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「冥王星O」(内1冊)、文庫版「カナスピカ」、「村正 邪念編」、「ベティ・ザ・キッド」と今年は秋田禎信関連作品の動きが活発。18禁いちゃいちゃ百合アニメ「その花びらにくちづけを」も好評発売中。今期NO.1ヒロインが登場する「ジュエルペットてぃんくる☆」のDVDは4話で1380円とお得。
20100907(Tue)
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周回遅れのラノベ読み(ラノベラー)
なりゆきまかせの異邦人(ストレンジャー)―日帰りクエスト (角川文庫―スニーカー文庫)
- 作者: 神坂一,鈴木雅久
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 1993/02
- メディア: 文庫
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ラノベ読者として基本的に後追いの生活を続けていると、面白いのに打ち切られた作品に出会った時、ちょっとした罪悪感というか、後ろめたさを覚えることがある。
アニメのDVDとかは面白いと思うことと商品を購入することの間に乗り越えなきゃならない壁があるし、漫画はおおむね単行本派だからハナからそういうの諦めてるんだけど、ラノベは読んで面白いと思えばあとはいつ買うかっていうタイミングの話だからなー。なまじ自分の手の届く範囲のものだと思ってるから、そういう思考が働くんだろう。でもこれはこれで傲慢な態度だよな、とも思う。結局後追いの姿勢を矯正できる気もしないし。
自分が10年前20年前の古い作品を読みたがるのは、それくらい古いと、たとえ1冊でも自分が売上げに貢献していれば何か違ったかもしれないとか、そういう消費者としての立場から逃れられる、ってのもあるかもしれない。
ベティ・ザ・キッド(上)/秋田禎信/角川スニーカー文庫
秋田禎信がラノベレーベルでの4年ぶりの新作として選んだ題材は西部劇!父殺しの冤罪をかけられ、男装して真犯人(?)ロングストライドを追うガンマンの少女ベティ。彼女に協力する謎の男ウィリアム。先住民であるシヤマニの血が半分だけ入っていて、見えないものを見る力を持つ活発な少女フラニー。先史文明の遺産がそこかしこに眠り走行亀や砂ペンギンが走る砂の海を、「神の船」メルカバで渡る3人の旅の行方は。
まず、とにかくかっこいい小説。人生について、愛について、善悪について、暴力について。秋田作品では格言めいた言葉を発するキャラというか場面が頻出するのだけど、そういった少々キザな作風が、秋田曰く「欲望とか生死がガガンと喉元に食い込んでくる状況下で、バックボーンとして正義と信仰が問われる」西部劇という題材にかっちりハマっている。基本的にシリアスではあるけれど、「オーフェン」東部編などの陰鬱さに比べ、こちらは舞台の砂漠同様全体的に空気が乾いていて、尾を引かない。時々挿入されるユーモアやコメディタッチな場面も息をつかせてくれる。
そんな作品世界とはちょっと毛色の違う、ベティとウィリアムの少女漫画のような関係も見所。ベティはアクションシーンでは手放しでかっこいいとは言えない。なにしろ、凄腕と評判で既に3回の決闘に勝った彼女だが、その内実は1年前までは銃を触ったことすらない素人なのだ。オーフェンやミズー、シャンクのような手練は望むべくもなく、フリウのように強大な力を持っているわけでもない。そこら辺のチンピラくらいは問題ないかもしれないが、劇中ではどちらかというとハッタリと幸運で生き延びてきたという面が強調されている。イメージとしては「キエサルヒマの終端」におけるクリーオウが思い浮かぶ。
あの後日談でクリーオウの傍にコルゴンがいたように、「契約」によって彼女を守り、助け、教えるのがウィリアムだ。伝説のガンマンとしての過去を持つ、幽霊のようなこの男を、ベティは(秋田ヒロインとしては意外なことに)ごく自然に男性として意識しているように思える。秋田作品だからそれほど直接的な表現は出てこないものの、男装を解いて気が抜けているところを見られて焦ったり、敵の襲撃に気づいて起こしに来たのを夜這いと勘違いしたり、自分が好きなのかと聞いてみたりと、所々でイベントが発生する。基本的にシリアスで乾いた雰囲気の中にこういうのがあると、ひどく楽しく感じられた。
最後の一人であるフラニーは、「見えないものが見える」という超自然的な能力を持つという点で、現実主義者のウィリアムとはベティを挟み対称的な存在だ。人間は石をぶつけられても死ぬ。武器には魂など存在しない。そんな秋田世界に真っ向から立ち向かう少女で、だからこそというべきか、SF/FT作品としてのこの世界の謎を一手に担っていくことになる。
以上3人のほかにもベティが追うロングストライドとその相棒ビリーや、シヤマニの戦士ベワセッチなど、秋田らしい人間くさいキャラクターたちがドラマを繰り広げる。その密度はやたら濃く、4話など一行読み飛ばしただけで話についていけなくなりそうになった。既にザ・スニーカー誌上では全9回の連載は終了済み。11月の下巻を楽しみにしている。
その他
- 表紙はもうちょっと色気出してもよかった気がする。いやおっぱいとかぱんつとかでなく。それでもいいけど。売らんかな主義的な意味の色気。
- あの帯に合わせて「おっぱい揉んだりしてるのにライトじゃない!? by秋田」これPOPとして書店さんに配布すれば馬鹿売れ間違いなしじゃね?
- やっぱり雑誌の複数段組より文庫の段組なしのほうがずっと読みやすい。特にベティはザ・スニで唯一の4段組だったから尚更。
- あとがきで珍しく自作のテーマとかについて語ってた。いやRDでもやってたか。twitter始めたことといい、姿勢が変わってきてるな、とは思う。いいか悪いかは分からない。
- うちと違って内容にかなり踏み込んでる素晴らしい感想 徒然雑記 : ベティ・ザ・キッド(上) - livedoor Blog(ブログ)
- 販促絵のベティの指添え方が可愛い。つーかエリザベス・スタリーヘヴンちゃん、どのイラストでも女であることを隠しているようには見えないw 多分ウィリアムが常に一緒にいるせいだと思うんだけど。
- 結構部数絞ってるみたい。まーラノベレーベルではブランクあったしなー。でも、大阪屋ランキングでベティそれなりに数字出てたのでよかった。圏外レベルも覚悟してたので。
閉鎖のシステム/秋田禎信/富士見ミステリー文庫
もう何度目になるかも分からない再読。読めば読むほどスポーツ屋さんの株が上がっていく気がする。
理不尽なこと、不可解なこと、ままならないことはどこにでも転がっている。それは例えばレジの残額とどうしても一致しない売上げ帳簿だったり、鳴かない鳩時計との戦いだったり、ひどい設計のショッピングモールだったり、圏外の携帯電話だったり。人間ならば、政治家の贈収賄を批判する一方で自分は脱税を考え、そのくせ優良な行政サービスを受けようとする人だったり(この行政相手なら何を言ってもいいと思っている人への批判のようなものは秋田作品でたまに出てくる)、逆に金を払ってるから何をしてもいいと言い張るクレーマーだったり、もっと端的に責任を相手に押し付けていじめを正当化する人たちだったりする。そして彼らを批判する人たちもまた無意識のうち、どこかで必ず他人に理不尽を強いている。
世間とはそんな人たちの塊で、彼らはほんの些細なことで―――あるいは全く何の理由もなく―――殺人すら犯してしまえる。誰も彼もが殺人鬼としての素養を持ち、しかし普段は何食わない顔をして道を歩いている。そんな社会を、暗闇に満ちたショッピングモールという形を借りて表現したのがこの作品だというのが、現時点での自分の読み方。
主要登場人物の一人、スポーツ屋さんこと香澄もそんな理不尽に苦しんでいる女性だ。仕事のこと、結婚のこと、私生活のこと。心労は幾らでもあるが、とりあえずゴミ箱をへこむほど蹴飛ばしたら多少なりとも気が紛れるかもしれない、なんてことを妄想する。理不尽に苦しむ一方で、自分もまた誰かに理不尽を押し付けている。
そんなザ・秋田ヒロインである彼女は他の登場人物三人と会っても、内心で彼らのことを馬鹿にしていた。癇に障る靴屋に、頭の足りない高校生に、泣いてばかりの小うるさい少女だと。しかしその小うるさい少女が殺人鬼の闊歩する闇の中に消え、男二人が役に立たないとなると、自ら危険を顧みず―――いや、危険だと分かっていてなお助けの手を差し伸べる。理不尽に抗おうとする。泣いている娘の肩を抱いて頭を撫でてやると、彼女は泣きやんだ。その手触りをよすがに(ここら辺は「エンハウ」と繋がるところ)。同じ女性同士ということで、弱くて泣いてばかりいる少女に何か連帯感のようなものを感じていたのかもしれない。それは、疲れていなければ、電車では席を譲るように、誰だってそうする。その程度のことでしかない。結果的にその行動は作中で報われたとは言いがたいのだけれど、しかし、この理不尽な世の中においては、それこそが大事なことなんだろうと思う。あの場面での彼女は、本当にかっこよかった。また、百合というと少し違うけど、事件終了後を想像するのも楽しい。多分あの二人、紆余曲折を経て連絡を取り合うくらいの仲にはなってるんじゃないかな。そういう連帯感が、秋田さんは百合を書くべきですとか言われる所以だと思う。
ところでこれ、塚本だけ視点人物になったことがない(よね?)のは何故なんだろう。え、もしかして犯人って……?あ、エルビスが向こうで手を振ってる―――
かのこん
- 2008年のテレビ放映時から2年越しで全話観ることができた。当時はエロの下品さと話の繋ぎ方が気になって最後まで観れなかったんだけど、今回もそれは変わらなかった。
- ところで今さらこのアニメの話をしだしたのは、OVAが夏休みアニメとしてとてもよかったから。
- セミの鳴き声。ひとけの薄れた街。川遊びする子どもたち。ひんやりとした図書館の静謐さ。入道雲。カブトムシ。アイス。カキ氷。麦茶。夕立。浴衣。花火大会……。日本的な夏の情緒をたっぷりと描き、その上でキャラクターのゆるゆるな日常を展開させる。流しそうめんばっかり悪目立ちしてるけど、これ以上ないほどのTHE空気アニメ。最初は困惑したけれど、次第にこれはこれでいいと思うようになった。
- 見せ場のエロシーンは上下巻に一つずつあって、上巻は例の流しそうめん、下巻は雨宿りのため避難した寺の中でちづるが夏の思い出を作ろうと耕太に迫る、というものなんだけど、作中の雰囲気を考えると下巻のような……もっと言うと、陽射しの中のリアル的な淡々と、言葉もなく、しかし緊迫感のあるものの方が合ってはいたかな。……あーいやでも上巻もあのあけすけなエロとローテンションな演出が変な味を出してる気もする。
- やっぱり某所の実況民として川澄綾子のエロスをエロスとしてそのまま受け止めるのは無理だと思ってたけど下巻はわりといけた。
- 主人公カップルというかちづるが夏の思い出を作ろうとするところは切羽詰ってるんだかそうでないんだかよく分からない。一方で姉には虐げられ好きな女の子にはうまく接することができない思春期男子全開のたゆらと、堅物委員長朝比奈さんの純情カップルっぷりにはニヤニヤが止まらず、ますます好感度上がった。てかこの子がヒロインでいいよもう。
- 西野かつみってふっつーの萌えキャラもふっつーの純愛ラブコメもわりと面白いのを描けるのに、なんだか勿体ない気がするなあ……。「ぱんどら」(asin:4840128081)の、主人公ががんばったら頭なでなでして「いいこいいこしてくれる」、ややおかーさん入ったお嬢様ロリヒロインとかも可愛いと思うのに、いまいち評判よくないし。
20100826(Thu)
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テレ東18時台思い出話
1998年4月。富士見っ子だった自分のあの春期待の新番は、やはり「ロスト・ユニバース」だった。3年連続で放映され人気を博した「スレイヤーズ」と同じ神坂一の小説を原作に、同じスタッフで、同じキャストを随所に配置して製作された作品を、同じ金曜18:30という時間帯に放映。テレビ東京側も期待を寄せていたのではないだろうか。ところが結果はご存知の通り。お話の面白さはこの際置いておくとして、映像面がマズかった。「スレイヤーズ」も決して危なげない絵作りをしているとは言い難かったが、この作品はそれに輪をかけてひどく、今日に至るまで「作画崩壊」の代名詞となってしまった。90年代末〜00年代初頭はエヴァの影響で急激にテレビアニメの製作本数が増えたためか、これ以降もアレゲな作品が連発され、自分にとって好きな作品がアニメ化されることを素直に喜べない時代が続いた。
- 出版社/メーカー: キングレコード
- 発売日: 2007/01/24
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ところで、同じテレビ東京で「ロスト・ユニバース」の30分前、金曜18:00から放映されていたのが「カウボーイビバップ」だ。製作にテレ東の名前があった「ロスユニ」と違い、こちらはサンライズ/バンダイビジュアル製作ということになっている。銀河系を舞台に、何でも屋≒賞金稼ぎの活躍を描いたSFアクション*1という共通点を持つこの作品は、実際に観てみれば全く違う方向性であることは明らかだったんだけど、なんにしろ自分は最初「ロスユニ」の前座くらいにしか見ていなかった。「ロスユニ」のみならず同時期の他作品と比べて、アニメーションとして統一された絵柄でよく動いていたことは素人目にも明らかだったものの、なんだかいまひとつ訴えかけてくるものがなかった。その後、回を重ねるにつれて段々と面白くなっていったけれど、やはりハマりきれないまま。最終回の「よせあつめブルース」は一見して雰囲気が違うことが分かったけれど、愚痴っぽいな、という以上の感想は出てこなかった。
そんなだから、テレ東での未放映話を合わせた完全版が出てWOWOWで放映されると聞いても、それほど期待はしていなかった。ただCMでちらっと流れた教会でのワンシーンがかっこよさそうだったので観てみることに。すると驚いた。まるで印象が違ったからだ。お話のバリエーションがぐんと広がり、アクションシーンでは過激な表現も容赦なく使われ、「堕天使たちのバラッド」などには厨二マインドをびんびん刺激された。また、既に視聴済みだった話数も未放映話と絡めることで面白さがようやく分かり、テレ東放映時の自分の節穴アイに絶望したりもした。……テレ東の放送が、枠が確保できなかったため当初の半分の話数だったこと、前年のポケモンショックなどの影響もあって映像規制がかなり入ってきていることをアニメ雑誌で知ったのは、完全版を観る前だったか後だったか。とにかく「ビバップ」は世間的にも人気作品となり、劇場版まで作られるに至った。
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小学校高学年〜中学生くらいの自分にとって、テレビアニメと言えば夕方のテレビ東京、という認識は強かった。「リューナイト」、「スレイヤーズ」、「エヴァ」、「ナデシコ」、「ウテナ」。角川やキングレコード製作の下、この枠で放映されたたくさんの作品は、今も自分の深いところに根づいている。その認識を変えたのが、この2作品だった。勿論その後も「リヴァイアス」を始め忘れられない作品は生まれたし、現在も「キルミン」を楽しんだりもしている。この2作品の成否が、あの枠自体と何か直接の関係があるとは思わない。ただこの2作品が並んでいた、ということに何か象徴的なものを感じずにはいられなかった。以降、自分のアニメ視聴生活はテレ東のみならず様々なキー局U局を含めたチャンネルの深夜帯を基本とし、製作もキング・スタチャよりビクター(現flyingDOG)が名前を連ねるような作品が主となっていった。同年、「ブギーポップ」「フルメタ」「マリみて」がスタートしてライトノベルの流行がファンタジーから学園物に移行していったように、98年というのはオタクとしての自分にとって色々と節目の年だったけど、この2作品が放映されたこともその一つだった。
9月の文庫・コミック等発売予定
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- 9/01:秋田禎信『ベティ・ザ・キッド(上)』(asin:9784044299057)
- 9/01:樺薫『ぐいぐいジョーはもういない』(asin:)
- 9/01:あすか正太『ふるこんたくと!(4) 胸さわぐ愛のオーラ』(asin:9784044262167)
- 9/06:岡崎武士『レッツ☆ラグーン(1)』(asin:9784063619423)
- 9/08:桜井のりお『みつどもえ(10)』(asin:9784253212502)
- 9/10:公野櫻子『Baby Princess』(asin:9784048688383)
- 9/10:竹宮ゆゆこ『ゴールデンタイム(1)春にしてブラックアウト』(asin:9784048688789)
- 9/10:鈴玉レンリ『Marine lazhward』(asin:9784862529213)
- 9/10:ポン貴花田『えんとらんす!(1)』(asin:9784785934637)
- 9/10:バニラ『せめ・ちち 前編』(asin:B003T8FWIU)
- 9/11:タカハシマコ 桜庭一樹『青年のための読書クラブ』(asin:9784797361414)
- 9/15:志村貴子『かわいい悪魔』(asin:9784778321215)
- 9/15:ろくごまるに『桐咲キセキのキセキ(1)』(asin:9784797361513)
- 9/15:ちちのや『ネトラレ 〜田辺優香の独白〜』(asin:B003V2VFH6)
- 9/17:L.『OVA プリンセスラバー! 上巻「キミといっしょの朝」』(asin:B003YDTTXO)
- 9/17:BOOTLEG『指先案内人 汁だく接待 おかわり三杯目 第一話 堕ちてゆく花嫁』(asin:B003VR04B4)
- 9/17:Platinum Milky『超昂閃忍ハルカ 参 いにしえの閃忍』(asin:B003VR04BO)
- 9/17:LEE『ケモミミ温泉へようこそ』(asin:9784863491779)
- 9/17:柴田ヨクサル『ハチワンダイバー(16)』(asin:9784088790107)
- 9/17:柴田ヨクサル『ハチワンダイバー(17)』(asin:9784088790244)
- 9/17:PEACH-PIT『ローゼンメイデン(4)』(asin:9784088790299)
- 9/18:あざの耕平『東京レイヴンズ(2) RAVEN`S NEST』(asin:9784829135525)
- 9/18:G=ヒコロウ『×××のゴアちゃん』(asin:9784862529244)
- 9/18:桜庭一樹『赤朽葉家の伝説』(asin:9784488472023)
- 9/18:榊一郎『ストレイト・ジャケット(11)ニンゲンのアシタ THE DEATH VELL 2nd.HALF』(asin:9784829135655)
- 9/22:ピンクパイナップル『独蛾〜THE ANIMATION〜 Counseling.4「幻想」』(asin:B003VU75XG)
- 9/24:鈴木みら乃『姦染3 首都崩壊 〜神凪悠帆編〜』(asin:B003V7DNEY)
- 9/24:PoRO『凌辱ファミレス調教メニュー 上巻「焦らしちゃ……いや……」』(asin:B003V7DNEE)
- 9/24:石川ユウヤ『彼女と二人で「C」体験!』(asin:9784840135078)
- 9/24:井ノ本リカ子『放課後にゃんにゃん』(asin:9784863790308)
- 9/25:くぼたまこと『天体戦士サンレッド(11)』(asin:9784757530058)
- 9/28:押見修造『漂流ネットカフェ(5)』(asin:9784575838152)
- 9/??:滝本竜彦『僕のエア』(asin:9784163295404)
- 9/??:新熊昇・都築由浩『災厄娘inアーカム』(asin:9784878923784)
- 9/??:山中智省『ライトノベルよ、どこへいく一九八〇年代からゼロ年代まで』(asin:9784787291974)
ゆゆぽ新作の挿絵はこつえ〜が担当。大学が舞台。主人公男子がヒロインの恋の応援、という点だけ見れば「とらドラ!」と故意に被せてきてるようにも思う。主人公の名前が「多田万里」でお嬢様ヒロインから「お黙り!」って連呼されたりしそう。そして「竹宮ゆゆこ、長い沈黙の間にためこんだカロリーを解き放つ期待の新シリーズ登場!」て。あと電撃は大槍葦人イラストの魔女物とか。
10日にはこのライトノベルがすごい!文庫も創刊。
竹河聖『新 風の大陸』はハルキ文庫から。ファンタジア文庫版の完結時にこれからも外伝的なものは書いていきたいと言ってたので、多分それかな。
ろくご新作はGA文庫から。二つ目の「キセキ」は「輝石」とかだろうか。「鬼籍」だったら面白いけど。
ハチワンは何故か2冊同時。
ストジャはこれで完結?
MFは『彼女と二人で「C」体験!』というタイトルから感じる80年代臭が気になる。
『災厄娘inアーカム』は青心社文庫から。草河遊也の角川GP以外での仕事(単発イラストとか除く)って「サウザンドアームズ」以来?そして青心社×都築由浩×草河遊也って草河先生のデビュー作である漫画「HARD DIVER」の組み合わせじゃないか。あらいずみ先生とかも文庫1冊分以上の仕事はほぼ富士見のみって仕事が続いてるよな多分。
プリラバ18禁OVA、本編では黒田和也キャラデザの面影残ってなさそう。
カナスピカ/秋田禎信/講談社文庫
- 目安通り3年経って文庫化。その間秋田botの製作作業などでちょこちょこ読み直していたし、大きな加筆修正はないとのことなので、作品自体に関しては特にこれといった感想はなし。3年前の感想はこれとこれ。
- 表紙イラストは影山徹。塩田雅紀が手がけた単行本版(asin:4062138573)とは逆の視点だ。どちらも作中では描写されていないものの、これがあの本編の延長線上にあると言われたら誰もが納得するシーンを映像化していて、素晴らしい。セブンネットの書影はなんだかいい具合に赤みがかっていた。
- 帯のコピーには正直「カナスピカはそんなこと言わない」と思った。
- 3年前に作った『カナスピカ』感想リンク集(既にリンク先結構死んでる……)の中でも取り上げさせていただいたサイトに秋田禎信氏の作家としての構成物質から『独特』の部分を見事に綺麗サッパリ取り除いて、その本質的な根幹をツルツルの赤ちゃんの肌みたいに磨き上げたような作品という感想があったけれど、これは全くもってその通りだったと今になって思う。初の非ライトノベルレーベルからの刊行ということもあるけれど、この作品が出た前後ってのは火の粉→オーフェン期に次いで表に出ている活動が見られなかった時期でもあり、なんというか、秋田にとって、いやむしろ自分たち読者にとって、そういう生のままの部分を剥き出しにした作品に向き合わなきゃいけない時期に差しかかっていたんじゃないか、と思う。ブラックユーモアの「就職」、アニメノベライズの「RD」、単なる人気シリーズの後日談に留まらない「秋田BOX」、社会派オムニバスの「機械の仮病」、西部劇の「ベティ・ザ・キッド」、覆面作家シリーズの「冥王星O」、エロゲーアンソロの「村正」といった多彩な作品群は全て「カナスピカ」を基点としていて、継続的に秋田作品を追っかけてる読者が安心してこれらを楽しめるのもあの作品を通過したから、という気がしなくもない。継続的に追っかけてない人は普通に読めばいいけど。
- 解説は単行本時の帯のコピーを担当した大森望。特に悪いものではなかったけど、そんなに目新しい視点があるわけでもなく、これなら夏葉さんか三村先生に書いてほしかったというのが正直なところ。めったぎりでもオーフェンの書評書いたの三村先生だったじゃんッッッ!!!
- 発売以前に背表紙の色で悩んでいたようだけど、結局の背景をやや明るくしたような黄緑に。そういえば「楽園」で緑についてボルカンが批評するシーンがあったな。
- 発売に合わせてカナスピカbotとかやってみたけど、5日はちょっと長かった。
エンジェル・ハウリング(9) 握る小指/秋田禎信/富士見ファンタジア文庫
ついにアストラと再会したミズーだが、既に姉は絶対殺人武器としてのみこの世に存在していた。帝都を出てどこかへ向かうアストラ、それを追うミズー。2人を会わせまいとするウルペン。彼らの行き着く先は。
5巻で転機を迎え、7巻で一歩先に進んだミズーが、マリオ、ウルペン、そしてアストラに自分の言葉を伝えるための巻だった。とはいえそれまでが対話とは無縁であったミズーのこと、すぐにはうまく伝えられないかもしれない。或いはその言葉が意味を持った時には、既に手遅れかもしれない。意味を持ったとしても、それぞれの行動理念を曲げて剣を収めるまでには至らないかもしれない。……だが、それでも、伝えなくてはならない言葉がある。矛盾するかもしれないが、そのためにミズーは剣を手に取る。
ということでミズー編完結。ヒステリー持ちのミズー姉さんがデレるまでを5巻かけてじわじわと描いていた。感想では触れることはあまりなかったけど、主人公が現役の職業暗殺者だけあって、秋田お得意の泥臭くもデタラメなアクション描写もこれ以上ないほどに極まっていた。特に7巻の、手を縛られた状態で、剣に額を打ちつけて相手の足に突き刺すところとか、よくやるよくやる。またそういうミズーの戦い方を、ちゃんとミズーの心境の変化と絡めて取り上げていたことに痺れた。ただ基本的に淡々と描写を重ねていたので、うおー必殺技だー爆発だー的なカタルシスには欠けたかも知れない。「オーフェン」は戦闘の主軸が魔術だから自然とその辺りは解消されるんだけど、その点念糸と精霊はあまり厨二マインドに響く戦闘法ではなかったかな。キャラクターはミズー姉さん以外では愛の戦士ウルペンと、彼とは正反対且つ秋田キャラとしては珍しく情念というものがほとんど感じられない、飄々とした性格のファニクが好きだった。でも犬回しの役割は今回も分からなかった。
20100808(Sun)
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- 最近ことあるごとにHIGH PRESSUREが脳内で流れ出す。せめて前向きに 見せたいと夜型の体質を 変えてる〜
- 地デジが入るようになって、BGVには困らなくなった。
- タンタンメンの合間合間にモッツァレラチーズをつまむ。意外に美味しい。
- 十徳ナイフに比べて万能葱は名前負け感が薄い。
- 最高気温34度が涼しいってどうかと思う。
- とろろご飯おいちい!
- 扇風機だとちょっと物足りない時、弱冷房を窓開けてかけるくらいがちょうどいい涼しさで体調も崩さないんだけど、電力をすごい浪費してる気もする。
- 一人暮らし歴○年目にしてようやく適切なゴミ袋のサイズが掴めた気がする。
- 季節物なので毎年どこかしらで食べる機会に恵まれるんだけど、スイカを美味しいと思ったことがあまりない。スイカバーの方が好きだ。
- 向かいの家から「今日は焼肉だってー」という子どもの声が聞こえてきて、思わず「わあい!」と声を上げそうになった。
- 服屋のメンズレディースの区分けはもうちょい分かりやすくしてほしいなあと思うことがなくもない
8月の文庫・コミック等発売予定
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- 8/1:竹井10日『東京皇帝☆北条恋歌(6)』(asin:9784044712112)
- 8/1:高木敦史『“菜々子さん”の戯曲Nの悲劇と縛られた僕』(asin:9784041595107)
- 8/6:柚木N`『アナザーワールド』(asin:9784887743618)
- 8/06:バニラ『姦淫特急 満潮 前編』(asin:B003NYUTYW)
- 8/10:上遠野浩平『ヴァルプルギスの後悔 Fire3.』(asin:9784048687676)
- 8/10:ポン貴花田『天使のマシュマロ(4)』(asin:9784785934439)
- 8/10:井ノ本リカ子『いなかの(3)』(asin:9784575838015)
- 8/10:ななみ静『奥さん!米屋です』(asin:9784575838039)
- 8/12:秋田禎信『カナスピカ』(asin:9784062766814)
- 8/13:ニトロプラス『装甲悪鬼村正 邪念編』(夏コミにて発売)
- 8/13:Voltage of Imagination『ダブルブリッド Death Break』(asin:B003WOZ1D2/夏コミにて先行発売)
- 8/17:久米田康治『さよなら絶望先生(22)』(asin:9784063843446)
- 8/19:柴田ヨクサル『ハチワンダイバー(16)』(asin:9784088790107)
- 8/20:夢枕獏『キマイラ9 玄象変』(asin:9784022738547)
- 8/20:賀東招二『フルメタル・パニック!(12)ずっと、スタンド・バイ・ミー(下)』(asin:9784829135532)
- 8/20:海羽超史郎 ニトロプラス×5pd.『STEINS;GATE 連鎖円環のウロボロス(1)』(asin:9784829145937)
- 8/20:tenkla『ヨメイロちょいす(4)』(asin:9784253234047)
- 8/25:餅月望『ロイヤル☆リトルスター〜魔法王女はアイドルを目指す〜』(asin:9784086305631)
- 8/25:ベンジャミン『魔法とパンツとオレ』(asin:9784847037443)
- 8/26:あかざわRED『みるくぱぁとなーず!』(asin:9784863790292)
- 8/27:岸里さとし『JK/JC』(asin:9784863491717)
- 8/27:ピンクパイナップル『ストリンジェンド〜エンジェルたちのプライベートレッスン〜MY BLOW JOBER ACT.6』(asin:B003SI6TEW)
- 8/27:鈴木みら乃『乙女蹂躙遊戯 上』(asin:B003PJHKAG)
- 8/27:PoRO『あい☆きゃん 下巻「わたし……しちゃいました」』(asin:B003PJHK9W)
- 8/30:野村美月『“文学少女”見習いの、卒業。』(asin:9784047267251)
- 8/30:角川書店『ザ・スニーカー2010年10月号』(asin:B003YCYIEA)
- 8/31:二宮ひかる『アイであそぶ。二宮ひかる作品集』(asin:9784592710264)
村正アンソロ、文庫版カナスピカ、ザ・スニでのベティ連載最終回、翌1日にはベティ文庫上巻と秋田月。
「“菜々子さん”」はWEBで全文無料公開済み。角川歴彦の著書が同じ試みをやった流れかな。
「ダブルブリッド Death Break」はなぜこのタイミングで。
「ロイヤル☆リトルスター〜魔法王女はアイドルを目指す〜」は「小学星」の人の新刊。
ドラゴンブックは何故かここに来て非リプレイ物3冊と攻勢に。「富士見ドラゴンブック」「海羽超史郎」「シュタインズゲート」って三大噺のような組み合わせだなあ。そして電撃の新人賞出身者で富士見で仕事するのってかどちんに続き二人目?
「キマイラ」は青龍変入れなければ8年ぶり。自分が読み出してから初めての新刊だ。
その花びらにくちづけを 「あなたと恋人つなぎ」
百合アダルトアニメ専門レーベル「ChuChu」デビュータイトル。「迷い猫オーバーラン!」原作絵師であるぺこ氏原画の18禁同人百合ゲーを、「ストパニ」の迫井政行監督、「苺ましまろ」「ストパニ」「ひぐらし」の坂井久太キャラデザ・作監・一人原画で18禁アニメ化。同時に坂井久太の画集(asin:4758011907)も発売。
寂しがり屋のちっちゃなお嬢様とベッドヤクザ気味世話焼きが終始いちゃいちゃちゅっちゅキャッキャウフフ。ゲットしてからもう何回もリピート再生してる。ニヤニヤが止まらない。アダルトアニメをBGVにするなんて初めてだ。坂井久太の細っこい線で描かれた女の子はどこも色っぽくて柔らかそうで下半身がムズムズするし、ソフトレズもハードレズも嫌いじゃないんだけど、何故かほとんどいやらしくは感じられなかった。より直接的に言うと、どこで抜いていいか困った。レズビアン物が抜きにくいとか絵が綺麗過ぎるとかいう以上に、なんかこうそういう気分にさせるための取っ掛かりに欠けるんだと思う。話の流れだとか、舞台だとか、シチュエーションだとか、女同士だからどうこうという背徳的な雰囲気だとか、そういうものがなくて、ただお互いのことを好きな女の子同士がごく自然に体を重ね合わせてるだけ。非18禁作品だけどむしろ同スタッフの「ストパニ」の方がそういうスイッチが幾つも配置されていたと思う。
(左上のは「たとえば地球温暖化を思い出して吹いた)
ただそれが製作側の意図したことにせよそうでないによせ、必ずしも悪いことじゃない。実用的なものは、大古典の「エスカレーション」(「ポップチェイサー」は男と絡んでるHシーンのほうが好き)や、もう少し最近のものだと「顔のない月」なんかに任せておけばいい。それより「ひだまりスケッチ」や「けいおん」なんかの比較的「ストーリーがない」と言われがちな作品にも良くも悪くもストーリーを見出してしまう(前者はそれがポジティブ要因、後者はネガティブ要因として)自分にとっては、本当に女の子がいちゃいちゃしているだけの作品を見出せたことのほうが重要だ。だからこそBGVにもできる。環境映像のように飽きもせず何度でも観てニヤニヤできる。観たいと思わせる。たとえそれがアダルトアニメであっても……というかストーリーに意味を見出さないなら、エロアニメのほうが活路を見出しやすいのかもしれない。
次があるなら「処女宮」でお願いします。もうブランド解散しちゃったけど、こっちならもう少し実用的な作品に仕上がるんじゃないかな。例のサブタイトルはカットで。
久々にこの手の記事書いたので。
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あにゃまる探偵 キルミンずぅ #40「泉へ走れ! ネズミのキルミンブルース!?」
中盤は市長の息子で勉強は出来るが冴えないタイプのタマオが話を引っ張っていた。
キルミンという線で繋がっている仲間だから、ただ一人キルミンがうまく出来ないタマオは当然焦りだす。今週のびっくりどっきりメカ的なものを作ったりして、実際のところ彼がいなきゃ成り立たないくらい探偵団に貢献しているんだけど、やはりみんなができることを自分だけ出来ないというのは辛いらしい。なにやら色々と聞きかじりの知識で特訓しだす。しだすんだけど、どうにも空回る。空回った結果、オウムに好きな女の子=リムさんの名前をつけてちゅっちゅし合ったり、リムに告白するのに自分が鳥にキルミンできるからという理由で鳥のプロポーズを模倣したり、ますます奇行が目立ちだす。その様子は、おおむねコメディタッチに描写されているんだけれど、笑うに笑えない。正確には最初は何も考えず笑えていたのが、段々と辛くなってくる。せめてケンたちが何かのリアクションをしてくれればいいのに、何故かスルー一点張り。自分の名前をオウムにつけていると知ったリムですら無反応。耳すまや時かけとは逆ベクトルでこっちが死にたくなる。クラスに一人はいた「ハカセ君」系男子の恋愛に関する勘違いから生まれる奇行の滑稽さを容赦なく抉り出していく。
……問題は、一見自分と同じ冴えないタイプに見えるタマオは、自分には及びもつかないくらい金持ちで、知識も技術力もあって、性格的にもいい奴で、失敗しても努力を惜しまないすごい男の子だということだ。だから自分は、顔で笑っても心では決してタマオを笑えない。逆に言えばそれは心でどういう風に思っていようと表面上は笑ってしまえるということで、その辺り(このアニメも自分という人間もすごい残酷に出来てるな、とも思う。でも、一部の人の努力って(成功に繋がるかどうかは別として)おおむね様にならないもんだよね、というところを容赦なく、しかし愛情たっぷりに描ききってるこのアニメは、だからこそ傑作と言えるかもしれない。
また、暫くしてタマオのほうは少し落ち着くんだけど、その途端、タマオとは正反対に単純バカで内面なんてほとんど見せてこなかったケンの、仲間たちに対するコンプレックスが浮上してくる辺りの手際は鮮やかだった。多分ケンにとってはあれが初めての挫折だったんだろうな。だから、凹んでも一向に立ち止まろうとしないタマオと違ってあっさり仲間たちの前から姿を消そうとする。そこをこれ幸いとカノンちゃんが丹下桜のあの甘ったるいボイスで誘惑してくるんだけど、根がいい子だから弱みにつけこみ切れず失敗。多分もうケンについてはリコとの仲が磐石過ぎて無理だろうから、最終回までに別の何らかの形で報われてるといいなあ、カノンちゃん。
プロジェクトA子/越沼初美+団龍彦/角川文庫
80年代なかばに人気を博した劇場アニメ/OVAシリーズのノベライズ。1巻目が越沼初美、2巻目が団龍彦執筆。『アニメノベライズの世界』でその存在を知った。
原作のアニメは美少女アクション物で、主人公である女子高生3人の三角関係が見所のひとつ。なんだけど、原作では微笑ましいものくらいのものだった百合っぷりが、越沼初美のノベライズではごく当然のような顔をしてベッドシーンが挿入されていたり、「レズビアン」という言葉の強さにも負けないくらい直接的な描写をされていて驚く。そういった点からなんとなく、この作品から20年後に同じくスニーカー文庫(この当時はまだスニーカー文庫はなかったけど)で発表されたヤマグチノボルの「ストライクウィッチーズ スオムスいらん子中隊」シリーズを連想した(……そういや、作品自体もさることながら、アニメの監督である西島克彦と高村和宏も、なんとなく立ち位置似てるかもね。そうでもないか?)。まあ「A子」の方は元々の企画があの「くりいむレモン」の一つだったという話だし、「いらんこ中隊」の方は世界が同じで主人公が違う最初から全く別の話だしで安易に結びつけるのもアレかなあという気はするけれど。あともう一つ相違点を挙げるとすれば、「A子」のほうは「由麻くん」シリーズが著者だけあって、ちょっと関係性が生々しい感じ。それがあのあっけらかんとした世界と混ざり合って、なんとも珍妙な味を出していたと思う。なんか、やっぱりこの頃のスニーカーってノリがおかしいよ。
ちなみにどちらの作品も作者を変えたアニメ準拠のノベライズが別に刊行されている。「A子」の方はさらに講談社からもまた別のノベライズが出てるんだけど、この辺りの事情はよく分かりません。



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