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20070705(Thu)

ライトノベルは下敷きになった作品を知らないと楽しめない?

ライトノベルを読んでみるとわかるのだが、これらの作品は、過去の膨大な「名作」が下敷きになっていて、それらを知らないと楽しめないようになっている。それがきちんと売れているということは、どう考えてもそれ以前に彼らが単に新作だけではなく、その新作を成り立たせるための背景である過去の名作に何らかの形で触れているとしか思えないのだ。


http://blog.livedoor.jp/dankogai/archives/50862008.html

本筋の「若者は本当に本を読まないのか」という部分には触れずこんなところばかり突っ込むのは申し訳ないと思いつつ。


たまにこの手の理論って出てくるけど、よく分かんないんだよなあ。リンク先の人がどの辺りの作品を想定しているのかよく分からないし、その下敷きとなった作品がライトノベル内外のどちらにあるのかでかなり変わってくると思うけど、実際に下敷きになった作品を「知っていればより楽しめる」じゃなくて「知らないと楽しめない」作品ってどれくらいあるんだろう。


ライトノベルの多くが過去の膨大な名作を下敷きにしている、というのは否定しない。例えば、『指輪物語』から『ロードス島戦記』が生まれ(言われてみればこれは下敷きというには遠過だったかも。訂正させてください)、『キノの旅』は『銀河鉄道999』が元ネタで、『イリヤの空、UFOの夏』の仮タイトルは『UFO綾波』で……(以下略)。でも、これらの作品って元ネタを知らなくても十二分に楽しめる。はず。大体、前提知識がないと楽しめないんじゃ、この手の小説の役割の一つとしてよく言われる、読書初心者用の入門書、ってのがこなせなくなると思うんだけど。いやまあ、実際にそんな役割があるかどうかは別としてさ。順番的にはむしろ逆で、アニメ調のイラストを多用したり、文体を簡潔明瞭にしたり、読者にとって馴染みやすく調整されたライトノベルを面白いと思ったからこそ、下敷きになった作品に触れようと思うんじゃないかな。


……なんかズレてる?リンク先の人はひょっとして『永遠のフローズンチョコレート』(読んでないけど)とかそういうのを想定してるのかしら。でも、ああいうのって例外中の例外だよなあ。そらまあ、漠然と共有されてるお約束、みたいのはあって、それを理解しないと楽しめない、ということは頻繁に起こりうるかもしれないけど。特定の作品を知らないと楽しめないとか滅多にないと思うんだよなあ。


ちょっとずれるけど、この手の話で思い出すのが、決まって『スレイヤーズ』で。スレイヤーズが好きだった10代の僕を、どうやって否定すればいいんですかの時も同じこと書いたけどさ。よくRPGのパロディ小説ってのが当時としては新感覚だったとかよく言われるけど、それってなんというか、歴史的な位置づけとしては正しいのかもしれないけど、『スレイヤーズ』以前(以外?)の素養がない読者が感じる面白さとはあんまり関係ないことじゃないかなあとか。『すぺしゃる』の方が、そういうのメインであったことは否定しない(にしたって、例えば記念すべき1話『白魔術都市の王子』のフィリオネル王子のネタとか、RPGがどうとかいうよりおとぎ話の中における昔ながらの「王子様」のイメージをパロったってだけだけど)けど、こと本編、それも2巻以降に限ってみるなら、お話自体は何か特別なことをやってるわけではなく、ごく普通に話が進んでるようにしか見えないんだよなあ。そらまあ、パロディとか強烈なキャラクター性とかもあるにはあるけどさ。基本的には、


確固たる正義なんてないし世界は大きくて僕らはちっぽけだけど知恵と勇気を持って誇り高く生きていこう、という人間讃歌だよ、基本的に。


http://kaolu4s.jugem.jp/?eid=125

だと思うんだよなあ。んで、どうしてこういう齟齬が出てくるのかというと、下敷きとなった作品を最初から知ってるかどうかの違いになるんじゃないかと思うわけで。


いつだったか、SF素養がある谷川流ファンの知り合いの方が、その人と『ハルヒ』から読み出したような素養のない若い読者では読み方が必然的に違うようなこと言ってたけど、そういうもんだと思う。

algolalgol 2007/07/06 15:54 ラノベは確かに感じないですけど、今やってるアニメやゲームを楽しむには前提知識を要求されますよね…。

とおりすがりとおりすがり 2007/07/06 21:08 なまじSFの知識を持っているばかりに、銀英伝は素直に楽しめなかったです。SFとしてみると銀英伝は突っ込みどころ満載だから。銀英伝に比べれば、まだハルヒの方がよほどSFでした。でもハルヒファンのほとんどは、あれをSFとしては認識できていないんですよね。

c-petec-pete 2007/07/07 00:29 銀英伝は僕もなまじSFを齧ったから駄目でしたが、ハルヒは楽しいです。話を戻すと、弾さんはラノベのテンプレ(お約束)の話をしてるんじゃないでしょうか? 最近のメタアニメと同じで、すでに確立したオタク的様式美みたいな。

なりなりなりなり 2007/07/07 01:09 吉川三国志と吉川太平記を読んでいたから銀英伝は普通に楽しめました。
というか石川英輔の「SF三国志」も読んでいただけに銀英伝の完成度の高さには感動すら覚えましたよ。

ところでここで話題になってる「SF」ってどこらへんなんですかね?
個人的には50〜60年代までとそれ以降ではソノラマと富士見くらいの断絶があるよな気がしますが。

とおりすがりとおりすがり 2007/07/07 02:43 >SFってどこらへん
アシモフ、ACクラーク、JPホーガン,ロバートLフォワード,などなど。
ぶっちゃけヒューゴー賞/ネビュラ賞の世界と考えれば良いのでは。

なまえーなまえー 2007/07/07 05:19 権威的な読者

megyumimegyumi 2007/07/07 15:10 ゲーム、特にエロゲーはまあそういうの多いですよね。他と違って、基本的にそういう知識が豊富な層に売ってるから、自然そうなるのかも?アニメ、はどうだろうなあ。最近ぼーっと見てるだけなので、あんまり感じたことはないなあ。……ああ、でも『クレヨンしんちゃん』とかは時々アレなネタがちりばめられてるところはあるかも。

そもそも私がSFを全く齧ってない私でも、『銀英伝』は突っ込みどころがありましたけど、別に普通に楽しむ分には問題なかったなあ。そもそも、『銀河戦国群雄伝ライ』を子供時分に普通に見ていた時点で(ry

リンク先の人がラノベのテンプレの話をしてるんじゃないか、というは私も思いましたけど、それって別に過去の名作に当たらなくても、現在の作品だけ追っててもなんとなく肌で感じ取れるんじゃないかなあ、というか。

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