空気があるねぇ。
大トリの陸奥ステージがこんなふうにあったかい空気(実際の気温はめちゃめちゃ低くて凍えそうだったけど…)になったのは、私が見てきたなかでは、フラカンが一番だったのではないかと。

1.恋をしましょう
2.ロックンロール
3.エンドロール
4.はぐれ者賛歌(w/山田将司/THE BACK HORN
5.元気ですか(w/小山田壮平/andymori
6.真赤な太陽(w/宮田和弥大宮エリー
7.孤高の英雄(w/曽我部恵一
8.深夜高速 怒髪天ver.(w/増子直純/怒髪天


…と、ここでまたしても後ろ髪引かれつつステージを後に。
今回はお友達と来ているので、予定の時間も考えて行動せねば!そのおかげで、宿までのシャトルバスもホントスムーズに乗れて、明日へ備えることができたし、結果おーらい!友よ、ありがとう!!
まぁ、惜しむらくは「東京タワー」と「真冬の盆踊り」。でもまた今度、ツアーで東北に来たら行けばいいのだ。楽しみはとっておいた方がいい!
以下、見逃した3曲。

9.東京タワー
10.We Will Rock You
11.真冬の盆踊り

2日目に続く。

春風

リア充リア充と何度言われても構わない…はっきりいって、私はいま、リア充だ。胸を張ってそう言ってやる!
だってね、人生どのくらい生きるのか分からないけれども、たとえば80年生きるとしてもよ?そのうち「リア充」だと言える時なんてのは、ほんのわずかだと思うの。
これが日常となり、いずれ辛いこともやってくるのだろう。
永遠の幸せなんてありえないことも、出会いがあれば別れもあることも、もちろん知ってる。
だから、いまは思う存分、この浮き足立った己の状況に、どっぷり身を沈めていたい。
いま見えるうつくしい景色も、やわらかな音も、あたたかな感覚も、大切に、大切に、包み込むように過ごすことにしよう。
この感覚はきっと、これから続いていく私の人生の礎になっていくと思うから。

…なんだか性に合わないロマンチックなこと書いちった(汗)。

この約2年間、永久凍土のまま融けないんじゃないかと思う冬が続いたんだもの。ようやく届いた春風を歓迎してもいい頃でしょう。

トーキョーデモコケシー

週末は関東方面へでかけてきました。
初日は、鎌倉→中野→六本木→三軒茶屋
二日目は、桜新町→日比谷→御茶ノ水・神田
…なんか、土地の名前だけだとしっちゃかめっちゃかなコース(汗)。
以下、思い出を忘れないうちにメモ。
【一日目】
●鎌倉・御成町スターバックスコーヒーへ。漫画家・横山隆一氏(「フクちゃん」でおなじみ)の邸宅跡地を生かした、スタイリッシュでモダンなお店。店内は天井が高くて開放的。小さなプールを有する庭に面して、テラス席も。店内の座席は、その庭を眺めるような感じに配されていて、他のどのスタバよりもゆったりとした雰囲気。

●「旧安保小児科医院」へ。大正時代に建てられた小児科で、当時そのままの外観・内装を保っている貴重な建物。当時使われていた机や診察台、ベッド、赤ちゃんの体重計などがそのまま残っていて、まるでタイムスリップしたかのよう。

●「CLOUD BLDG.」というセレクトショップや雑貨店など4つのお店が同居するビルへ。どのお店も置いてあるもののセンスがすばらしい。その中の「木木」というお店の方は、福島ともゆかりがあり(私も購読する「ラコンテ」という会員誌のイベントにも出店しているそう)で、西郷村にすてきなお菓子屋さんができることも教えてもらいました。鎌倉で福島の情報を知ることになるとは…(汗)。どこで誰がどう繋がっているかわかりません。
●念願の「コケーシカ」で静かに大興奮。建物かわいい、マトリョーシカかわいい、こけしかわいい、店員さんかわいい、ショップバッグかわいい。憧れの津軽系工人・今晃さんの小寸こけしを発見するも、購入見送り。いつか、津軽に行ったときに買うのだ。だからガマン、ガマン。

由比ガ浜通り沿いの「麩帆」で麩まんじゅう。帰りの電車で食べるのだ。
長谷寺近くの「定食屋しゃもじ」で釜揚げしらす定食と日本酒をちびちび。最高の贅沢。ここの釜揚げしらす丼、うまい!ふっくらしらすの下にはパリパリ香ばしい海苔、青唐辛子ともろみの辛し醤油とお酢をかけて食べると…んもぉ、そりゃ酒も進むっつー味わいですよ。オヌヌメ

●雨だし強風だし、帰りの電車が不安になり、早々に鎌倉から引き上げ東京都内へ向かう。
●日曜お休みの「大橋屋」でお茶を買うため、中野へ。
●まずは「パパブブレ」で金太郎飴を買う。ちょうど作っているところでラッキー♪できたてホヤホヤの飴が試食できます。楽しくて美味しいなんて、最高じゃないか!かわいらしい見た目だけじゃなく、飴もちゃんとフルーツの味して口どけよくておいしいのが、素晴らしいね。

●道すがらアンティーク雑貨店の「スピカ」へ。「この中のこけし1,000円均一」の箱を一心不乱に見る福島人。どんだけ…。お店の方曰く「中央線沿線はこけしがアツい」そうです。もう「中央線=こけしライナー」とかでいいんじゃないですかね。いろいろこけし話させていただいて楽しかったです。
●乙女のお茶屋大橋屋」さんでお気に入りのお茶を購入。相変わらずかわいらしい店内&パッケージ。通常は日曜休みですが、12月だけは例外的に日曜も営業するそうです。乙女のお歳暮にぜひ。
●新宿ルミネを久々に。ボンジュールレコードっていまあんなことになっていたとは…。音楽だけじゃやっていけない世の中ですものね。商売がお上手です。
●六本木のミッドタウン、初めて来た…(汗)。ディーン&デルーカのカフェでひと休み。
●友達のミカリンと合流。「虎屋」のギャラリーで開催している企画展「こけしと出会う」へ。まるで学芸員のようにミカリンこけしを解説。わたしゃ一体何者なのだ。しっかし、こだシャレたとごさ並べられっこどになっとは、こけしらも思ってねがったべなぁ…と感慨深く。コラボこけしも売っていたけど、同模様だけでなくお値段までもが都会的になっていました…。

三軒茶屋の「日仏食堂トロワ」で夕ごはん。福島出身で某那須のカフェで働いていた知人が営んでいるのです。Tちゃん、かわらず素敵です…!そして何を食べてもおいしい!お客さんもみんなおしゃれ!また来ます。
ミカリン宅にてユニコーンPV特集を見る。もしかしたら、メンバーで一番変わったのは民生であろう、と合意。
【二日目】
桜新町駅近くの神社でフリーマーケット開催と知り、いそいそと。収穫は新品の「Lafuma」の長袖Tシャツ500円。2枚で1,000円だったんだけど、知らないおばさまが「ねぇあなた、一緒に買ってくださらない?」と声をかけてきたのでシェア。肩のマッサージ500円コーナーもあったので、ついでに肩を揉んでもらうなど。桜新町、いい街だわ〜。
●東京駅に荷物を預けようとグランスタのクロークへ行くと、長蛇の列…。諦めて別のロッカーを探す。丸の内地下中央口のロッカーが空いていて一安心。ちょっと遠いけど、ここ穴場かもね。
日比谷公園で開催されていた「土と平和の祭典」へ。アンサリーのライブは何度か見てきたけど、屋外で風を感じながら聞くのが一番気持ちいい。出店エリアに昭和村の苧麻倶楽部のブースがあって、そこにいたYちゃんにも会えた!ほとんど話したことはないのに、なんとなく通じるものがある…と私は勝手に思っているのです。来年は昭和村に泊りがけで遊びに行こう。

御茶ノ水でHIZAちゃんと待ち合わせ。「山の上ホテル」の「パーラーヒルトップ」でアップルパイ。やっぱりおいしいー!すてきー!
●アートイベント『TRANS ARTS TOKYO』が行われている「旧東京電機大学」校舎へ。「昆虫大学」すんごい面白かったーー。オオゴマダラの黄金色のさなぎ、すごかったなぁぁー。
校舎奥の喫煙所にて。ビルの谷間から見上げる都会の空。
フロアの階数の表示板がすてき。
●校舎まるごとアートの世界。教室によってはまるで理解不能…なものもあったけど(笑)、でも面白かったなぁ。まんず、福島ではああいうアートに触れる機会ってほとんどないからねぇ。刺激受けすぎた(笑)。
●アート疲れを癒すため、近くの純喫茶へ。トースト食べつつ、大相撲テレビ観戦。次回こそは神保町の「柏水堂」でプードルケーキ、食べよう(日曜定休…)。

●東京駅のグランスタで、マンゴツリーキッチンで「ヤム・ウン・セン(シーフードと春雨のスパイシータイサラダ)」と、はせがわ酒店で200mlくらいの小さな白ワインを購入し、新幹線に乗り込む。新幹線でひとりBarタイム、楽しすぎる…!

またしても長くダラダラな日記ですみません。
書き留めておかないと、すぐ忘れちゃう私の脳みそへ贈ります。

今日の「思い出がいっぱい」な一曲

大学1年の頃、音楽に精通していた4年生の先輩がいました。

先輩の朱色の「フォルクス・ワーゲン ゴルフ」に乗せてもらい、あちこち出かけたものです。
その車中でのBGMは、ジャンルは多種にわたるものの、どれもこれもがキラキラと輝き、心の琴線にふれるものばかり。スミス、アズテックカメラ、ブランニュー・ヘヴィーズ、コーデュロイ、ブーツィー・コ リンズ(!)などなど…。
先輩のゴルフは古くてボロボロだったけど、私にとってはそのBGMだけで、光り輝くスーパーカーのように感じていたものでした。
そんなある夜、みんなで海へ行こう!と夜中に出かけた時、
いつも洋楽が流れる車中に、聴き慣れない、たどたどしい子どものようなボーカルの曲が流れていました。ゆったりと、たゆたうようなメロディー。
そして、ぽつりぽつりと音に乗せていく日本語詞。

外には闇夜の太平洋。
寄せては返す波の音。
なまあたたかい、夏の夜。
情景までつい昨日のことのように思い出される曲がスピリチュアル・ヴァイブスの「MIDORI NO UMI」。

先日、偶然とあるところで久々にスピリチュアル・ヴァイブスの話題が出たので、季節はぜんぜん違うけれど、忘れないうちにここにも残しておきましょう。


tender blue

tender blue